タイガープレコは、ナマズの親戚である「プレコ」の1種です。茶褐色の体に黄色のラインが虎の模様に似ていることからその名がつきました。
最大で13㎝程度とプレコの中では小さいですが、丈夫で長生きな個体です。アクアリウム初心者でも飼いやすい品種ですよ。また、雄には長いひげがあり、ユーモラスな見た目も人気の理由です。
この記事では、タイガープレコの混泳や寿命、大きさ、適切な水槽環境や餌についてまとめました。
この記事でまとめたこと
タイガープレコは混泳できる?
![素材 疑問](https://er-animal.jp/pepy/wp-content/uploads/2014/12/shutterstock_78547903-e1483592920959.jpg)
混泳
- ほとんどの熱帯魚と可能
タイガープレコは凶暴な虎とは正反対に、温厚でおとなしい性格をしています。それなりのスペースの水槽であれば複数のタイガープレコ並びに同族のプレコ種を混泳飼育することが可能です。
小型で穏和なタイガープレコと混泳に向かない熱帯魚はほとんどいません。「カージナルテトラ」や「スリーラインペンシル」などの小型熱帯魚でも補食するようなことはありませんので、安全に混泳させることができます。
混泳に向かない熱帯魚
同種では大型種の「セルフィンプレコ」「ロイヤルプレコ」や、身体中に刺を持つ「スカーレットトリムプレコ」との混泳は、タイガープレコがいじめられたり餌の争奪で体に傷がついてしまったりするので避けた方が無難ですよ。
他にも「シルバーアロワナ」や「ノーザンバラムンディ」などの大型首都の混泳は避けてくださいね。
タイガープレコの寿命や大きさは?
![素材](https://er-animal.jp/pepy/wp-content/uploads/2017/02/shutterstock_448449508-480x320.jpg)
寿命
- 5~8年
大きさ
- 稚魚:2~3cm
- 成魚:15cmほど
タイガープレコの寿命は5~8年です。中には10年以上長生きする個体もいるので個体差はありますよ。ただ、水質変化や病気などで短命になることは少ないですよ。
夜行性で臆病な性格なので、太陽の光をストレスに感じて短命になった例が報告されています。日中の光を避けられる「土管モチーフ」や「流木」などを設置しておくことをオススメしますよ。
大きさ
稚魚のときから2~3㎝と可愛いらしいサイズ感で、成魚でも15㎝を越えることのない小さな熱帯魚です。
タイガープレコの飼育、適切な水温や餌は?
![素材 水槽](https://er-animal.jp/pepy/wp-content/uploads/2017/01/shutterstock_426643939-480x274.jpg)
水温 | 23~26℃ |
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水質 | pH5.6~7.5(弱酸性〜中性) |
餌 | ひかりクレスト プレコ |
タイガープレコは南米ペルーが原産のプレコなので、飼育に適切な水温は23~26度の温水です。水質はやや軟水を好み、pHは5.6~7.5の弱酸性から中性を好みます。
餌
どんな餌も食べる雑食性ですが、長期の飼育や混泳にも役立つ「人工飼料」での餌付けが一般的です。
株式会社キョーリンの観賞魚用飼料ブランド「Hikali」が販売している「ひかりクレスト プレコ」がおすすめですよ。
![フード画像.pptx (11)](https://er-animal.jp/pepy/wp-content/uploads/2016/07/f88799e82ce5c4c0b6ff21e76825d9cb-300x300.png)
穏やかでゆったりとした優しい性格
![素材](https://er-animal.jp/pepy/wp-content/uploads/2017/02/shutterstock_79577491-480x321.jpg)
水槽の余計な藻や苔の掃除もしてくれるタイガープレコは、多くのアクアリウム愛好家から人気のある熱帯魚です。夜行性でさほど行動的でもないので泳ぐ姿にインパクトはありませんが、隠れ家から「ひょいっ」と顔を出す姿になんとも癒やされるものです。
混泳や飼育環境にも寛容なので初心者の方にも十分飼いやすい品種ですよ。