ハリネズミは、中央アフリカに分布するハリネズミ目ハリネズミ科の動物です。
日本では「ヨツユビハリネズミ」と呼ばれる1種類のみしか飼育することができませんが、世界に目を向けると20種類ものハリネズミがいますよ。
この記事ではハリネズミを飼うときに気をつけたいポイントについてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
ハリネズミの選び方、外国産と国産との違い

外国産
外国産ハリネズミは、小さなスペースで多数のハリネズミを飼育・繁殖させている事が多いです。
そのため、病気の蔓延や怪我が起こりやすく、状態の良いハリネズミがなかなか育ちません。また、ヨーロッパでは小さな個体が売れる傾向があるため、発育しきっていない未熟な状態で輸出をしています。
一概には言えませんが、病気にかかりやすい(母乳から免疫力を得られないため)子が多いことは知っておいてくださいね。
国産
国産のハリネズミは比較的小規模で繁殖が行われているため、1匹1匹に目が行き届いており元気な個体が多いです。
ブリーダーの善し悪しの違いはありますが、状態の良いハリネズミが多いですね。
ハリネズミの選び方、値段の違い

ハリネズミの値段
- 5,000~50,000円
カラーや販売されている場所によって多少の開きはありますが、5,000~50,000円ほどで販売されていますよ。
スタンダード・シナモン
一般的な「スタンダード」や「シナモン」のハリネズミは、約5,000~25,000円ほどの価格で販売されています。
この2種類は、シナモン寄りの色にするか、スタンダード寄りの色にするかによって大きく印象が変わりますよ。
アプリコット・アルビノ
「アプリコット」や「アルビノ」は、約15,000~30,000円ほどで販売されています。
「アプリコット」は目が赤色でアルビノに近い色合いをしていますが、アルビノよりも入手しやすいですよ。
「アルビノ」は免疫力が低い個体が多いので、定期的な健康診断が必要になることも知っておいてください。
パイド
「パイド(ツートンカラー)」は最も高額で、約30000~50000円で販売されています。
ハリネズミの選び方、性別での違い
ハリネズミの場合、オスとメスの性別による違いはありません。
性別による飼いやすさの違いなども無いため、初めての飼育であれば好きな性別のハリネズミを選んでも問題ないですよ。
2匹目以降の購入で、繁殖を考えている場合にのみ性別を考慮して下さいね。
ハリネズミの選び方、年齢での違いは?

ハリネズミを迎え入れるのに最適な時期
- 生後2~3ヶ月
ハリネズミを迎え入れる最適な時期は生後2~3ヶ月ごろですが、年齢による懐きやすさの違いはほとんどありません。
ただ、迎え入れるのが早すぎると早期に親元を離れたことによるストレスを受けていたり、虚弱児になりやすい(母親からの免疫を移行できないため)傾向があるので気をつけてくださいね。
ハリネズミの選び方、性格の違いは?
ハリネズミは警戒心が強い動物ですが、個体によっては友好的な子もいます。
警戒心が強すぎる子だと触らしてくれない場合も多く、触られることにストレスを感じるため病気になりやすい傾向にありますよ。
触れ合うことを目的としているのであれば購入時に性格について尋ね、人懐っこい子を選ぶようにしてくださいね。
ハリネズミの選び方、健康状態を確認

見るべきポイント
- 目やにが出ていないか
- 鼻水やくしゃみをしていないか
- 足に怪我がないか
- 食欲はあるか
- ずっしりとした重さがあるか
ハリネズミを購入する時は、健康状態も忘れずにチェックします。
「目やにが出てないか」「鼻水やくしゃみをしていないか」「足に怪我がないか」をしっかりと確認して下さいね。耳が欠けていたりした場合は飼育環境が悪く、ひどい喧嘩が合ったことを示していますよ。
また、可能であれば食事の時間帯にお店を訪ね、食事の様子も確認してみてください。
食欲は元気のバロメーターですし、手に持った時にずっしりとした重さがあれば食欲旺盛で元気な個体だと判断することができますよ。
飼育前に診察可能な動物病院の確認
ハリネズミを飼育する場合には、近くにハリネズミを診てくれる動物病院があるかの確認も忘れないで下さい。
ハリネズミは診察できないという病院も多いので、飼育前にかかり付けの病院を決めておく事をおすすめします。
ハリネズミの特徴と飼い方のポイントと、飼育グッズまとめはこちらの記事で紹介しています。