スネークヘッドの混泳や餌、寿命、大きさ、水槽は?

横からみるとまるで蛇のような顔つきをしているスネークヘッド。

体が細長く変わった形をしており、飼育水槽は珍しいインテリアとしてもおしゃれですよ。

この記事ではスネークヘッドの飼育について混泳や餌、寿命や成長後の大きさ、水槽環境についてまとめました。

 

スネークヘッドは混泳できる?

スネークヘッド

スネークヘッドは肉食性の熱帯魚なので他の熱帯魚との混泳には注意が必要です。「エビ類」や「カージナルテトラ」など口に入る大きさの熱帯魚は混泳できません。

スネークヘッドの体と同じくらいの熱帯魚でも、獰猛な性格から襲ってしまうことがあります。スネークヘッド同士の混泳でも、仲良く群泳はしてくれず激しく喧嘩してしまうこともあります。

 

3匹以上の混泳はおすすめ

スネークヘッド同士の混泳について、2匹と3匹以上とでは状況が変わりますよ。

2匹での混泳ではお互いに縄張り争いをして喧嘩が続きますが、3匹以上であれば縄張り意識が薄れてあまり喧嘩をしない傾向にあるのです。

どうしても混泳したい、繁殖に挑戦したいという方は3匹以上で混泳させることをオススメしますよ。

 

スネークヘッドの餌は?

スネークヘッド

  • 生餌
  • 冷凍赤虫
  • 人工飼料

スネークヘッドは肉食の熱帯魚なので「糸ミミズの生餌」や「冷凍赤虫」を与えると食いつきがいいです。「メダカ」など小さめの熱帯魚も餌になりますよ。

生餌の場合は保存が面倒なので「冷凍赤虫」で代用している飼い主さんが多いです。

 

人工飼料

生餌や冷凍赤虫は食いつきがよいですが、栄養が偏りがちです。冷凍赤虫は消化不良を起こす原因にもなりますし、寄生虫が餌に住み着いている可能性もあります。

栄養分がバランスよく配合されていて安全な餌は「人工飼料」です。食いつきが悪く中々食べてくれない時は生餌や冷凍赤虫とともに餌をサイクルにして与えるのがおすすめですよ。

スネークヘッドは養殖ではなくワイルド(野生)の個体が多く出回っていますので、人工飼料は食べ慣れておらず全く食べてくれない時もあります。どうしても食欲が増進しない場合は、3日ほど絶食させると人工飼料も食べてくれるようになりますよ。

 

スネークヘッドの寿命や大きさは?

寿命

  • 5~10年

大きさ

  • 15~120cm

スネークヘッドの寿命は5~10年と比較的長生きです。大きさはスネークヘッドの種類にもよりますが、1番メジャーな種類の「レインボースネークヘッド」の成魚は15cmほどです。

「レッドスネークヘッド」という種類だと120cmほどまで成長しますよ。購入の際にスネークヘッドの種類を確かめておくことが大切ですね。

 

スネークヘッドの飼育、水槽は?

水槽環境

  • 水質:pH6.0~7.5
  • 水温:22~26℃

適切な水質はpH6.0~7.5、水温は22~26℃で一般的な熱帯魚と大差ありませんね。

スネークヘッドは「口呼吸」をして空気から酸素を取り入れ、水中に二酸化炭素を排出します。陸の上でも3~4日は生きることができる特技を持っていますよ。

そのため水面と水槽の間にはある程度空間をあけて、フタと水槽の縁にも少し隙間をあけてください。口呼吸ができるような水槽のレイアウトにしてあげます。

ただ注意点として飛び出し事故が多い熱帯魚でもあるため、蓋と水槽の縁の隙間はスネークヘッドが出られないほど薄い隙間にしてくださいね。

 

飼育難易度は高めだが、飼い主になつく可愛らしい一面も

スネークヘッド

獰猛な肉食魚で人工飼料の食いつきが悪いことから飼育の難易度はやや高めです。しかしスネークヘッドは人になつく性格で飼い主さんが水槽に近づくと餌をねだってくることもあり、かわいらしいですよ。