クラウンローチはドジョウの1種で東南アジアで生息しています。黄色と黒の縞模様が目を引く熱帯魚です。
そんなクラウンローチは他の熱帯魚と混泳は可能なのでしょうか。この記事ではクラウンローチを飼育するにあたっての混泳事情や寿命、大きさ、水槽環境、餌など基本情報をまとめています。
クラウンローチは混泳できない?
基本的にクラウンローチは、自分よりも小さいサイズの熱帯魚との混泳は向きません。クラウンローチは温和な性格ですが、「生き餌」が好きなので小さな魚は捕食の対象となる可能性があります。
混泳させたい場合は、クラウンローチの体の大きさによって混泳相手を探すのがおすすめです。
体の成長具合で混泳相手を選ぶのも
体が小さいうちは、グッピーやネオンテトラ。体が大きくなってきたらディスカスやエンゼルフィッシュなど、体の大きさで混泳相手を選びましょう。
体格差ができると捕食対象になる可能性があるので、日々成長具合を確認してください。
クラウンローチの寿命や大きさは?
寿命
- 15年
大きさ
- 10cm
クラウンローチは30年以上生きる個体もいるとされていますが、平均的には15年ほど。
大きさは10cmほどが成魚の平均です。自然下では30㎝を超えるクラウンローチも珍しくありません。水槽で飼育する場合には自然界よりも運動量が制限されるため、10㎝ほどで成長が止まる場合が多い傾向があります。
クラウンローチの飼育、適切な水温や餌は?
水槽環境
- 水温:25~30℃
- pH:5.0~8.0
- 水質:軟水
クラウンローチを飼育する上で適切な水温は25~30℃と少し高めです。もともと東南アジアに生息していたのがその理由です。
pHは5.0~8.0ほどの中性付近であれば問わず、軟水がベストとされます。
ドジョウの仲間なので遊泳層は水槽の底付近です。水槽の汚れは底にたまるので、常に清潔な環境を保っていないと「白点病」などの病期にかかることもあります。
水槽の底の掃除は定期的に行うようにしてくださいね。
適切な餌
餌は雑食なので様々なものを食べますが、一般に市販されている「熱帯魚用の餌」がおすすめです。「アナカリス」「アマゾンソード」などの水草も食べます。
「アヌビアス・ナナ」「ミクロソリウム」などの葉の硬い水草や、「ウィローモス」「マツモ」などの葉の柔らかい水草は食べにくいようです。
さまざまな環境にも適応できるクラウンローチ
クラウンローチは、単独で飼育すると臆病な性格から姿を見せることは少ないですが、何匹かを混泳させると元気な姿をみせてくれます。ただ、異種の熱帯魚との混泳には気を使ってあげてください。
水槽の環境にはあまりうるさくありませんし雑食なので餌にも悩むことは少ないです。
比較的飼いやすい熱帯魚といえますね。ただ、水底の掃除には気を使ってあげてくださいね。