ペットショップで同じ犬種なのに、迎え入れ費用がまったく違うことがありますよね。迎え入れ費用は、人気な外見や被毛のカラーによって変わってきます。
人気犬種ランキングの上位を常にキープしているチワワも、人気カラーや毛並みなどによって迎え入れ費用が異なりますよ。また、飼育するにあたり、生涯費用がどのくらいかかるかも気になりますよね。
この記事では、チワワの迎え入れにかかる費用の決まり方やその要因、飼育にかかる生涯費用をまとめました。
この記事でまとめたこと
チワワの迎え入れにかかる費用は?

チワワの迎え入れにかかる費用
- 15~20万円
インターネットやペットショップで調べてみると15~20万円ほど子が多いため、予算を20万円以内として探すことが目安になりますよ。
個体ごとに迎え入れ費用を決めている要因は異なり、価格に開きがある犬種でもあります。では、どのような要因が関係しているのでしょうか。
チワワの向かいれ費用の差1. 人気な被毛カラー

被毛のカラーによってチワワの販売価格は異なります。チワワの被毛のカラーは多種多様で、被毛の長さも「スムースコート」と「ロングコート」の2種類存在します。
ブチのような模様の「マール」や、ホワイトソリッド、ブラックソリッドなどは希少で人気カラーのため、他の毛色のチワワよりも高額となりますよ。
チワワの迎え入れ費用の差2. 人気な容姿

目の大きさや耳の形、胴体と足の長さ、しっぽのかたちによっても迎え入れ費用に差が出てきます。
目が大きくクリッとしている、頭の上に耳がピンと立つ、胴体と足が短い「ドワーフ体型」が特に人気があります。
しっぽが丸まっていて背中についているチワワも、愛くるしくて人気な外見の特徴ですよ。
チワワの迎え入れ費用の差3. 遺伝の影響

「水頭症」や「白内障」などのチワワ特有の疾患を患っている場合や、先天的に噛み合わせが悪いと販売価格は下がります。
逆に「噛み合わせが良く遺伝性疾患を持たない」チワワは、高苦なる傾向がありますよ。
チワワの迎え入れ費用の差4. 血統、サイズ、性別

「両親がチャンピオンタイトルを取得している」など、血統を重視する場合には価格が30~50万円にまで上がることがあります。
また、小さいサイズの方が希少だったりオスよりもメスのほうが高額だったりしますよ。性格がおだやかであることも飼いやすさに繋がり、価格を上げる要因となることもあります。
まだ幼いチワワだと成長の過程で容姿が変化することもあります。実際に外見が決まってくるのは生後3ヶ月を超えてからともいわれていますので、月年齢も選ぶときの参考にしてみてくださいね。
チワワの適正価格は?

「優良な血統であるか」「成犬時の大きさ」「毛色」など総合的に判断して、20万円以内が一般的な適正価格といえます。
理想系のチワワであればあるほど迎え入れ費用は高くつきますよ。中間業者などが入ると価格が高額になることもあるので、なるべく信頼のおける詳しい方へ相談しながら決めてください。
高すぎたり安すぎる場合は特にすぐに決めず、ペットショップやブリーダーをしっかりと見極めてくださいね。
チワワの飼育、年間にかかる食事代は?

年間の食事代
- 7万円ほど
年間にかかる食事代は、選ぶドッグフードの価格によって多少変わります。良質なドッグフードほど高額になりますが、1袋3980円/2kgのカナガンドッグフードがチワワにはおすすめです。
カナガンは主原材料に「骨抜きチキン生肉」や「乾燥チキン」などの良質なチキンを50%以上使用しています。犬にとって必要な栄養素だけを使用して作られていますよ。
犬にとって不必要な穀物で余計なカサ増しを行っていない「グレインフリー」なので、消化不良や便秘を起こす可能性が低いです。過去に穀物入りのフードで体調を崩したことのある愛犬にも安心して与えることができます。
粒がドーナツ型なので、噛み砕きやすく、喉につまらせる心配もありませんよ。
チワワの飼育環境を整えるグッズやかかる費用は?

揃えたいグッズ
- ケージ
- トイレ用品
- 食器類
- 首輪やリード
- 保温用グッズ
- ケア用品
チワワを飼育をする場合は「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「防寒用の洋服」「ケア用品」をまず揃えるようにします。総額で2万5000円程です。
ケージ

チワワにはケージが必要ないと思っている方も多いですが、ケージは「安眠できる癒しの場」にもなりますし「安全を確保できる場所」にもなるので必ず用意してください。
小さすぎると生活用品が入らない可能性もあるので、成犬になってベッドやトイレを多少サイズアップしても十分使える90✕60cmサイズがおすすめです。価格は1万円程度で購入できます。
トイレ用品

トイレはトレータイプのものが3000円程度で販売されています。トイレシーツは1袋1000円前後で販売されています。
体よりも1~2まわり大きいものを選んでおくと安心ですよ。
食器類
食器類は100円ショップで販売されているものでも大丈夫ですが、傷がつき難く重みがあるタイプがおすすめです。水飲みは給水ボトルタイプがおすすめです。
衛生的でひっくり返されたりしないので留守番中も安心して使えますよ。価格は1000円程度で購入できます。
首輪やリード

首輪は、おしゃれグッズであると同時に迷子札の役割もあります。様々な素材のものが売られていますが、つけ心地のよいものを選んであげてくださいね。価格は3000~5000円程度で購入できます。
保温用グッズ

チワワは寒さに弱い犬なので、防寒用の洋服を洗い替え用に2~3枚用意しておくと便利ですよ。1着2~3000円程度で購入できます。そのほかに、湯たんぽやホットヒーターなどを用意してあげると冬を快適に過ごせますよね。価格は3000円程度で購入できますよ。
ケア用品
ケア用品として「ブラッシング用のブラシ」「シャンプー」「歯磨き用の歯ブラシ(人間用でも代用可)」なども用意しておくようにしてください。
チワワは換毛期に毛が大量に抜けるので、定期的なブラッシングが欠かせません。スリッカーブラシは1000円程度、シャンプーは1500円程度、歯ブラシは500円程度で購入できます。
消臭芳香剤

消臭力ペット用は、消臭芳香剤として香りにこだわった商品です。
ろ紙そのものの消臭機能に加え、ろ紙に練りこまれているパウダーに空いている穴が悪臭成分をキャッチ。消臭された空間に、グリーンアップルとペアーの香りが広がります。
とても心地よい香りなので、急な来客などで換気が必要といったこともありません。愛犬との暮らしで部屋のニオイが気になる方は、リビングなどに置いてみてはいかがでしょうか。
チワワの飼育にかかる生涯費用を計算!

飼育にかかる合計費用
- 225~255万円
犬の飼育にかかる費用の合計は「初期費用」+「年間費用」×「寿命」で計算できます。
チワワの飼育にかかる初期費用は「子犬価格」を20万円としたら、「飼育環境費」を合わせて約30万円です。年間費用には「食事代」「トイレ用品」「医療費(ワクチン代)」「ケア用品」が含まれます。医療費は年間3万円ほどなので、年間費用は計15万円になります。
チワワの平均寿命は13~15年なので、
生涯費用は30万+15万×(13~15年)=225~255万円ほどになる計算ですよ。
怪我をしたり病気になった場合はさらに医療費が数10万円かかることもあります。万一に備えて「ペット保険」に加入しておくことも安心できるので検討してくださいね。
チワワが快適に過ごせる環境づくり、どうすればいい?

快適な環境づくりに必要なこと
- 暑さ・寒さ対策
- 滑り止め対策
- トイレの場所
快適な生活を送ってもらう上で欠かせないのが、「寒さ対策」と「滑り止め対策」「トイレの場所」です。
室温や湿度
室温
- 25℃前後
湿度
- 50%前後
チワワにとっての理想は、室温25℃前後、湿度50%前後の環境です。
夏の暑さや冬の寒さを苦手としているため、暑さ・寒さ対策は必須。できる限り外との寒暖差がないように室温を調整します。
暑さ対策
エアコンを使って室温を調整します。
直接風が当たると体が冷える原因にもなるので、風向きを水平や上向きにして扇風機やサーキュレーターで空気を循環させるといいですよ。冷却マットを使う方法もあります。
寒さ対策
暖房器具を使ったり、服や毛布を着せたりする方法があります。
犬専用の湯たんぽやマットを使う場合は、火傷に注意して使うようにしてください。
滑り止め対策
チワワは華奢な体つきをしているので、ふとしたはずみで膝蓋骨脱臼になったり骨折したりすることも珍しくないです。
フローリングの床であれば滑らないようにカーペットを敷いたり、クッションフロアーにするといいですよ。
関節に負担がかかりにくい環境を整えてあげてくださいね。
トイレの場所
場所を決めるポイント
- 人の行き来が少ない
- 部屋の隅や壁際
- 寒暖差が少ない
トイレの場所は、「人の行き来が少ない」「部屋の隅や壁際」「寒暖差が少ない」の3つのポイントを満たしている場所にします。
優秀な番犬でもあるチワワは自分の縄張り内の物音などに敏感に反応するため、落ち着ける場所にトイレがないと安心して排泄できなくなってしまいます。また、暑さ・寒さに強い犬種ではないので、寒暖差が少ない場所を選ぶようにします。
超小型犬でも事前見積もりは大切

可愛いからという理由だけで安易に購入せずに、チワワの幸せも考えたら費用のことをしっかりと事前に計算するべきですよね。
超小型犬のチワワでも生涯にかかる費用は200万円を超えますので、ある程度の経済的余裕が必要ということになります。
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