ペットの蛇、値段や寿命、病気、餌の種類は?

動物禁止のマンションに住んでいる方に人気が広がりつつあるペットの蛇。爬虫類のペットとしてはトカゲと並んで有名ですよね。

この記事ではヘビの値段、年間の飼育費用、寿命、気をつけたい病気、餌の種類についてまとめました。

 

ペットとして飼いたい、蛇の値段は?

コーンスネーク アイ1

 

蛇の値段

  • 5000~15000円

ペット用の蛇の一般的な価格は5000~15000円です。日本で最も一般的に飼われている蛇は「コーンスネーク」という種類ですが、価格は1万円前後です。

蛇の値段は「サイズ」や「種類」「カラーや柄」によって前後しますよ。サイズは大きい方が、カラーや柄は「アルビノ」など珍しい蛇の方が価格が上がります。中には数10万円する蛇もいますよ。

 

蛇の飼育費用、年間どのくらいかかる?

Q&A

飼育費用

  • 5000円+電気代

蛇の飼育費用は、ケージや床材代など「初期経費」を除くと「餌代」「電気代」に分けられます。

餌の頻度は蛇のサイズによりますが、成長期のヤングサイズで「一匹50円程度の冷凍マウス」を週に2~3回あげるのが適量です。年間で5000円ほどの出費といえます。

電気代に関しては「冬場の保温」と「夏場の冷房」のためにかかります。

 

蛇の寿命は?気をつけたい病気は?

冬眠 アイ

 

寿命

  • 15~20年

気をつけたい病気

  • マウスロット
  • 脱皮不全

蛇の寿命は15年~20年と犬や猫に比べても長寿のペットといえます。30年近く生きる蛇もいますよ。気をつけたい病気は「マウスロット」「脱皮不全」が代表的です。

 

マウスロット

マウスロットは細菌の感染によって起こる病気で「傷口感染」や「ビタミンCの欠乏」「ストレス」が原因です。

初期の症状は口腔内に膿ができる程度ですが、徐々に「アゴや頭部の腫れ」「歯牙がとれる」「視力障害」などが現れ重症化します。

ビタミンCをはじめとする「栄養失調」が原因の場合は「敗血症」を招き死亡することもあります。

治療は、まず口腔粘膜の膿を除去してから消毒薬や殺菌薬で洗浄します。加えて抗生物質やビタミンの投与を行います。

 

脱皮不全

脱皮が正常に行えずに様々な症状を引き起こす病気が「脱皮不全」です。

蛇は古くなった皮膚を脱ぎ捨てるために「脱皮」を行いますが、「湿度不足」や「寄生虫」が原因で脱皮が行えないことがあります。

また、蛇は床材や止まり木などに体をこすりつけて起こる「摩擦」を利用して脱皮をしますので、ケージ内の飼育環境が原因で「脱皮不全」を引き起こすケースもあります。

脱皮不全を放置すると拒食になったり血行障害を起こしたりと危険なので、ピンセットなどで脱皮を助けてあげる必要があります。

 

蛇の餌、種類は?

蛇

 

餌の種類

  • マウス

蛇の餌は基本的にマウスだけで十分です。マウスは蛇が必要な栄養素をほぼ全て含んでいる「完全栄養食」です。

冷凍マウスを解凍して与えますが、解凍が不十分だと食べてくれないこともあるので、解凍は十分にしてから与えてくださいね。

 

猫や犬に引けをとらない魅力を持つ蛇

蛇

蛇は犬や猫と比べて飼育費用が安く、あまり手間もかからないペットです。

ある一定の人気を安定して誇っており、初心者の方から玄人まで幅広い層に愛されています。

最近では、女性でヘビを飼われている方も増えてきていますよ。