プレコの飼い主さん注意!餌を食べない原因や症状、対処法は?

プレコは3年以上の寿命をもつ人気の熱帯魚ですが、寿命まで生きることができずに途中で死んでしまうケースもあります。

その死因のほとんどは餌を食べなくなることによる「栄養失調」や「餓死」です。飼育しているプレコが、なかなか餌を食べてくれずに悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、プレコが餌を食べないことによる「栄養失調」の原因や症状、対処法についてまとめました。

 

プレコが餌を食べない、栄養失調とは?原因は?

プレコ

栄養失調とは食べる餌が足りなかったり何らかの理由で餌を食べなくなったりして起こる、体内の栄養が不足している状態のことです。

プレコには胃袋が無いので常になにか餌を食べている必要があります。水槽に生えた苔(コケ)や他の熱帯魚の食べ残しだけを与えている飼い主さんが多いですが、それだけでは栄養失調になってしまいます。

コケが無くなった時に他に餌もないとプレコの食べ物がなくなり、餓死してしまうこともありますよ。

またプレコは臆病な生き物でもあります。混泳水槽ではプレコが餌を食べにいくことを嫌がり、栄養失調になってしまうケースも報告されています。

 

プレコが餌を食べない、栄養失調の症状は?

プレコ

症状

  • お腹がへこむ

プレコは栄養失時に「お腹がへこむ」というわかりやすい症状が現れます。水槽面に張り付いているプレコを観察してみて、お腹が普段よりもほっそりしていたら餌を食べていない可能性があります。

 

プレコがなりやすい「栄養失調」、対処法は?

プレコ

対処法

  • 1. 人工餌を流木にくくる
  • 2. 植物性の餌に慣れさせる
  • 3. 餌の時間帯を夜にする

まずは普段からプレコの様子や食べる餌の量や頻度を観察しておくことが大切です。食べ残した餌の量や糞の量を確認することで食べている餌の量を調べることができます。

プレコの餌は水槽内のコケや他の熱帯魚の食べ残しだけでは足りないので、「プレコ専用の人工餌」なども与えるようにした方が良いですよ。

プレコ専用の人工餌への食いつきが悪い場合は、以下の対処法を実践してみてください。

 

1. 人工餌を流木にくくりつける

1番簡単なのは、プレコ専用の人工餌を流木にくくりつけておく方法です。臆病な性格が原因で餌を食べられていないプレコに対しては、普段よく生活している場所に餌を置いてあげるとよいです。シェルターの前などもおすすめです。

 

2. 植物性の餌に慣れさせる

「イトメ」や「アカムシ」などの動物性の餌を普段食べていたプレコは、なかなかプレコ専用の人工餌に食いつかないことが多いです。そのような場合は何日かきゅうりやほうれん草のような植物性の餌を与えて、2日程絶食させる方法がおすすめです。

植物性の餌になれたところで「人工餌」を与えるとすんなりと食べてくれることがあります。もし「きゅうり」や「ほうれん草」すらも食べないようであれば、「イトメ」や「アカムシ」を含む肉食性の人工餌から徐々に「植物性の餌」「プレコ専用の人工餌」へと餌を変えてみてくださいう。

ただ、植物性の餌は水槽内が汚れやすいので注意が必要です。食べ残しは放置せずに取り除くようにしてくださいね。

 

3. 餌の時間帯を夜にする

プレコは夜行性の熱帯魚なので、明るい間にはなかなか餌を食べないこともあります。そのような場合は餌を入れたら電気を消して真っ暗にしてみるか、夜に餌を与えるようにしてみてください。次の日に食べ残しの量や糞の量を見て確認してくださいね。

 

餌を食べないことは対策できる!

プレコ

栄養失調の状態が1週間ほど続くとプレコは餓死してしまいます。餌への食いつきは常に確認しておいてくださいね。食べないようであれば今回紹介した対処法を試してみてください。