短い手足と長い胴体が可愛いフェレット。この記事ではフェレットの種類別の性格や特徴、飼いやすさ、値段の目安を紹介しているので、是非参考にしてくださいね。
フェレットは繁殖されたファームの名前がそのまま種類名になっているので、購入の際は覚えておくと便利ですよ。体重は0.8~1.5kg前後が一般的です。
この記事でまとめたこと
ペットフェレットの代表種!「マーシャルフェレット」

名前 | マーシャルフェレット |
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特徴 | 細い胴体、鼻に向かって細くなる顔 |
寿命 | 6~10年 |
マーシャルフェレットは、日本で最も流通しているフェレットです。「細い胴体」と「鼻に向かって細くなる顔」が特徴的で、性格は温厚でおとなしめです。他の種類と比較して体が小さく、細身であることも特徴です。
成長したマーシャルフェレットは、標準的な体長はオスで35~40cm、メスで30~35cm、体重はオスで1,000~1,800g、メスで700~1,000gほどです。
耳にある避妊去勢手術や臭腺除去手術を終えたことを示す2つの入れ墨、生体情報を識別するために埋め込まれているマイクロチップがマーシャルフェレットの特徴です。価格は40000~55000円程度です。寿命は6~8年前後です。
飼いやすさ
穏やかな性格で噛み癖も少ないため、初心者にも飼いやすいフェレットです。
多彩なカラーバリーション!「パスバレーフェット」

名前 | パスバレーフェレット |
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特徴 | 丸い顔、しっかりした体つき |
寿命 | 6~10年 |
パスバレーフェレットは、マーシャルフェレットよりも少し大きめでカラーバリエーションが豊富です。「丸い顔」と「しっかりした体つき」が特徴的です。マーシャルに次いで、日本で高い人気を誇るフェレットで、性格は遊び好きでやんちゃです。
体はマーシャルと比較してひと回りほど大きく、丈夫で病気になりにくいのが特徴です。マーシャルに比べると若干噛みぐせがあるのが注意したいポイントです。
成長したパスバレーフェレットは、標準的な体長はオスで38~43cm、メスで33~38cm、体重はオスで1,200~2,000g、メスで800~1,200gほどです。
比較的病気に強い種類としても知られており、長生きなフェレットです。海外では13年生きたという例もありますよ。価格は3~5万円ほどです。
飼いやすさ
ベビー期に噛み癖が目立つこともありますが、比較的おとなしい性格です。初心者の方でも問題なく飼うことができますよ。
大きさが魅力的!「カナディアンフェレット」

名前 | カナディアンフェレット |
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特徴 | 丸い顔、筋肉質な体 |
寿命 | 4~8年 |
カナディアンフェレットは、骨太で体格が良い個体が多くオスが特に大きくなる傾向があるフェレットです。「丸い顔」と「筋肉質な体」が特徴的です。やんちゃな性格をしたフェレットですよ。
他のフェレットよりも体が大きく、体重も重いのが特徴です。オスは特に大きくなる傾向があります。噛みぐせが強い傾向があるので、しつけを十分に行う必要があります。成長すると、標準的な体長はオスで40〜45cm、メスで35〜40cm、体重はオスで1,500〜2,000g、メスで900~1,500gほどです。
カラーバリエーションが少なく、耳に入れ墨が入っているという特徴もあります。価格は1.4~2万円です。
飼いやすさ
ヤンチャな性格で噛み癖が強くしつけに苦労することも多いので初心者向きではありません。飼育時間にゆとりがあり、根気よくしつけられる方におすすめです。
フェレットオーナーの憧れ!「アンゴラフェレット」

名前 | アンゴラフェレット |
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特徴 | 大きく筋肉質な体、独特な鼻の形 |
寿命 | 6~10年 |
アンゴラフェレットはデンマーク生まれの品種で、フェレットの交配過程で生まれた突然変異の個体を固定化した種類です。「大きく筋肉質な体」と「独特な鼻の形」が特徴的です。
他のフェレットに比べ、気性が荒い傾向があるフェレットで、大きめの体つきをしており、毛が長くふわふわとしているので存在感がありますよ。噛みぐせが強いため、初心者の方が飼うには難しいかもしれませんね。
カナディアンフェレットと同じくらいの大きさや体重です。ただ、特徴には個体差があるので、長毛種や短毛種、鼻腔内や鼻の表面にも短い毛が生えている個体もいます。
アンゴラフェレットだけに見られる特徴として、被毛が5~10cmの長さのアンダーコートだけで構成されています。価格は8~12万円と高額です。
飼いやすさ
性格は懐きにくく、噛み癖がある個体も多いです。あまり初心者向きではありません。
ぬいぐるみのような丸い顔が人気!「ニュージーランドフェレット」

名前 | ニュージーランドフェレット |
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特徴 | 独特の丸い顔、目の周りの黒いパンダ模様 |
寿命 | 4~7年 |
ニュージーランドフェレットは最も原種に近いとされ、かなり大型に育つ種類のフェレットです。オスで大きい個体は2kgを超えることもありますよ。
ニュージーランドフェレットは小さいフェレットの倍くらいの大きさまで成長することもあります。ただし、噛みぐせが強いため、初心者が飼うにはなかなか骨が折れるので、ペット慣れした方におすすめです。カナディアンフェレットと同じくらいの大きさや体重です。
独特の「丸い顔」と「目の周りの黒いパンダ模様」が特徴的で、大きさは1~1.8kgほどです。お腹にナンバーの入れ墨が入っているという特徴もあります。価格は6~8万円です。
飼いやすさ
やや凶暴で噛み癖のある性格の子が多いので、初めてフェレットを飼う人にはおすすめできません。
フェレットの歴史は?

ヨーロッパケナガイタチを改良した動物と言われているフェレットの歴史は古く、紀元前3000年のエジプトにまでさかのぼることができます。
十字軍によって広められ、ルネサンス時代には裕福な女性の間で趣味としてフェレットが飼われていたことがあるようです。
現在では毛皮用や狩猟用として飼われることは少なく、可愛いしぐさや人懐っこさが受け入れられペットとしての地位を確立していますよ。
犬や猫にも引けをとらない魅力がある!

フェレットは飼い方次第では飼い主によくなついて、コミュニケーションを取ることができる賢い動物です。多頭飼いもできますし鳴き声もおとなしいので、アパートやマンションなどの集合住宅で飼うことも可能です。
猫や犬の飼育を諦めていた方は、ぜひフェレットの飼育を考えてみてくださいね。一人暮らしの方におすすめのペット10選はこちらです。