まるでヌイグルミのようなモコモコの毛が可愛いラッコ。
水に浮かんでエサを食べたり、グルーミングしたり、水の中から挨拶してくれたりと、小さな子供から大人まで大人気です。
この記事ではラッコの生息地、会える水族館、食べている餌についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
ラッコはどこに住んでいる?分布は
ラッコの分布 | 海水温の低い海 |
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ラッコの生息域 | 海岸から近い岩礁 |
野生のラッコは、海水温の低い海に分布しています。
もともとは、北海道~カリフォルニア沿岸にかけて分布していましたが、現在では乱獲などによって千島列島~アラスカとカリフォルニア中部沿岸に分布するだけになってしまいました。
主な生息域は「海岸から近い岩礁」ですが、ジャイアントケルプ(海藻)の分布域とも一致していますよ。これは、海藻がラッコの餌や快適な寝床を提供してくれるからだと考えられています。
ラッコは動物園で会える?
関東近郊でラッコに会える動物園
- 八景島シーパラダイス(神奈川県)
- 大洗水族館アクアワールド(茨城県)
ラッコに会える動物園は日本全国にありますよ。
関東近郊だと「八景島シーパラダイス」「大洗水族館アクアワールド」などですね。
水族館では、ラッコの食事風景を一般公開しているところも多いです。飼育員さんの解説を聞きながらラッコが元気いっぱいに餌を食べている様子を見ることも出来るので、小さいお子さんでも楽しめますよ。
海外でラッコに会える水族館は?
ラッコは海外の水族館でもたくさん飼育されています。
アメリカの「シアトル水族館」「パシフィック水族館」「モントレーベイ水族館」、カナダの「バンクーバー水族館」などがおすすめですよ。
ラッコの餌は?何を食べる?
飼育下での餌 | イカ |
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エビ | |
貝類 | |
魚 | |
野生下での餌 | 無脊椎動物 |
魚 | |
海藻 |
動物園などの飼育下では「イカ」「エビ」「貝類(ウチムラサキ・ホッキ貝・ホタテ)」「魚(シャケ・タラ)」を食べています。大きな魚は切り身にして与えますよ。
野生下では主に「アワビ」「ハマグリ」「ウニ」「イカ」「タコ」「ナマコ」などの無脊椎動物を食べますが、「魚」「海藻」なども食べます。
大食漢としても知られており、1日に食べる餌の量は体重の25%にもなりますよ。これは、皮下脂肪がほとんどないので、栄養価が高いものをたくさん食べて体温を維持する必要があるからです。
水族館での飼育数は減ってきている!
ラッコは毛皮を目的とした乱獲や海洋汚染などで、20世紀の初頭に絶滅寸前まで生息数が減ったことがあります。
様々な保護活動が行われてはいるものの、繁殖も容易ではないことからラッコに会える水族館も減ってきています。
水族館でラッコが見れなくなるなんてことがないように、我々は乱獲や環境汚染についてしっかりと考え直す必要がありますよ。