「ねこ元気」は、ユニ・チャームが製造する日本産のキャットフードです。おいしさと栄養バランスを考えた全成長段階用総合栄養食で、お近くのスーパーやドラッグストアでも購入できます。
まぐろ・かつお・白身魚入りが配合されており魚好きのねこちゃんにぴったりですが、1kg500円ほどとコスパに優れており「原材料はなんだろう?」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では「ねこ元気 全成長段階用 お魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入り」を、含まれる原材料や成分から徹底評価。実際に購入した飼い主さんの口コミも併せて紹介しています。
目次
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ねこ元気 お魚ミックスの基本情報は?
商品名 | ねこ元気 全成長段階用 お魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入り |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 489円(税込) |
内容量 | 1kg |
カロリー | 350kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から18ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | ユニチャームペットケア |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | 穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉) |
穀物 | トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号) |
粒の大きさ | 9.5mm×8.5mm |
ねこ元気 お魚ミックスの評判は?Amazonの口コミをチェック
猫が喜んで食べてくれるので❗
猫が喜んで食べてくれるので。値段も安いので。
久保萬里子
出典:Amazon「ねこ元気 全成長段階用 お魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入り 1kg」
我が家の猫の好みは魚味。
「ねこ元気」赤のパッケージよりも、我が家の猫は青のパッケージがお気に召したようです。
猫好き
出典:Amazon「ねこ元気 全成長段階用 お魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入り 1kg」
ねこ元気を高評価する口コミは「値段が安い」「食いつきが良い」と商品のポイント通りな口コミがありました。
1kgで500円ほどとコスパに優れており、食いつきが良いとなれば経済的な負担は心配いらなくなりますね。ただ、安い分原材料が気になるため、ねこちゃんの健康を重視してフードを選ぶならある程度の価格帯から選ぶのがおすすめです。
ネガティブな口コミは…
猫ちゃんは好みが難しい
飼い猫が好んで食べていたので今回も購うも、殆ど食べず困惑している。
小分けの包装であれば助かるが、大袋一杯の餌は劣化も早く、常に50%は捨てている。改良を望む。
吉田 正子
出典:Amazon「ねこ元気 全成長段階用 お魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入り 1kg」
ネガティブな口コミには「突然食べなくなった」と食いつきに関するものを引用しました。
ねこ元気さまざまな魚の風味が楽しめるフードで魚好きのねこちゃんにはぴったりですが、同じフードを食べ続けるねこちゃんは多くはない印象です。
習性や飽きなどが考えられますが、食いつきが落ちることを考えていくつかのフードをローテーションするのがおすすめ。また、フードの栄養が適していない場合も考えられるため、年齢に合ったものを選んで下さい。
ねこ元気 お魚ミックスの詳しい原材料と成分一覧は?
ねこ元気の原材料
主原料 | 穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉) |
---|---|
その他 原材料 |
肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス)、豆類(脱脂大豆)、動物性油脂、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、白身魚ミール、まぐろエキス、かつおエキス)、ビール酵母、酵母エキス、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス) |
ねこ元気のお魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入りの原材料は上記の通りです。
穀物のトウモロコシ、小麦粉、パン粉がメインで使われており、動物性タンパク質源にはチキンミールやポークミールが使われています。パッと見ただけでも穀物やミール系が目立ち、優れた食材が使われているとは言えません。
ねこ元気は1kgあたり500円ほどで、非常に安価なフードです。安価なフードには穀類やミールが使われていることが多く、本フードもそうなっています。
決して粗悪な原材料というわけではありませんが、肉食であるねこちゃんにとっては質の良い肉類を動物性タンパク質源にしているほうが優れているといえます。
また、ねこ元気には着色料が使われており、ねこちゃんにとって必要のない添加物が含まれているのはマイナスポイントです。
子猫には子猫用(キトン)フードを!
ねこ元気は全年齢対応していますが、原材料やタンパク質、脂質の値などを考慮すると、体が大きくなる重要な成長期には子猫用の栄養価が高いフードをおすすめします。
体が大きくなるスピードが早く、1ヶ月で見違えるほど成長します。丈夫な体をつくるためにも、子猫には子猫専用のフードを与えましょう。
ねこ元気の成分分析値
成分名 | 成分含有率 |
---|---|
タンパク質 | 30.0%以上 |
脂質 | 9.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
エネルギー | 約350kcal/100gあたり |
ねこ元気 お魚ミックスの評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を1つも使用していないかどうかを評価しています。
本フードの場合、ねこちゃんに必要のない着色料が添加されているのが気になります。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ミックストコフェロール」「ハーブエキス」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、「着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)」が使用されています。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質の最低基準を満たしているかどうか評価しています。。
本フードの場合、「30.0%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合、「9.0%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしています。
ねこ元気 お魚ミックスの賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造から18ヶ月
- 開封後:1ヶ月
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ねこ元気 お魚ミックスの保管方法は?
キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ねこ元気 お魚ミックスの体重ごとの目安給餌量は?
離乳から1歳までの幼猫の給与量
体重 | 目安給餌量 |
---|---|
0.5~1kg(生後1~3ヶ月) | 35~65g |
1~2kg(生後3~6ヶ月) | 65~85g |
2~3kg(生後6~9ヶ月) | 80~95g |
3~4.5kg(生後9~12ヶ月) | 85~110g |
成猫の給与量
体重 | 目安給餌量 |
---|---|
2~3kg | 45~65g |
3~4kg | 65~80g |
4~5kg | 80~95g |
5~6kg | 95~110g |
6~7kg | 110~120g |
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
ねこ元気 お魚ミックスはおすすめできる?編集部まとめ
主原料を含めほとんどの原材料が猫の健康ではなく製造コストを抑えるために選ばれており、原材料や質を重視するならおすすめできないキャットフードす。
主原料には製造コストの安い代表的な原材料である「穀類」を使用しています。穀類は本来肉食動物である猫にとって消化できないタンパク源です。
また、肉類はすべて「ミール」と「エキス」です。良質な肉の部位だけを原材料に使うとどうしても値段が高くなるため、加工され粉末状にしたものが使われていると推察できます。本来キャットフードに使用しないような副産物が使われている可能性は0ではなく、おすすめできません。
猫の体に良い原材料を厳選して、栄養バランスの取れたキャットフードを作るにはそれなりのコストがかかり販売価格も上がります。
編集部がおすすめするモグニャンなど、食いつきの良さや品質、栄養を最大限考えたフードを検討してみてください。