プレコとの混泳が向かない熱帯魚まとめ。理由は?

基本的には温厚な性格の個体が多くいろいろな熱帯魚との混泳にも向いているプレコ。しかしそのプレコにも混泳の相性の悪い熱帯魚は存在します。

今回の記事ではそのプレコと混泳の相性の良くない熱帯魚を理由別に紹介します。

 

プレコは混泳できる?

タイガープレコ

基本的に一部の種類を除いてプレコの仲間は、他の熱帯魚を追い回したり攻撃したりすることが少ないです。おとなしい性格の熱帯魚ですよ。「グッピー」や「ネオンテトラ」など、さまざまな熱帯魚と混泳の相性が良いといえます。

 

プレコ同士の混泳

「タイガープレコ」や「インペリアルゼブラプレコ」などのタイガー系やペコルティア系の小型プレコ同士の混泳は問題ありません。しかし「ロイヤルプレコ」などのパナクエ系のプレコ同士は争いあう習性があるので、混泳にはあまり向いていません。

また「ウルトラスカーレットトリムプレコ」のようなトリム系のプレコは、性格の荒いので混泳には向いていませんよ。大型で体表にはトゲがあるため他の熱帯魚の体を傷つけてしまいます。

 

プレコとの混泳が向かない1. 「体表面積が広い」熱帯魚

エンゼルフィッシュ

体表面積が広い熱帯魚

  • エンゼルフィッシュ
  • ディスカス
  • 淡水エイ

体表面積が広い熱帯魚は、プレコに体表を舐められてしまいます。舐められた箇所が傷ついてボロボロになったり、追い掛け回されるストレスを溜めんだりするので混泳は向いていません。

体表が広い熱帯魚は「エンゼルフィッシュ」「ディスカス」「淡水エイ」などが挙げられます。

 

プレコとの混泳が向かない2. 「底面をすみかにする」熱帯魚

コリドラス

底面をすみかにする熱帯魚

  • ポリプテルス
  • コリドラス
  • 淡水エイ

プレコと同じ「底面」を棲み家にする熱帯魚はプレコとの混泳にむきません。混泳させるとプレコが他の魚を追いかけ回すからです。体表をなめて怪我をさせてしまうことも多く報告されていますよ。

底面をすみかにする熱帯魚は「ポリプテルス」や「コリドラス」「淡水エイ」などです。コリドラスとの混泳の場合、プレコが直接攻撃を加えることはあまりありません。しかし混泳によって自然とコリドラスがストレスが溜まってしまうため、混泳はおすすめしていません。

淡水エイは底面をすみかにしている上に体表面積も広いため、プレコにかじられてしまいますよ。

 

プレコとの混泳が向かない3. 「ナワバリ意識が強い」熱帯魚

シクリッド

ナワバリ意識が強い熱帯魚

  • シクリッド

ナワバリ意識が強い熱帯魚との混泳は、プレコが激しく攻撃されて怪我を負ってしまいます。「シクリッド」の仲間は特に縄張り意識の強い子が多いですよ。

混泳は避けるか、プレコの逃げ場である「プレコマンション」を作ってあげることをおすすめしますよ。

 

プレコの習性を理解することが大切

プレコ

基本的には落ちついた性格のプレコですが、「体表面積が広い」「底面をすみかにする」熱帯魚は、プレコの「舐める」という習性を引き出してしまうため、混泳には向いていません。

メジャーな熱帯魚である「エンゼルフィッシュ」や「ディスカス」との混泳が向かないことは悲しいですが、おおkの飼い主さんが知らずに混泳していることがあります。

今の水槽にプレコを入れようか悩んでいる飼い主さんは、しっかりと混泳できる環境なのかを確認してくださいね。