熱帯魚ショップでは、プレコの水槽に「水流」を起こしているものがよく並んでいます。プレコを飼育する上で、水流を発生させる必要はあるのでしょうか。
この記事ではプレコと水流の相性と、発生のさせ方、おすすめの装置を紹介します。
この記事でまとめたこと
プレコの飼育に水流は必要?
水流が便利な理由
- 生息場所
- エラが小さい
- 水槽の掃除
水流が無くてもプレコは飼育することはできますが、水槽にはできるかぎり「水流」を発生させてあげてください。理由は大きく3つあります。
理由1. 「生息場所」
プレコはもともと水流の強い場所に好んで生息していますし、強く吸い付くことのできる口や「流線型」の体型など、水流の強い環境に応じて進化を遂げています。
水流を設置すると遊んでくれますので、運動不足の解消にもなりますよ。
理由2. 「エラが小さい」
プレコは熱帯魚にしてはエラが小さいため、多くの酸素が水中に必要な熱帯魚です。水流を起こすことで溶存酸素(水中に溶けている酸素の量)が上がるので、プレコの飼育に適しているといえます。
理由3. 「水槽の掃除」
プレコは大食漢で、糞の量が多い熱帯魚です。よく水槽を汚されるので、うまく水流を作ることで一箇所にゴミを集めることができます。
掃除やメンテナンスが圧倒的に楽になりますし、水質の悪化も防ぐことができますよ。
プレコの飼育、水流の発生のさせ方は?
水流を発生させる方法には「ポンプ」と「サーキュレーター」の2つがあります。それおれの水流の発生のさせ方と、おすすめ商品を商品を紹介します。
ポンプ
ポンプは細くて強い水流を起こすことができます。プレコの水槽であれば水槽の上端にポンプを設置して、対角線の斜め下へ向かって角度を調節します。
おすすめのポンプは「カミハタのrioシリーズ」です。水流を起こす力が強い上にコンパクトで、動作音も静かですよ。
サーキュレーター
サーキュレーターは太めでうねるようなより自然に近い水流が作ることができますよ。おすすめは「ナプコ」のネワウェーブSで、首が回って水量の角度を調節しやすいです。
より高価で高性能なサーキュレーターもありますがプレコには性能が高すぎるので、このサーキュレーターがベストなのです。
1つ注意点として、東日本と西日本では電力会社の周波数が違います。ナプコのサーキュレーターは周波数別に商品があるので、東日本では「50Hz」西日本では「60Hz」のものをお買い求めくださいね。
↓東日本(50Hz)の方はこちら
↓西日本(60Hz)の方はこちら
プレコには水流がおすすめ!
水流が必ずしも必要となる訳ではないですが、やはりプレコを自然に近い形で飼育するには水流は発生させた方が良いといえます。
「水質のムラを無くす」「ゴミを一箇所に集める」など、メンテナンスの面でも水流は便利なので、プレコの水槽には是非設置してくださいね。