「ANF」はYKエンタープライズが提供するキャットフードです。
この記事では「ANF キャットフード タミアミ アダルト」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
※本商品であるANF キャットフード タミアミ アダルトは販売終了しました。
目次
キャットフード買うならこれで決まり!
おすすめ15選を徹底分析
100種類ものキャットフードの安全性を比較!これを与えれば間違いなしのおすすめ15選をご紹介します。
その他キャットフードにまつわるお役立ち情報も満載!
キャットフード「ANF」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「鶏肉粉」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を1つも使用していないかどうかを評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「挽割り玄米」「ビートパルプ」「塩」「塩化カリウム」を使用しています。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「ANFの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ミックストコフェロール」「アスコルビン酸パルミチン酸エステル」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合、「35.6%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合、「22.2%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしています。
キャットフード「ANF」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | ANF キャットフード タミアミ アダルト |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 821円(税込) |
内容量 | 0.5kg |
カロリー | 381kcal/100g |
賞味期限 | 開封前半年 開封後1ヶ月~1か月半以内 |
生産国 | アメリカ |
販売元 | YKエンタープライズ |
対応年齢 | 1歳半以降 |
メイン食材 | 鶏肉粉 |
穀物 | ひき割り玄米 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 直径7~8mm |
問合せ先 | 0120-974-212 |
配達までの期間 | 1週間前後(Amazon) |
1kgあたりの価格は1642円とかなり安いキャットフードです。
キャットフードの安さの秘密や、コスパの良い食品の見抜き方はこちらの記事にまとめています。
キャットフード「ANF」の詳しい原材料と成分一覧は?
ANFの原材料
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
主原料 | 鶏肉粉 |
---|---|
その他 原材料 |
ひき割り玄米、鶏脂肪、ビートパルプ、ひき割りオーツ麦、乾燥卵製品、魚粉、醸造用酵母、天然香料、レシチン、魚油、塩、炭酸カルシウム、塩化カリウム、L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、ユッカエキス、硫酸鉄、パントテン酸カルシウム、硫酸亜鉛、ビタミンE、硫酸マンガン、ナイアシン、硫酸銅、ビオチン、硝酸チアミン、ビタミンA、塩酸ピリドキシン、リボフラビン、ビタミンB12、アスコルビン酸、ビタミンD3、葉酸、ヨウ素酸カルシウム、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、亜セレン酸ナトリウム、酸化防止剤(ミックストコフェロール、アスコルビン酸パルミチン酸エステル) |
ANFの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 32.0%以上 | 35.6%以上 |
粗脂肪分 | 20.0%以上 | 22.2%以上 |
粗繊維 | 3%以下 | 3.3%以下 |
粗灰分 | 6.5%以下 | 7.2%以下 |
水分 | 10%以下 | – |
キャットフード「ANF」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封前半年以上
- 開封後1ヶ月~1ヶ月半
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
キャットフード「ANF」の保管方法は?
キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「ANF」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 26g | 43円 |
2kg | 43g | 72円 |
3kg | 59g | 97円 |
4kg | 73g | 120円 |
5kg | 86g | 142円 |
6kg | 99g | 162円 |
7kg | 111g | 182円 |
8kg | 122g | 201円 |
9kg | 134g | 220円 |
10kg | 145g | 238円 |
15kg | 196g | 322円 |
20kg | 243g | 400円 |
30kg | 330g | 542円 |
40kg | 409g | 672円 |
50kg | 484g | 795円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
最低限のタンパク質・脂質はクリアしていますが、若干不安な原材料が使用されていることが気になります。他にもっと良質なキャットフードがあるため、あまりおすすめできません。
主原料にある「鶏肉粉」は品質が疑われる代表的な原材料ですが、公式HPにて「4Dミートは不使用」の記述があるので、ANFの場合は品質に問題はありません。
ただ、穀類である「玄米」が第2原料、無栄養の繊維質である「ビートパルプ」が第4原料に使用されていることが残念です。どちらも猫が栄養として吸収できないので、そのままうんちとなって排泄されてしまいます。
愛猫の主食として与えるのであれば、穀類を使用していないキャットフードが理想ですよ。
pepy編集部おすすめのグレインフリーのキャットフードはこちらの記事から確認いただけます。
また、穀物や人工添加物は愛猫の目ヤニや涙やけの原因にもなります。詳しい理由はこちらの記事から確認できます。
500gあたりプラス200円の投資で、上記の欠点をすべて補ったプレミアムキャットフードを購入することができますよ。どれも愛猫の健康を第一に考えた商品ばかりでおすすめです。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
ANFはマグネシウムを含んでいます。キャットフードに含まれる適切なマグネシウム量とおすすめの商品はこちらの記事で紹介しています。
ANF以外のアメリカ産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。