キャットフードで免疫力を高める!おすすめフードと選ぶポイントを解説!

  • 監修者:堀田 大揮
  • 所属:獣医師、YouTuber
和歌山県で幼少期を過ごし、大学では犬猫から魚類の手術・麻酔などの外科を幅広く研究し、多くの手術や救命救急に関わり100匹以上の犬猫・爬虫類・鳥類・両生類・魚類と暮らしています。 現在はエキゾチックアニマル専門動物病院で動物と飼い主様に信頼して頂けるような優しい獣医を目指し日々心がけて努めております。

猫にとっても、人間にとっても、普段から免疫力を高めておくことは、様々な病気を未然に防ぎ、健康に長生きすることに繋がります。

免疫力ってそもそも何?
どうやって免疫力を高めればいいの?
免疫力を高めるフードって?

など疑問のある飼い主さんも多いと思います。

この記事では免疫力アップを期待できるキャットフード3選、免疫のメカニズムについての簡単な説明、フードの選び方について紹介しています。

フード以外で免疫力を高める方法もご紹介していますので、どちらも参考にしてみてくださいね。

免疫力とは?

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免疫力とは、ウイルスや細菌など体に悪影響を与える異物の侵入から、身を守るための仕組みです。自然治癒力や抵抗力とも呼ばれています。

異物とは、細菌やウイルスなどの微生物、寄生虫、腫瘍細胞などです。免疫が正常に働いている場合は、これらの異物を発見すると、体が攻撃を開始します。

そのため、免疫力が低下していると、異物への攻撃が遅れ、アレルギー、内臓疾患、腫瘍性疾患を引き起こすおそれがあります。長生きかつ健康的な生活を送るためには免疫力を高めることが重要なのです。

免疫の構造はとても複雑で、さまざまな器官や細胞が関わっています。

たとえば、物理的な免疫として、皮膚と粘膜があります。皮膚や粘膜に傷がないだけで、多くの異物の侵入を防ぐことができます。

次に、血液に含まれる白血球です。白血球は、血流に乗って全身を駆け巡っていて、異物を発見すると攻撃を開始します。そのため、白血球を作り、増殖させる骨髄や、胸腺なども大切です。

また、腸の働きも大切です。腸は、口と直接つながっているため外的物質の侵入が多く、免疫細胞が多く存在することから「最大の免疫器官」と呼ばれています。腸内環境を良くするだけでも、免疫力アップが期待できますよ。

獣医師兼YouTuber 堀田 大揮さんのコメント
免疫力は動物の体に重要なシステムです。
免疫の状態によっては体調が良くなったり、悪くなったりすることもあります。
例えば、免疫は気温、湿度、気圧などの環境要因に影響を受けることがありますが、普段の食事内容によっても大きく変化することがあるため、食事成分の分析と食事内容の決定は生活をする上で、重要になります。

免疫力が下がる原因は?

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原因

  • 1. 加齢
  • 2. ストレス
  • 3. 腸内環境の乱れ
  • 4. 猫免疫不全症

免疫力が下がる原因は、「加齢」「ストレス」「腸内環境の乱れ」「猫免疫不全症」の4つが多いです。

加齢・ストレス

細菌やウイルスと戦うための免疫細胞は、年を取ることで減少します。

ストレスも毒性の活性酸素が腸内に溜まる原因になるので、免疫細胞の弱体化に繋がってしまいます。食事に含まれる添加物や紫外線、大気汚染によっても活性酵素は増えますので注意したいですね。

腸内環境の乱れ

猫の免疫細胞の約70%は腸内に存在しているといわれています。

そのため猫の免疫力と腸内環境には密接な関わりがあり、腸内細菌の数が増減すると腸内環境のバランスが乱れて免疫力の低下を引き起こしてしまいます。

腸内環境は食事内容次第でコントロールできるので、免疫力を高めるには良い食事バランスを心がけることが大事ですよ。また腸でうまくごはんを消化できず栄養不足におちいると免疫力が下がってしまいます。

猫免疫不全症

ネコエイズともいわれ免疫力を下げ様々な病気にかかりやすくします。はじめは発熱や下痢の症状ですが最終的に死に至るおそろしい病気です。

一般的に外出する猫が感染しやすい病気です。すでに感染している猫とけんかをし、唾液を通して感染することが多いようです。

獣医師兼YouTuber 堀田 大揮さんのコメント
免疫が下がる理由としてはいくつかありますが、どういう原因で免疫が下がるのかを理解することは重要です。
背景として病気があり、薬での治療が必要な場合もあれば、事前に自宅での予防で良くなることもあったり、原因を間違って理解すると、場合によっては体調が悪くなる可能性があります。

免疫力アップのキャットフード、選び方のポイントは?

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免疫力アップのキャットフード、選び方のポイント

  • 1. 主原料が動物性タンパク質
  • 2. 穀物不使用
  • 3. 人工添加物不使用
  • 4. 腸内環境を整える成分を含有

免疫力アップのキャットフード、選び方のポイントは「主原料が動物性タンパク質」「穀物不使用」「人工添加物不使用」「腸内環境を整える成分を含有」の4つです。

1. 主原料が動物性タンパク質

免疫力を高める基本は、食事で十分に栄養を補給することです。

猫にとって最も重要な栄養素は肉や魚に含まれる動物性タンパク質なので、主原料に肉類と記載しているキャットフードが最適です。

具体的な肉や魚の名称が記載されているフードを選び、○○ミールや肉類としか書いていない質の低いフードは避けるようにしてください。

2. 穀物が使用されていない

肉食動物である猫は、穀物をうまく消化できません。

穀物が消化できていない状態で長く腸内に留まると、腸内環境が悪化し免疫力が低下してしまいます。穀類はアレルギーの原因にもなるので、不使用のものを選んであげてくださいね。

3. 人工添加物が使用されていない

添加物は活性酸素を発生させる要因の一つです。

活性酸素自体は体を守るために必要なものですが、増えすぎると正常な組織や細胞も傷つけてしまうため免疫力を弱めることになります。

4. 腸内環境を整える成分を含む

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、腸内環境を整える作用があります。善玉菌は免疫細胞を活性化させるので、正常な細胞の保護・免疫力の維持にもつながります。

エキナセアには老廃物細胞・細菌を殺菌するマクロファージを働かせる作用があり、ローズヒップは免疫を邪魔する活性酵素の発生を抑えます。

獣医師兼YouTuber 堀田 大揮さんのコメント
免疫力を向上させるためのフードも多く有りますが、フードの成分がかなり重要になってきます。
その子の体質に合う、合わないが原因で体調を更に悪化させてしまう場合も可能性としてありますので、今の状況が分からない場合は、動物病院で獣医師、動物看護師の方に相談しながら、今後の食事内容も決めていく必要があります。

免疫力アップのキャットフード、注意したいポイントは?

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免疫力アップのキャットフードの注意点

  • 時間をかけて切り替える

いきなりフードを切り替えると腸内環境の乱れにつながるので、徐々に時間をかけて切り替えるようにしてください。

今までのフードに少しずつ混ぜ与え徐々に割合を増やし、1週間~10日間かけて切り替えるのが理想的です。

免疫力アップにおすすめのキャットフード

1:オリジン

メイン食材 新鮮鶏肉
酸化防止剤 ローズヒップ
人工添加物 不使用
穀物 不使用
賞味期限 開封後1ヶ月
内容量 1.8kg
購入価格 6930円(税込)

オリジン キャット&キティは生物学的に適正なフード作りを原則に、主原材料の鶏肉をはじめとした動物性タンパク質源を全体の90%に使用した高タンパクなキャットフードです。

本来肉食動物である猫が本能的に求める食事スタイルが再現されているため、穀物や合成添加物など猫にとって不要な原材料が排除され、愛猫の健康維持に必要な栄養素のみを効率よく摂取することができます。

 

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
価格(円) 79 132 179 221 262 300 337 372 406 440 596 739 1002 1243 1469
※成猫期を想定した場合

 

 

2:ファインペッツ

FINEPET'S ファインペッツ キャットフード
メイン食材 アヒル肉、ニシン
酸化防止剤 ビタミン
人工添加物 不使用
穀物 全粒米
賞味期限 製造18ヶ月
内容量 1.5kg
通常購入価格 3,429円(税抜)
お試し価格 1000円(税抜)

ファインペッツは動物性タンパク質源にアレルギー性の低いアヒル肉やニシンが使用されており、その消化吸収率はなんと87%と高い消化吸収率を誇ります。

また愛猫の体に害を与える恐れのある肉副産物や合成添加物などが一切使用されていないため、安全性も高く評価できるキャットフードです。

さらに腸内環境に配慮し、チコリやユッカシジゲラなどのプレバイオティクス成分や、食物繊維が豊富なマンガンオリゴ糖など免疫力をサポートする成分が配合されている点も嬉しいポイントですね。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
価格(円) 58 97 132 163 193 221 248 275 300 324 440 545 739 917 1084
※成猫期を想定した場合

3:クプレラ

クプレラ ホリスティックグレインフリーキャットフード
メイン食材 ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ
酸化防止剤 ビタミン
人工添加物 不使用
穀物 不使用
内容量 1.81kg
購入価格 4,406円(税込)

クプレラ ホリスティックグレインフリーキャットフードは、主原材料に高タンパク・低脂肪で消化吸収に優れたギンヒラスをはじめとする魚類を使用したキャットフードです。

また体内で生成することのできない必須アミノ酸や乳酸菌に代表されるプロバイオティクスなどの配合により腸内環境のバランスが保たれ、体の中から愛猫の健康をサポートすることができます

穀物不使用かつ魚がメインのタンパク質源のため、穀物や獣肉類にアレルギーを持つ愛猫への給餌にもおすすめですよ。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
価格(円) 61 102 138 171 202 232 260 288 314 340 461 572 775 961 1136

※成猫期を想定した場合

食事だけでなく、適度な運動も取り入れよう!

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免疫力を高めるためには普段の食事だけでなく、日々の運動も大切です。

運動をすると、筋力が増え、代謝や体温が向上します。そして、免疫細胞であるT細胞、B細胞は、体温が上がると増えて活発化するので、免疫力の向上が見込めます。

反対に、体温が1度下がるだけで免疫力は30%も落ちると言われています。私たちも、風邪を引くと熱が上がりますよね。あれは、体温を上げることで免疫細胞を活発化して、体を守ろうとしている働きなのです。

また、運動をして体温が上がると血流がよくなります。ウイルスなどを攻撃する白血球は血流に乗って身体中を巡っているのですが、血流が悪いと、白血球がうまく身体中を巡ることができないため、免疫力が落ちてしまうのです。

それに、運動することそのものがストレス発散にもなるので、フードと一緒に、運動量の見直しもしてあげてくださいね。