ホンジュラスミルクヘビはナミヘビ科のヘビです。体長は1.2~1.5mほどです。猛毒を持つサンゴヘビと似た姿をしていますが、毒はありません。中央アメリカや南アメリカ大陸の北西部に分布し、さまざまな環境の土地に生息しています。
この記事ではホンジュラスミルクヘビの種類や野生下での餌、天敵に関することをまとめました。
この記事でまとめたこと
ホンジュラスミルクヘビの体色の種類は?
体色の種類
- ノーマル
- タンジェリン
- アルビノタンジェリン
- ハイポ
- ゴースト
- スノー
1. ノーマル
「ノーマル」の体色は、赤褐色(赤みがかった茶色)の地色に、黒色のリング状の模様が入っています。丸い目は黒色ですよ。
2. タンジェリン
「タンジェリン」は、あざやかなオレンジ色の地色に黒色のリング状の模様が入っています。目は黒色です。人気があり、ペットショップに多く出回っていますよ。
3. アルビノタンジェリン
「アルビノタンジェリン」は、アイボリーや白色の地肌です。オレンジ色で太めのリング状の模様と、黄色がかったオレンジ色の細めのリング状の模様が交互に入っていますよ。目は赤色です。
4. ハイポ
「ハイポ」の体色は「ノーマル」に似ています。黒色の色素が少ないため、赤みの強い体色になりますね。目は黒色ですよ。
5. ゴースト
「ゴースト」の体色は、わずかに灰色がかった白色です。薄い灰色と、濃い灰色のリング状の模様が入っています。目は黒色ですよ。
6. スノー
「スノー」の体色は白色です。ごく薄いオレンジ色のリング状の模様が入っていますね。もようは良く見ないとわからないほど、薄い色合いですよ。目は赤色です。
「ゴースト」も白っぽいですが、灰色がかっているので、青白く冷たい印象ですよ。「スノー」は温かみのある白っぽさですね。
ホンジュラスミルクヘビの餌、野生下では何を食べている?
野生化での餌
- ネズミ
- トカゲ
- 鳥や鳥の卵
- カエル
- ヘビ
ホンジュラスミルクヘビは、小さいほ乳類、は虫類、小さい鳥類、鳥類の卵、両生類などを餌にします。ネズミやトカゲ、小さい鳥やヒナ、鳥の卵、カエルなどを食べますよ。
ほかにもヘビを食べることもあり、自分たちに似ている猛毒のサンゴヘビも食べます。共食いもするため、飼育の際は2匹以上を一緒にして飼うことはおすすめできません。
夜行性なので、夜に狩りを行います。待ち伏せタイプのハンターですよ。えものを捕まえると体に巻きついて絞め殺し、動かなくなってから丸のみにします。
ホンジュラスミルクヘビの天敵はいる?
天敵
- アライグマ
- キツネ
- スカンク
- コヨーテ
- 猛禽類
- 人間
ホンジュラスミルクヘビの天敵は、アライグマ、キツネ、スカンク、コヨーテ、肉食の鳥である猛禽類です。
また、人間に殺されてしまうことも多くあります。ホンジュラスミルクヘビは猛毒のサンゴヘビに似ているため、勘違いされて殺されてしまうのです。道路を横断しているときに車にひかれたり、ペットとして売られるために捕獲されたりすることもあります。
冬眠をすることがある?
ホンジュラスミルクヘビは夜行性で、日中は木の下などに隠れています。夜になると活発に行動しますよ。
生息域によっては、冬眠をする個体もいます。年間を通して暖かい熱帯地域に生息している個体は冬眠しません。一方、温帯地域に生息している個体は冬眠をします。ウサギの巣穴や木の穴の中、石のカベ、地下室といった場所に住んでいますよ。