うさぎファンにはたまらない、たくさんのうさぎが集うイベントが開催されていることをご存知ですか?なかでも注目なのが、うさぎがジャンプを競い合う「ラビットホッピング」という競技です。この記事では、ラビットホッピングの特徴やルールについてご紹介します。
ラビットホッピングとは?
1970年代の後半、スウェーデンで発祥した新しいペットウサギのスポーツ競技です。ラビットアジリティとも呼ばれ、馬術競技を模範として、うさぎに適した基準のジャンピング競技として発展しました。
その後イギリスをはじめとしたヨーロッパで広がり、近年ではアメリカでも人気が高まっていますよ。スウェーデンではペットとはアクティブに付き合い、うさぎの運動能力を活かして飼育するという考えから、ラビットホッピングが盛んになったのです。
ラビットホッピングはどんな競技?
うさぎと飼い主が一緒にスポーツを楽しむことができる競技です。主にハードルなどの障害物を超える競争や、ハイジャンプ、ロングジャンプなど様々な競技があります。
一緒にトレーニングをすることでコミュニケーションがとれ、しつけの一環にもなります。「跳ぶ」「走る」といったうさぎの持っている能力と、飼い主さんとの絆をアピールできる競技ですよ。
ラビットホッピングはどんなルール?
大会によって種目やルールに違いがあります。日本では一般的にうさぎが障害物のハードルを飛び越え、バーを落とさずに飼い主と一緒にゴールする速さを競います。
多くの場合、コースを往復するように2本走り、合計タイムで順位が決まります。バーを1回落とすごとに、ペナルティとして秒数が加算されるなどのルールが決められています。
制限時間を設けたり、バーの数や高さ、スペースを変更したりして難易度を変えていきます。
ラビットホッピングはどんなトレーニングをするの?
うさぎが自発的に楽しんで走ったり跳んだりできるように、おやつのご褒美を与えながらトレーニングをします。
トレーニングにはクリッカーという、カチカチと音の鳴る道具を使います。音を合図にうさぎが走ってきて、鼻でタッチするとご褒美が貰える仕組みになっています。トレーニングを繰り返すうちに、次第にハードルをジャンプできるようになり、うさぎの運動欲求も満たしてあげることができますよ。
繰り返し練習する必要があるので、飼い主の根気も必要ですが、うさぎが小さいうちから慣れさせるのも大切な要素と言われています。
ラビットホッピングはどこで見ることができる?
毎年春ごろ、横浜産貿ホールマリネリアで、日本最大のうさぎのイベント「うさフェスタ」が開催されており、2014年からラビットホッピングのイベントを開催しています。
聞きなれない言葉で、まだ認知度も低い競技ですが、うさぎ好きにはたまらないイベントです。見ているだけでも微笑ましくて癒されますし、実際に参加することも可能です。興味がある方はホームページで情報を確認してみて下さいね。
ラビットホッピングは主にスウェーデン、デンマーク、イギリス、フィンランドの4か国で発展しており、イベントが開催されています。スウェーデンでは競技団体も複数設立されており、うさぎの能力の高さに驚かされます。
ハイジャンプ、ロングジャンプ、デュエルジャンプなど、馬や犬のアジリティのように、うさぎが高度な技を難なくやってのけます。クラス別にも分かれており、競技として確立されていますよ。日本ではまだまだ競技に参加するうさぎも飼い主も少ないですが、今後の人気向上が期待されています。
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