ペットの保険は各保険会社ごとに商品やサービスに違いがあります。自分のペットに合った保険に加入するためにも各社サービスの違いや自分のニーズを理解しておく必要があります。
この記事では数あるペット保険のなかでもおすすめ10社を紹介しています。
この記事でまとめたこと
- ポイントは?
- ペット保険の補償内容とは?
- おすすめのペット保険は?
- おすすめのペット保険1. 「アイペット」
- おすすめのペット保険2. 「アニコム」
- おすすめのペット保険3. 「FPC」
- おすすめのペット保険4. 「アクサダイレクト」
- おすすめのペット保険5. 「ペッツベスト」
- おすすめのペット保険6. 「ガーデン」
- おすすめのペット保険7. 「au損保」
- おすすめのペット保険8. 「もっとぎゅっと」
- おすすめのペット保険9. 「イーペット」
- おすすめのペット保険10. 「あんしんペット」
- ペット保険の加入条件と加入までの流れは?
- ペット保険の料金の差とは?
- ペット保険の種類は?
- ペットの様子が気になる方はまずは獣医師さんに相談する選択肢も
- 家計の負担にはなるが、加入することがオススメ
ペット保険の選び方、ポイントは?
選ぶポイント
- 保険料と補償内容
- 保険料の値上がり方
- 各種割引制度
保険料と補償内容
ペット保険を選ぶ際にはほぼ全員が気にするといっても過言ではないのが「月々の保険料」ですよね。ただ、「安い」ということは保険金額が安いか、対象の事故が少ないことが考えられます。
保険料だけでなく「補償内容」も同時に確認することをオススメします。「1回当たりの通院」「入院」「手術の上限額」を参考にして選んでみてください。
保険料の値上がり方
ペット保険の保険料は年齢とともに上がっていきますよ。「加入時は安かったのに10歳になったらすごく高くなってしまった」「他の保険に変えたいのに加入年齢制限のために変えられなかった」というミスは多くの飼い主さんに起こっています。
保険を選ぶときは目先の年齢での保険料だけでなく、10歳以上の高齢犬になった場合の保険料も確認しておいてくださいね。
各種割引制度
保険会社によっては割引制度も存在しますよ。多頭加入の「多頭割引」やマイクロチップを装着していたら「マイクロチップ割引」、インターネットからの申し込みで「ネット割引」などさまざまな種類があります。
特に多頭飼育している飼い主さんには「多頭割引制度」がある保険会社が金額をかなり抑えることができますよ。
ペット保険の補償内容とは?
ペット保険で補償される内容は「通院」「入院」「手術」「火葬」「車椅子」「賠償責任」などが当てはまります。平均で5〜7割の金額を負担してくれる会社が多いです。
中には8割以上補償内容を負担する制度のペット保険もありますが、その分保険料が高かったり限度額が低かったりすることがあります。
また「ペット損害賠償特約」や「ペットセレモニー費用特約」など、通常の補償内容とは別の特典が存在するペット保険もありますよ。
おすすめのペット保険は?
ペット保険おすすめランキング
- 1位「アイペット」
- 2位「アニコム」
- 3位「FPC」
- 4位「アクサダイレクト」
- 5位「ペッツベスト」
- 6位「ガーデン」
- 7位「AU損保」
- 8位「もっとぎゅっと」
- 9位「イーペット」
- 10位「あんしんペット」
おすすめのペット保険1. 「アイペット」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 0歳から12歳11ヶ月まで |
補償内容 | 最大70%補償 |
1日の支払限度額 | 通院:1万2000円 入院:3万円 手術:15万円(1回あたり) |
支払回数の制限 | 通院:年22回 入院:年22回 手術:年2回 |
(表は「70%プラン」の内容となります)
アイペット損保保険株式会社には、日ごろの通院からもしものときの手術まで幅広い補償があります。メインのペット保険は「うちの子」の50%と70%です。50%では年間最大「72.8万円」、70%では「122.4万円」まで補償されるので、安心してペットに治療を受けさせることができますよ。
月々の保険料を抑えたい方のためには「うちの子ライト」という手術費用の90%を補償してくれる保険もあります。
おすすめポイント
アイペットのペット保険は窓口精算ができるので保険金請求の手間がかかりません。窓口で「うちの子」の保険証を提示するだけで、支払金額は負担分のみになります。
新規加入可能年齢の上限が高く、12歳11ヶ月までの年齢が加入することができ、終身補償となっています。多頭割引・無事故継続割引があり、2・3頭で2%オフ、4頭以上で3%オフが受けられ、過去1年間保険金の支払がなく継続契約の場合保険料が5%オフになります。
追加保険として、「ペット賠償責任特約」をつけることができ「他人のペットと喧嘩して怪我をさせてしまった」「他人の持ち物を壊してしまった」「吠えて他人に怪我をさせてしまった」など1事故500万の範囲内で補償を受けることができます。
おすすめのペット保険2. 「アニコム」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 0歳から7歳11ヶ月 |
補償内容 | 最大70%補償 |
1日の支払限度額 | 通院:1万4000円 入院:1万4000円 手術:14万円(1回あたり) |
支払回数の制限 | 通院:年20回 入院:年20回 手術:年2回 |
(表は「ふぁみりぃ70%プラン」の補償内容です)
基本価格
- 2670円
アニコム損保の保険は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」という保険があり、70%プランと50%プランがあります。診療費の70%か50%を支払限度の範囲内で負担してくれます。
どうぶつ健保ふぁみりぃ50%プランに加入した場合、3歳の柴犬の月額料金は2670円です。
おすすめポイント
ふぁみりぃの特徴は窓口に「どうぶつ健康保険証」を提示するだけで保険金の請求が完了します。対応病院でない場合は、一旦全額を支払アニコム損保へ請求する必要があります。
おすすめのペット保険3. 「FPC」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 0歳から8歳11ヶ月まで |
補償内容 | 50%補償 |
支払限度額 | 通院:1万2500円 入院1回あたり:12万5000円(日数制限なし) 手術1回あたり:10万円 年間合計:85万円 |
支払回数の制限 | 通院:年30回 入院:年3回 手術:年1回 |
基本価格
- 1590円
株式会社エフ・ピー・シーは小額短期の保険会社で、お手ごろな保険料と迷わないシンプルな設定になっています。代表的な保険は「フリーペットほけん(FPC)」です。提携動物病院の指定はなく全国どこの動物病院でも治療が受けられ保険金の支払対象になります。
おすすめポイント
フリーペットほけんは過去の特定疾患罹患歴の制約なく保険の加入がしやすい保険です。もちろん終身補償で手術だけでなく通院・入院も補償されます。通院・入院に関しては、日額上限金額が高いのも特徴です。
料金設定も継続しやすく、保険料負担を安く抑えて病気や怪我に備えることができます。
おすすめのペット保険4. 「アクサダイレクト」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 0歳から8歳11ヶ月まで |
補償内容 | 最大70%補償 |
支払限度額 | 70万円 |
支払回数の制限 | 限度なし |
(表は「プラン70」の補償内容となります)
基本価格
- 1710円ほど
「アクサ損保保険」の頼れるペット保険です。代表的な保険が「アクサダイレクト」で「いぬのきもち保険」と「ねこのきもち保険」があります。それぞれプラン70とプラン50があり、通院・入院・手術でかかった治療費の70%または50%を負担してもらえます。
いぬのきもち保険プラン50に加入した場合、3歳の柴犬の月額料金は1710円です。
おすすめポイント
日数制限や回数制限がなく一回あたりの金額の上限もありません。保険金支払限度額内なら何回でも気軽に使える保険です。
インターネット割引で初年度3000円割引や、マイクロチップ割引があります。「ペット健康相談サービス」を24時間365日行っており、獣医師が電話で相談を受け付けています。終身保険で、新規加入可能年齢は13歳まで加入することができます。
おすすめのペット保険5. 「ペッツベスト」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 生後50日から16歳11ヶ月まで |
補償内容 | 80%補償 |
支払限度額 | 1年あたり:100万円 事故1回あたり:50万円 |
支払回数の制限 | 限度なし |
(表は「ファーストプラン」の内容となります)
基本価格
- 2860円
ペッツベストの代表的な保険は「PET保険」です。「ファーストプラン」「ベーシックプラン」「アクシデントプラン」の3種類がありますよ。どのプランも医療費の80%を補償してくれます。
PET保険ベーシックプランに加入した場合、3歳の柴犬の月額料金は2860円です。
おすすめポイント
加齢による保険料の増加がゆるやかで、16歳11ヶ月まで新規保険加入がかのです。獣医師が作ったペットのため医療保険で休日・夜間の診療にも対応しています。加入から保険が利用できるまでの待機期間が14日と短いことが特徴ですよ。
おすすめのペット保険6. 「ガーデン」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 生後31日から11歳11ヶ月 |
補償内容 | 70%補償 |
支払限度額 | 1回あたり:限度なし 年間:70万円 |
支払回数の制限 | 限度なし |
(表は「プラチナプラン70%」の補償内容です)
基本価格
- 2000円ほど(プラチナプラン)
ガーデン小額短期保険は原則全国どこの動物病院を利用しても保障されます。代表的なペット保険は「いぬとねこの保険」のプラチナプランとゴールドプランです。
プラチナプランでは、通院・入院・手術をトータルで保障し、ゴールドプランでは、通院のみを保障範囲としています。プラチナプラン、ゴールドプランそれぞれに50%、70%、90%の3種類のプランが選べます。
おすすめポイント
プラチナプラン(50%)の場合、ガーデンの保険は日数制限や回数制限がなく、通院・入院・手術それぞれ年50万まで補償されます。何度でも気軽に動物病院を利用することができます。
各種割引制度が豊富で「ネット割引」「マイクロチップ割引」「無事故割引」「多頭割引」があります。インターネット申し込みで5%割引、マイクロチップ装着で600円割引、過去1年間保険金の支払がなく継続契約の場合保険料が5%割引、多頭割引では1頭につき900円割引が受けられます。
保険を必要とするかを計算しており、病気や怪我をする確立が低い、3歳まで保険料が下がりその後の上昇もゆるやかな保険料となっています。
追加保険として、「ペット賠償責任特約」をつける事ができ、他人の持ち物を壊してしまった、他人に怪我をさせてしまった、そんなときに最高500万の補償を受けることができます。
おすすめのペット保険7. 「au損保」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 生後30日から10歳11ヶ月まで |
補償内容 | 70%補償 |
支払限度額 | 通院:28万円 入院:70万円 手術:70万円 |
支払回数の制限 | 限度なし |
(表は「通院ありタイプ」の補償内容です)
基本価格
- 1140円ほど
au損保の保険は大切なペット(家族)のための入院・手術を補償する医療保険です。支払限度額までなら回数無制限で一回あたりの限度額もありません。「ペットの保険」には、コース70とコース50があります。保険金支払割合が70%か50%を負担してくれます。
おすすめポイント
治療費が高額になりがちな入院・手術に備えたリーズナブルな保険です。かかりつけ獣医師ダイヤルがあり、24時間365日対応してくれます。
おすすめのペット保険8. 「もっとぎゅっと」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 0歳から8歳11ヶ月 |
補償内容 | 70%補償 |
1日の支払限度額 | 通院:1万5000円 入院:1万5000円 手術:15万円(1回あたり) |
年間の支払限度額 | 通院:30万円 入院:30万円 手術:30万円 |
支払回数の制限 | 限度なし |
(表は「ペットのための医療保険 プレミアプラン」の補償内容となります。)
基本価格
- 2260円ほど
もっとぎゅっと少額短期保険会社の保険は、入院・通院・手術のトータル補償で安心できる医療保険です。代表的な「ペットのための医療保険」にはスタンダードプランとプレミアプランとがあります。それぞれ補償割合が50%と70%を支払ってもらえます。
おすすめポイント
日数・回数ともに無制限に利用できます。がん追加補償特約やペット賠償責任担保特約を付帯することができます。ネット割引(5%)・多頭割引(3%)・マイクロチップ割引(3%)・無事故割引(5%)の割引制度があります。
おすすめのペット保険9. 「イーペット」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 生後45日から10歳11ヶ月 |
補償内容 | 初回のケガ:完治まで100%補償 2回目以降:70%補償 |
支払限度額 | 1日当たり:限度なし 年間:60万円 |
支払回数の制限 | 限度なし |
(表は「70%プラン」の補償内容となります。)
基本価格
- 1820円ほど
イーペット少額短期保険株式会社の医療保険は「e-ペット」で70と50があります。補償割合がそれぞれ70%と50%になっています。
おすすめポイント
保険期間中の初回の怪我に関しては70に加入していれば、100%の補償になります。通院・入院・手術に対応しています。インターネット割引(5%)・多頭割引(3%)・マイクロチップ割引(3%)・無事故継続割引(5%)の割引があります。
終身継続が可能で、新規加入は10歳まで可能です。賠償責任特約の追加もできます。
おすすめのペット保険10. 「あんしんペット」
対象のペット | 犬、猫 |
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新規申込可能年齢 | 0歳から12歳11ヶ月 |
補償内容 | 70%補償 |
1日の支払限度額 | 限度なし |
年間の支払限度額 | 70万円 |
支払回数の制限 | 限度なし |
(表は「ペット医療保険L」での補償内容となります)
基本価格
- 1120円ほど
あんしんペットの「ずっといっしょ」の保険はLプラン・Mプラン・Sプランの3種類あります。
おすすめポイント
無理なく続けられる保険料であり、年齢を重ねても無理なく続けられるように設定されています。補償内容もわかりやすく、Mプランでは保険料と補償がベストなバランスといわれていますよ。
ペット保険の加入条件と加入までの流れは?
加入条件はペット保険ごとに設定しています。「生後30日から満10歳まで」という年齢条件や、「すでに病気にかかっていない」という健康条件などがあります。
ペット保険に加入するためには、加入条件をクリアしているかどうかを判断する「加入審査」を行います。加入審査をクリアし保険証を送付されてから、保証期間が開始します。
ペット保険の料金の差とは?
ペット保険会社ごとに毎年の保険料金は異なります。
保険料が毎年ほぼ一律の会社もあれば、徐々に上がっていく会社もあるので、今のペットの年齢だけをみて保険料の高さを比較することは危険といえます。
また同じペット保険会社でも、ペットによって料金が違います。もっとも差がでるのは「年齢」で、高齢になるに連れて保険料があがるのが一般的です。
その他、「割引制度」の条件に当てはまっているかどうかでも保険料は変わります。
ペット保険の種類は?
ペット保険には「損害保険会社」と「少額短期保険会社」の2種類が存在しますが、保険内容に大きな差はありません。
破綻のリスク、法務局への供託金、保険料の運用規制等に違いがあるので、詳しく知りたい方は関連記事を参考にしてください。
ペットの様子が気になる方はまずは獣医師さんに相談する選択肢も
最近のペットの様子になにか不安を感じてペット保険を検討されている方は、ペット保険の検討と同時にその症状を獣医師さんに相談することも大切です。
家計の負担にはなるが、加入することがオススメ
ペットのもしもの時のために備える保険は家計の負担にならないようにでもしっかりと補償を受けたいと悩みどころですよね。ご家庭の家計簿と愛犬の健康を考えてぴったりの保険を選んであげてください。