オトシンクルスは様々な魚と混泳できて、水槽内に生えがちのコケを食べてくれることから、飼育している方も多いです。魚の飼育環境で一番大事なポイントが水です。あまりにも水に合わないと、死んでしまうことも考えられます。
今回の記事ではオトシンクルスに適した、合わせ方・水質・水温・水槽メイクについてまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事でまとめたこと
オトシンクルスの水合わせ?
オトシンクルスは水質・水温の急激な変化に弱く、導入時に死んでしまうことがあります。導入時には正しい方法で、水をオトシンクルスの好む程度に合わせてあげます。
「水合わせ」とは急激な温度と水質の変化を避ける方法です。一般的には購入した際に、オトシンクルスが入っている袋ごと水槽に浮かべて、温度を合せる方法が知られていますよ。熱帯魚ショップでもこのやり方が行われています。
ただし、より丁寧な水合わせを行う場合もあります。購入したオトシンクルスをバケツに入れて、少しずつ水槽の水を足して混ぜていく方法です。淡水エイなどの超敏感といわれている熱帯魚では、この方法が取られていますよ。
オトシンクルスに適した水温・水質は?
適した水温・水質は?
- 25℃
- リッチな水
オトシンクルスはアマゾン川を中心とする南米の河川に生息しており、それに合わせ水温は25℃くらいがちょうどいいですよ。15℃を下回ると感染症がまん延して、死んでしまうこともあります。
オトシンクルスはコケの他に微生物も食べています。水槽内で生活する生き物、植物、微生物たちがいきいきする、富んだ水質であれば、オトシンクルスも健康的に過ごせます。
オトシンクルスの住みやすいレイアウトは?
飼い主さんの多くは鑑賞目的で水槽内のレイアウトを考えますが、オトシンクルスにとって住みやすい環境を用意してあげるのも大事です。
流木や岩、底砂を敷きつめるのがおすすめです。オトシンクルスは夜行性なので、昼間は岩陰や水草のような隠れ家になるものを入れてあげるのがおすすめです。また、底砂を敷いていると微生物が発生しやすくなり、オトシンクルスの餌になりますよ。
岩や木で体表を傷つけないよう置くものにも注意すると、オトシンクルスの長生きに繋がりますよ。
水槽内にゆるい流れを作るのもおすすめです。流れがあるとそこに近寄りやすい性質を持っていて、複数飼っていると集まってきてかわいらしいですね。さらに鑑賞の楽しみが増えますよ。
魚を飼うならまずは水槽!
水質・水温・レイアウトどれもオトシンクルスがリラックスするために心掛けるべき点です。水槽内の急激な変化はオトシンクルスに悪影響を与えてしまう可能性があり、避けるべきですね。
オトシンクルスは病気にかかりづらい魚なので、水合わせさえできれば、オトシンクルスを飼うときに気を付けることは他にあまりなく楽ですよ。