優しくて賢い性格のゴールデンレトリバー。
JKCの2019年犬種別犬籍登録数はラブラドールレトリバーに次ぐ4559頭で、幅広い世代から愛されている人気犬種ですよ。
この記事では、ゴールデンレトリバーの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や選び方、入手方法、しつけや寿命についてまとめました。
この記事でまとめたこと
ゴールデンレトリバーの基本情報

歴史
19世紀半ばにスコットランドのトィードマウス卿が小型のニューファンドランド犬とツウィード・ウォーター・スパニエルを交配させたのが起源だといわれています。
当初はフラットコーテッド・レトリバーのゴールデンとして登録されていましたが、1913年にゴールデンレトリバーまたはイエロー・レトリバーとして呼ばれるようになりました。
1920年にゴールデンレトリバーの名前に統一され、現在はアメリカで最も人気の高い犬種のひとつとなっています。
性格
ゴールデンレトリバーの性格は、「従順」「友好的」「飼い主に忠実」などです。
闘争能力は低く、誰にでも愛想が良いので番犬としては不向きです。
大きさと体重
体高 | 体重 | |
---|---|---|
男の子 | 56~61cm | 29~34kg |
女の子 | 51~56cm | 25~30kg |
イギリス系は骨太で筋肉質な体型、アメリカ系は全体的に細くスタイリッシュな体型をしています。
被毛
イギリス系は緩いウェーブがかった短い被毛で、白っぽいクリーム色をしています。
アメリカ系は柔らかいストレートで、ライトゴールドから茶色がかったゴールドまで濃淡の幅が広めです。
ゴールデンレトリバーの食事について

この見出しでまとめたこと
- 食事量
- おすすめドッグフード
肥満は「股関節形成不全」を発症する原因になるので、食事と運動とのバランスに気をつけるようにします。
食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

ゴールデンレトリバーには「モグワンドッグフード」がおすすめです。
愛犬にとって最も欠かせない「動物性タンパク質」が全体の50%以上を占めているので、良質な動物性タンパク質を効率よく摂取することができますよ。
香料や着色料が不使用なのも嬉しいですね。
ゴールデンレトリバーの寿命・病気について

寿命
ゴールデンレトリバーの寿命は、12年前後です。
愛犬との時間をより長く共有するためにも、「食事」「ストレス」「病気の早期発見・治療」の3つに気をつけることが大切ですよ。
病気
かかりやすい病気として「股関節形成不全」「外耳炎」「アトピー性皮膚炎」などがあります。
命に関わる病気としては「胃捻転(いねんてん)」に注意が必要です。胃がなんらかの原因によってねじれてしまう急性の病気で、短い時間で死に至ってしまうこともありますよ。
ゴールデンレトリバーが高齢犬になったら

大型犬であるゴールデンレトリバーは、小型犬に比べ老化が早いといわれています。7歳頃からシニア期になります。
少しでも「変だな」と感じたらかかりつけの動物病院で見てもらうことが、病気の早期発見に繋がります。
ゴールデンレトリバーの運動について

活発で体力がある犬種なので、毎日しっかりと運動させます。
1日2回それぞれ1時間程度の散歩に加え、ボール投げやロープ引っ張りなど遊びの要素を取り入れると好奇心を満たしてあげることができますよ。
ゴールデンレトリバーのお手入れについて

お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
ゴールデンレトリバーとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
ゴールデンレトリバーのしつけについて

しつけで大切なことは、飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことです。
賢い犬種なのでしつけで飼い主さんを困らせることは少ないですが、関係の構築が出来ていないと立場が逆転、手に負えない猛犬になってしまうこともあります。
ゴールデンレトリバーの飼育環境について

ゴールデンレトリバーとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
ゴールデンレトリバーの迎え入れについて

迎え入れにかかる費用
ゴールデンレトリバーの迎え入れにかかる費用は、20万円前後です。
ただ、アメリカ系かイギリス系かによっても変わってきますし、両親のコンテストでの成績によってはさらに高くなることもあります。
子犬の選び方
子犬を選ぶときは、目が輝いている、鼻が適度に湿っている、骨格がしっかりしているなどのポイントをチェックしてくださいね。
迎え入れ方
迎え入れる方法としては、「ペットショップ」「ブリーダー」「里親制度」の3つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分にあって方法を選び迎え入れるようにしてくださいね。
ゴールデンレトリバー、アメリカ系とイギリス系の違い

ゴールデンレトリバーには2種類存在し、原産国とされるイギリス系と日本で流通が多いとされるアメリカ系が存在します。
パッと見同じように見えるかもしれませんが、歴史的背景や被毛、マズルの長さなどに違いがありますよ。
ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーとの違い

ゴールデンレトリバーとラブラドールは親戚のようにも思えますが、もともとの起源が違う全く別の犬種です。
一番わかりやすい違いとしては、「被毛の長さ」が挙げられます。
ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーの違いについては関連記事もご確認ください。
まとめ

この記事では、ゴールデンレトリバーの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
↓犬種210種類まとめ記事を読む↓