アクアリスト必見!混泳に向かない熱帯魚、5選は?理由は?

熱帯魚の「混泳」は、愛好家であれば誰しもが行う飼育法といえます。しかし、サイズや性格、食性などの理由から混泳に向かない熱帯魚もいます。

この記事ではアクアリストなら知っておきたい、混泳に向かない熱帯魚を5匹紹介します。

混泳に向かない熱帯魚

  • アロワナ
  • エンゼルフィッシュ
  • ベタ
  • スマトラ
  • ミドリフグ

 

混泳ができない熱帯魚1. 「アロワナ」

アロワナ

大きな見た目とは裏腹に、価格が安くて目を引く「アロワナ」ですが、混泳には向かない淡水魚です。獰猛な性格な上に、自分よりも小さな熱帯魚を捕食してしまう性質があります。

また、アロワナは1m近くまで成長するので水槽の大きさを考えても単体飼育が一般的です。遊泳層の違う熱帯魚であれば混泳できなくもないですが、体の小さい「コリドラス」などは食べられてしまいます。唯一「ポリプテルス」は混泳におすすめですよ。

 

混泳ができない熱帯魚2. 「エンゼルフィッシュ」

エンゼルフィッシュ

熱帯魚の代表格であるエンゼルフィッシュも実は混泳には向いていません。エンゼルフィッシュの成魚は体が大きく、口に入る大きさの「小型魚」や「エビ」を捕食してしまいます。

性格が荒くすぐにケンカをしてしまうので、エンゼルフィッシュ同士の混泳も避けたほうが良いですよ。ちなみに「ディスカス」も、同じ理由で混泳に向かない熱帯魚の1匹です。

 

混泳ができない熱帯魚3. 「ベタ」

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ベタは綺麗で目立つヒレを持つ熱帯魚で、混泳させれば綺麗なアクアリウムが作れそうですよね。しかしベタは和名を「闘魚」と書くほど攻撃的でどう猛な性格がしられています。

オスのベタ同士で、美しいヒレがボロボロになるまでケンカをしてしまいますし、オスとメスのペアでもメスがいじめられてしまいます。

他の熱帯魚も捕食の対象であり、特に「ミナミヌマエビ」や「ヤマトヌマエビ」などエビ類が大好物です。ベタは単体での飼育が無難ですよ。

 

混泳ができない熱帯魚4. 「スマトラ」

スマトラ

ひときわ目立つ縞模様をもつ「スマトラ」はショップでも大人気の熱帯魚です。奇抜な見た目の通りやんちゃで攻撃的な性格をしていますよ。水草を荒らしてしまうことは覚悟しておいてくださいね。

他の魚と混泳させると追い回してヒレをかじってしまいますし、激しく動きまわる泳ぎ方はおとなしく泳ぐ熱帯魚のストレスとなることも考えられます。単体飼育が好ましいですね。

 

混泳ができない熱帯魚5. 「ミドリフグ」

ミドリフグ

ミドリフグはUFOキャッチャーの景品になるほど近年メジャーな熱帯魚ですが、「フグ科」の魚は気性が荒いことで有名です。

異種間の混泳に限らず、ミドリフグ同士の混泳にも向かない性格です。また、発情期にはさらに気性は荒くなるため、繁殖が難しい熱帯魚としても有名ですよ。

 

混泳させるには技術が必要

熱帯魚

この記事では気性の荒さから混泳に向かない、比較的有名な熱帯魚を5匹紹介しました。他にも変わった習性から混泳に向かない「ブラックゴースト」などの熱帯魚も存在します。

もちろんこの記事で紹介した熱帯魚が上手く混泳されている例はありますが、難易度はかなり高いといえます。もし混泳させる際には「水草」などで逃げ場をたくさん作ってあげることをおすすめしますよ。