ヒメウォンバットはどこに住んでるの?動物園で会える?餌は?

ヒメウォンバットはカンガルー目ウォンバット科に属し、カンガルーやコアラのように腹部に育児嚢(いくじのう)という子育て用の袋を持っているのが特徴です。

この記事ではヒメウォンバットの分布域や生息域、会える動物園、食べている餌についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

ヒメウォンバットはどこに住んでいる?分布は?

ヒメウォンバット5
分布域 オーストラリア
生息域 丘などの斜面

ヒメウォンバットはオーストラリアのクイーンズランド州やニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・南オーストラリア州・西オーストラリア州・タスマニア州などに分布しています。

「ウォンバット」の名前はアボリジニー(オーストラリアの先住民)の言葉で「鼻が平たい」という意味がありますよ。

丘などの斜面に3~9mの巣穴を水平に掘り、その奥の方で生活しています。およそ30mものトンネルを掘る個体もいますよ。大人は基本的に1匹で生活しますが、繁殖期にはつがいで生活することがあります。

 

ヒメウォンバットは動物園で会える?

ヒメウォンバット4

日本でヒメウォンバットに会える動物園

  • 横浜市立金沢動物園(神奈川県)
  • 長野市茶臼山動物園(長野県)
  • 五月山動物園(大阪府)
  • 東山動物園(長野県)

ヒメウォンバットは神奈川県の「横浜市立金沢動物園」、長野県の「長野市茶臼山動物園」、大阪府の「五月山動物園」、長野県の「東山動物園」などで会うことができます。

ウォンバットという名前がつく動物にはヒメウォンバットの他に「キタケバナウォンバット」と「ミナミケバナウォンバット」が存在しますが、一般的にウォンバットで示されるのはヒメウォンバットで、別名「コモンウォンバット」とも呼ばれます。

 

ヒメウォンバットに会える海外の動物園

ヒメウォンバットはオーストラリアのほとんどの動物園で会うことができますよ。中でも「バララット野生動物公園」や「ハートリーズ・クロコダイル・アドベンチャー」、「カヴァシャム・ワイルドライフ・パーク」などは非常に有名です。

「カヴァシャム・ワイルドライフ・パーク」ではウォンバットの抱っこが出来ることがありますよ。

 

ヒメウォンバットの餌は?何を食べる?

ヒメウォンバット3
飼育下での餌 果実
野菜
ペレット
野生下での餌 植物の草や根
きのこ類
樹皮

ヒメウォンバットはリンゴなどの「果実」、ニンジン・カボチャなどの「野菜」、「ペレット」などを食べています。

野生下では「草」や「地下茎」、「きのこ類」、「樹皮」などを食べます。歯は頑丈であごの力も強く、餌を食べるのに役立っています。採食する時には前足を使って口に運ぶ場合もありますよ。

ウォンバット属の歯は「無根歯」と呼ばれ、生涯伸び続けるのが特徴です。定期的に堅い樹皮や植物を噛まないと、伸びすぎて口に収まらなくなってしまうこともありますよ。

 

泳ぐのも得意!

ヒメウォンバット1

ヒメウォンバットは、短距離であれば時速40kmのスピードで走る事ができます。泳ぐのも上手で、短い距離ならば流れに逆らって泳ぐことも出来ますよ。