愛猫には安心・安全なごはんを食べてもらいたい!と思うと同時に、できるだけコストを抑えたものを…と考えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。多頭飼いをされている方であれば尚更です。
今回は安くて品質の良い、コスパに優れたキャットフードを厳選しました。また、キャットフードの価格を抑えられる理由についてまとめました。
コスパの良いキャットフードを探している飼い主さんは参考にしてみてください。
全100種類のキャットフードをいくつかの基準をもとに徹底調査、検証!
愛猫にあったキャットフードの選び方、探し方を以下の記事でご紹介しています!
キャットフード買うならこれで決まり!
おすすめ15選を徹底分析

100種類ものキャットフードの安全性を比較!これを与えれば間違いなしのおすすめ15選をご紹介します。
その他キャットフードにまつわるお役立ち情報も満載!
市販のキャットフードはなぜ安いの?

市販のキャットフードが安い理由
- 1. 肉や魚よりも穀物のほうが多く含まれている
- 2. 原材料の質を落としている
- 3. 人工添加物を使用している
- 4. 大量生産をしてコストを抑えている
1. 肉や魚よりも穀物のほうが多く含まれている
安価なフードの多くが主原料に穀物を使用する主な理由は、肉や魚のほかのタンパク質源に比べてコストがかからないからです。キャットフードの原材料の中でも高価な肉量を減らすことで、コストを抑えている可能性があります。
猫は肉食動物であり、穀物よりも動物タンパク質源のほうが優れているといえますが、決して穀物が悪い原材料ということではありません。
「猫は穀物を消化できない」という意見もありますが、キャットフードに含まれる穀物は消化できるよう加工されています。私たちがお米を炊いて食べているのと同じで、猫が消化できるよう適切に加工されているので問題はありません。
ただ穀物が苦手な猫もいるのも事実で、そういった子にはやはり動物タンパク質源(グレインフリー)のキャットフードが望ましいですね。
2. 原材料の質を落とす
原価を抑えるために、生肉ではなく加工されたミールを用いることもあります。肉類を乾燥させ粉末状にしたもので、キャットフードの価格を抑えることができます。
ミールは4Dミートという可食部以外(爪や羽など)を使っているという噂もありますが、そもそも日本には犬や猫を守るペットフード安全法があり、基準に満たないペットフードは輸入・販売・製造ができません。
基準を満たしていないペットフードに関しては国が自主回収することができるため、ミール=危険な食材というのは間違っています。
コストを抑えるために生肉ではなくミールを使用するというのは正しいでしょう。
3. 人工添加物を使用している
人工添加物(保存料、酸化防止剤、着色料など)を使用して賞味期限を大幅に延ばすことで、大量梱包が可能となり配送コスト・価格が安くなるためです。
しかし、一部の着色料は発がん性があるといわれており海外では使用禁止されているものもあります。
色鮮やかなキャットフードは目を惹きますが、愛猫にはフードの色は関係ないので避けるのが無難です。
4. 大量生産をしてコストを抑えている
ほかの項目に比べるとマイナスな要素はなく、むしろ信用できるポイントにもなるのが大量生産をしているからです。
市販で購入できるということを考えると日本全国、スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどの店舗だけでなく、Amazonや楽天など通販でも購入できるほど十分供給されていることが条件ではないでしょうか。
そんな供給量を考えると会社の規模や信頼度につながるため、大量生産をしてコストを抑えているというのはプラスになる要素だといえます。
安全なキャットフードの見抜き方は?

安全なフードの見抜き方
- 1. 主原料が肉や魚
- 2. 穀物不使用
- 3. 無添加
安全なフードであるかを見抜くポイントは、「主原料が肉や魚」「穀物不使用」「無添加」の3点です。
1. 主原料が肉や魚
猫が生きていくうえで最も欠かせない栄養素は、動物性タンパク質です。
動物性タンパク質は肉や魚に豊富に含まれているので、これらを主原料に使用しているフードを選んであげることが大切です。
品質面にもこだわるのであれば、副産物や○○ミールなどの曖昧な原材料表記は避け、チキンやサーモンなど動物名が明記されているものを選ぶようにしてくださいね。
2. 穀物が使われていない
猫は、穀物の消化を苦手としています。
穀物の中でも「大麦」「オートミール」「米」などは比較的消化しやすいとされていますが、下痢や嘔吐の原因になることも多いです。
「小麦」「トウモロコシ」などの穀類はアレルギーを発症するリスクが高いので、原材料の先頭部分に穀類の表記があるフードは避けた方が賢明です。
穀物を一切使用していないキャットフードの特集記事はこちら。
3. 無添加
添加物は、保存料・酸化防止剤・着色料などとして使われている原料です。
賞味期限を延ばすために使われる酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキン、ソルビン酸カリウム)は、猫の体に悪影響を与えます。美味しくみせるために使われる香料や着色料も、石油から作られているものが多いので体に良いとは言えません。
品質保持に使われる添加物は、ビタミンCやミックストコフェロール(ビタミンE)などの天然由来の物を使用したものがおすすめですよ。
無添加キャットフードの特集記事はこちら。
コスパに優れたキャットフード
ピュリナワン グレインフリー チキン 1歳以上

価格と内容量
価格 | 内容量 |
---|---|
1,882円(税込) ※Amazon価格 |
1.6kg(400g×4) |
おすすめポイント
- グレインフリー
- ブランドの信頼性が高い
- スーパーでもAmazonでも購入できる
スーパーやホームセンターでも見かけることがある青緑のパッケージが特徴的な「ピュリナワン」シリーズ。
アメリカ原産のピュリナワンは、「30日間で健康に違いが見えてきます」とコピーがついており、優れた動物性たんぱく質源で嗜好性も高い「新鮮な肉や魚」を主原料に、厳しい品質基準をクリアした食材だけを使用しています。
本フードは穀物が苦手なねこちゃんのためのグレインフリーで、チキンがメインの総合栄養食です。
肉食のねこちゃんが本能的に好きなレシピなだけでなく、2種の異なる食感の粒が使われていることで食欲もそそると同時に食事の時間の満足度をアップ。
1.6kgで1,882円と極端に安いわけではありませんが、品質や栄養面を考えるとコスパが優れているキャットフードだといえます。穀物が苦手な愛猫のために検討してみてください。
ピュリナワン 避妊・去勢した猫の体重ケア チキン

価格と内容量
カロリー | 脂質 |
---|---|
2,091円(税込) ※Amazon価格 |
2kg(500g×4) |
おすすめポイント
- 太りやすい避妊・去勢後の体重管理に
- 最新の臨床栄養学に基づいた猫のためのレシピ
- ブランドの信頼性が高い
「ピュリナワン 避妊・去勢した猫の体重ケア チキン」は、避妊・去勢した1歳以上のねこちゃんの体重に配慮されたキャットフードです。
最初にピックアップしたものはグレインフリーですが、こちらはコーングルテンに小麦など一部穀物が使われています。主原料はチキンです。
天然の食物繊維を配合しており、お腹にたまった毛玉を絡め取り便と一緒に排出することで毛玉の吐き戻し軽減も。ミネラルバランスが調整していることで、尿pHを弱酸性にコントロールする働きも。
総合栄養食のキャットフードとして栄養が十分なのはもちろん、カロリーカットされているので太りやすい避妊・去勢後の主食としてぴったりです。
ヒルズ サイエンス・ダイエット 避妊・去勢後~6歳 チキン

価格と内容量
カロリー | 脂質 |
---|---|
2,200円 ※Amazon価格 |
2.8kg |
おすすめポイント
- 太りやすくなる避妊・去勢後の体重管理と健康をサポート
- ヒルズ成猫用に比べ脂肪分約50%オフ・カロリー約13%オフ
- 返金保証サービスあり
ヒルズ独自の獣医学×栄養学で、太りやすくなる避妊・去勢後の健康維持をサポートしてくれるキャットフードです。
高品質なタンパク質を含むおいしさにこだわった自然な原材料を使用しており、体重維持だけでなく健康にも配慮されています。
科学的に証明されている抗酸化成分を配合しているため、猫が本来持っている免疫力をサポート。
タンパク質源はトウモロコシ、トリ肉(チキン、ターキー)となっているため、トウモロコシが苦手なねこちゃんにはおすすめできません。
ピュリナワンは主原料が動物タンパク質源ですが、価格と内容量を考えるとヒルズのほうが優れています。穀物は苦手でなければ優れたエネルギー源であるため、抵抗がない飼い主さんにはヒルズをおすすめします。
また、ヒルズであれば全額返金保証サービスが利用できるため試しやすいかもしれません。
そのほか安いキャットフード10種類一覧表
※各キャットフードの名称を押すと詳細ページにジャンプします。
名称 | 1日あたり価格 | 得点 | 穀物 | 酸化防止剤 | 人工添加物 |
---|---|---|---|---|---|
カークランド | 26円 | 66点 | ○ | × | × |
キャネット | 28円 | 37点 | ○ | × | ○ |
フリスキー | 29円 | 36点 | ○ | × | ○ |
カルカン | 31円 | 35点 | ○ | ○ | ○ |
ゴールデンネックス | 36円 | 35点 | ○ | × | ○ |
ミオ | 40円 | 55点 | ○ | × | ○ |
銀のスプーン | 41円 | 37点 | ○ | × | ○ |
キャラット | 45円 | 37点 | ○ | × | ○ |
キャットスマック | 51円 | 32点 | ○ | × | ○ |
ねこ元気 | 59円 | 33点 | ○ | × | ○ |
「ジャケ買い」は、おすすめできません
キャットフードの購入に際して、「ジャケ買い」はおすすめできません。
パッケージに「グレインフリー」や「無添加」と大きく書いてあっても、必ず商品表示の原材料の部分を見るようにしてください。
軽い気持ちで選んだフードで愛猫が病気になってしまった!なんてことのないように自覚をもってフードを選ぶことが大切ですよ。
pepy編集部が厳選する高品質なキャットフードはこちらの記事で確認できます。