ヨーロッパヤマカガシはヨーロッパやアフリカ北部に生息しています。日本のヤマカガシとは近縁種ですが、ヤマカガシと違って毒は持っていません。
一般的な個体はオリーブがかった褐色(赤茶色)の体に頭部の後ろに淡色と黒の斑紋があり、胴体側面には黒い小さなまだら模様が入っています。体色には個体により変異があります。
この記事では、ヨーロッパヤマカガシの体色の種類や餌、天敵などについてまとめました。
この記事でまとめたこと
ヨーロッパヤマカガシの体色の種類は?
体色の種類
- グリーン
- ゴールド
- ブロンズ
- ブラック
1. グリーン
主に平原や野原に生息している個体に多い色です。草原にうまく隠れることが出来るような、緑色の体色をしていますよ。胴体から尾にかけては淡い黄緑色の横じまが入っています。腹側は濃い緑色です。
2. ゴールド
ゴールドと言っても、あせた黄色のような体色です。ベージュや薄いオレンジのしまもようが入っていますよ。腹側の色は灰色がかった黄色です。乾燥しがちな平原などに多く、枯れ草のような色でカモフラージュすることが出来ます。
3. ブロンズ
とても珍しいカラーで、主に湿った地域で見られると言われています。体色は茶色がかった灰色で、腹側に向かって暗くなります。赤茶色の横じまが胴体部分に入っています。
4.ブラック
体色が黒色の個体です。全体が黒色ですが、よく見ると暗い赤茶色のしま模様がありますよ。黒い体色は日光で温まりやすく、寒い環境に生息する個体には黒っぽい体色が多いと言われています。
ヨーロッパヤマカガシの餌、野生化では何を食べている?
野生化での餌
- 両生類や魚類
- 鳥類や哺乳類
ヨーロッパヤマカガシは主に、カエルなどの両生類や魚類をはじめ、鳥類、小型の哺乳類なども食べます。水面を泳ぎながら獲物を探して、水中で捕らえることもありますよ。
ヨーロッパヤマカガシの天敵はいる?
天敵
- 大型の鳥類
- 哺乳類
- 大型のは虫類
ヨーロッパヤマカガシの天敵は、猛禽(もうきん)類などの大型鳥類や哺乳類、大型のは虫類などです。ヨーロッパヤマカガシは身の危険を感じると逃げたり、音を出しながら威嚇したりします。それでも相手がひるまなければ仰向けになって死んだふりをしますよ。
体色は地域によって異なる?
丸い目がかわいいヨーロッパヤマカガシは、日本のヤマカガシのように体色の地域による差が大きいことがわかります。自分の生息する地域の特徴に応じて身を隠しやすい体色になっていたり寒い地域では体を温めやすい黒色をしていたりするのですね。
また、毒を持たないヘビなので許可は必要ありません。日本でも輸入された個体がペットショップなどで販売されていることもありますよ。