犬の首輪、選び方は?種類やおすすめブランドは?素材は革がいい?

首輪は犬を飼うときの必需品の1つで、主に2つの役割があります。1つは散歩のときにリードと繋ぐため、もう1つは迷子になった際の身分証として、連絡先情報を記載しておくためです。

種類や素材、ブランドによってさまざまな首輪があり、愛犬に合うものを選ぶのも一苦労ですよね。

今回は、犬の首輪選びのポイントを種類やブランド、素材別にまとめました。

 

犬の首輪選びのポイント1「サイズの合わせ方」

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最初に大切なポイントはサイズの合わせ方です。首回りと頭周りのサイズを巻き尺で測り、指二本が入る程度の余裕をあるサイズの首輪が最適です。

犬はストレスに弱いため、首輪が小さすぎるとストレスを感じてしまい、体調を崩してしまうこともあります。また、首輪が大きすぎると、散歩中にとれてしまってトラブルを引き起こす原因になります。

長毛種の首回りのサイズを測るときは、しっかりと毛をかき分けてから測るようにします。また頭周りのサイズを測る場合は、耳を上に持ち上げてから測るようにしてください。

正確にサイズを測り、ちょうど良いサイズの首輪を選んであげてくださいね。サイズが合うように購入の際に試着をおすすめします。

 

犬の首輪選びのポイント2「耐久性」

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室内犬用の首輪か、室外犬用の首輪かで選ぶポイントが変わります。室内で飼う場合は、散歩に行くときだけ首輪をつける飼い主さんも多いようです。室外で鎖を繋いで飼う場合は首輪は通常つけっぱなしになります。

犬が首を引っかいてしまうと首輪にも負担がかかるので、耐久性が高い首輪を選ぶようにしてください。また、引っ張る力が強い大型犬などの首輪も壊れやすいので、耐久性を重視した選び方をするのが良いですね。

革や布、ナイロン製の首輪は経年劣化によって散歩中に突然切れてしまうこともあります。

使用期間の長い首輪ほど散歩前は必ず状態を確認してから装着するようにするか、定期的に新しい首輪に変えてあげてくださいね。

 

犬の首輪、種類は?

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犬の首輪は大きく7種類に分けられます。用途や素材別にさまざまな種類がありますので、それぞれの違いを知り、愛犬にあったものを選んであげてください。以下に7つの首輪とハーネスの計8種の特徴をまとめました。

ベルト

人が使うベルトと同じ構造のもっとも一般的な首輪です。ほとんどが革素材で作られた、穴に金属製のストッパーを挿して使うタイプです。
革素材なので、サイズが変わった場合でも自分で穴をあければ、適切なサイズで使うことができますよ。

 

バックル

プラスチックと布でできている首輪です。留める部分がプラスチックになっており、留めたり外したりするとカチッと音がなります。

欠点としてはプラスチック素材なので愛犬が噛むと壊れてしまいやすいです。また、布の質によっては使っていくうちにつるつる滑って調節が効かなくなることがあります。

値段はかなりリーズナブルな物が多く、布製で革製の物に比べて調整は可能なので成長期の子犬を飼われている方におすすめな種類です。

 

チェーンチョーク

鎖でできている首輪で、犬が引っ張ると首がしまる構造になっています。主にトレーニング用として使用しますが、大型犬や引っ張る力が強い犬には使う場合もあります。重たく、冷たいので嫌がる犬も多いようです。

長毛種は毛ズレを起こしてしまう場合もあるのでチェーンチョークは向かないかもしれません。

 

ハーフチョーク

半分が鎖で、半分が革や布製の首輪です。肌に当たる部分はチェーンではないので、チェーンチョークに比べて愛犬の首や皮膚にかかる負担が少ないというメリットがあります。

長毛種や肌の弱い犬種にチェーンチョークを使用したい場合におすすめです。

 

マーティンゲール

すべて布やナイロンでできている首輪です。チェーンチョークの布、ナイロン版と考えるとわかりやすいですね。マーティンゲールは全ての犬種で利用可能であり、特に欧米で人気がありますよ。

 

スパイクチェーン

犬の首に面する側に突起がついているチェーンチョークタイプです。チェーンチョーク同様トレーニング用であり、ショックを与えてしつける首輪ですから普段使いは避けてください。

 

ジェントルリーダー

口にも巻きつけるタイプの首輪です。普段から使う首輪ではなく、引っ張り癖を直すためのトレーニング用として使いますが、嫌がる犬も多いですよ。

 

ハーネス

首輪ではなく胴周りに装着するので嫌がる犬が少ないです。引っ張っても愛犬の体に負担がかかりにくいメリットがあります。逆に引っ張り癖を直したい場合にはあまり向きません。高齢犬を飼われている方におすすめです。

 

犬の首輪、素材は?革製がいいの?

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首輪の素材には、革やナイロン、金属などがあります。このうち、革とナイロンについては好みで選んで問題ありません。ただ、成長中の子犬の場合は簡単に脱着できるバックルのついたナイロン製の首輪を選んだ方が、成長に合わせてサイズを調整しやすく便利です。

金属製(チェーンタイプ)の首輪は、リードを引っ張ることで首を絞めつける構造になっており、引っ張り癖を矯正したい犬に向いています。欠点として犬の毛に絡まりやすいため、気になる場合は、首輪の3分の2が革、残りがチェーンになっているハーフチョークタイプがおすすめです。

革は耐久性があり、使うほどに馴染んできますが、弱点は水に弱いところです。雨の日に使っていると傷みやすく、カビがはえることもあります。こまめに掃除し、清潔さを保ちながら使ってあげてください。

また装着しっぱなしにしてしまうと、どの首輪でも毛切れや蒸れ、ストレスの原因になります。皮膚病も発症しやすくなってしまいます。

 

犬の首輪、おすすめブランドは?

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海外のハイブランドが犬の首輪の発売もしています。有名なのはルイ・ヴィトンの首輪です。コーチやラルフローレンといったブランドも犬用の首輪をつくっています。おでかけやオシャレをさせてあげるときに使ってあげると、犬もきっと喜んでくれると思うのでおすすめです。他にも、free stitchやパリエロといった犬専用グッズのブランドはいくつかあります。お気に入りの一品を探してみてください。

オーダーメイドで世界に一つしかない首輪を愛犬に作ってあげることもできます。より一層愛犬との仲を深めることができそうですよね。

 

複数の首輪を使い分けるのもあり

犬の首輪は、素材や種類によってたくさん良いものがありますので、目的や気分に併せて首輪を変えるのも良いですよ。迷子になった際の身分証の役割にもなるため、全ての首輪に飼い主さんの連絡先をかいておきましょう。