猫が患いやすい泌尿器系の病気の1つに尿路結石があります。
愛猫が尿路結石で苦しむ姿を見ないようにするためにも、普段から尿石が形成されないよう意識したフード選びをしてあげることが大切です。
この記事では、尿路結石になってしまった猫にあげるフードの選び方、基準についてまとめました。
尿路結石についての詳細はこちらのページにてまとめています。
この記事でまとめたこと
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猫の尿路結石はどうケアすればいいの?

尿路結石の対策に大切なこと
- pHを弱酸性に保つ
- ビタミンCを摂取する
尿路結石は、尿の通り道である尿管や膀胱、尿道のなかに結晶や結石が出来る病気です。
猫下部尿路疾患(FLUTD)の代表的な病気の一つで、尿pHがアルカリ性になる事で発症するストラバイト結石と、尿pHが酸性になる事で発症するシュウ酸カルシウム結石とがあります。
どちらの結石も尿pHのバランスが崩れる事で発症するので、「pHを弱酸性に保つ」「ビタミンCを摂取する」ことがケアに繋がりますよ。
pHを弱酸性に保つ
濃い尿にならないために、尿中のミネラルが飽和状態になるよう、飲水量を増やすことが大切です。
水は水道水か浄水器のものを使い、ミネラルウォーターは使用しないでください。ミネラルウォーターにはミネラル分が含まれているので、尿路結石を発症する原因にもなってしまいます。
ビタミンCを摂取する
ビタミンCには、シュウ酸カルシウム結石の原因となるシュウ酸とカルシウムの結合を防止する働きがあるので、ビタミンCを含む食事を摂取するのもおすすめです。
弱酸性の尿になるように、ミネラルなどの栄養バランスを調整した療法食に変更することもケアになります。
愛猫の尿路結石ケアに役立つキャットフードの基準は?

尿路結石におすすめなキャットフードの基準
- 1. ビタミンCが含まれている
- 2. 穀類不使用
- 3. 合成添加物不使用
尿路結石におすすめなキャットフードの基準は、「ビタミンCが含まれている」「穀類不使用」「合成添加物不使用」の3つです。
基準1:ビタミンCが含まれている
尿路結石のケアには、ビタミンCが豊富に含まれている食材を選ぶ事が大切です。
ビタミンCは、「クランベリー」「さくらんぼ」「いちご」「キウイ」などに豊富に含まれていますよ。
注意点
ビタミンCには尿pHを弱酸性に保つ役割もありますが、過剰に摂取すると尿中の濃度が高まってしまい尿路結石を悪化させる場合があります。
基準2:穀類が含まれていない
猫は穀類の消化を苦手にしています。
穀物を摂取すると消化器官に負担がかかるので、尿路結石を発症する可能性が高くなります。
基準3:合成添加物が使用されていない
添加物などの分解が困難なものを摂取すると胃酸が大量に生成されるので、尿のpHが酸性からアルカリ性に変わり尿路結石の原因になります。
体内への蓄積を避けるためにも、無添加のキャットフードがおすすめします。
尿路結石の猫におすすめキャットフード1:ロイヤルカナン pHコントロール2(ドライ)

pHコントロール2は、下部尿路疾患をもつ猫向けに特別調整された食事療法食です。
ミネラルバランスを調整することで健康的な尿量を維持、尿が弱酸性になるように配慮しています。
療法食なので自己判断ではなく、必ず獣医師に相談してからあげるようにしてください。
尿路結石を患った猫におすすめなキャットフードは、ロイヤルカナンのpHコントロール2(ドライ)です。
尿路結石の猫におすすめキャットフード2:プリスクリプション・ダイエット

プリスクリプション・ダイエット™ 〈猫用〉 c/d™シーディーマルチケアは、愛猫の尿ケアをサポートする療法食です。
脂肪酸比率を調整するだけでなく、加水分解ミルクプロテインを配合することで精神面の健康維持にも配慮しています。
ただ、このフードは食事療法食なので、自己判断ではなく獣医師の指示のもとであげるようにしてください。
尿路結石を患った猫におすすめなキャットフードは、ロイヤルカナンのプリスクリプション・ダイエットです。
細かい成分までしっかりチェックしてフードを選ぶことが大切!

猫は尿路結石を発症しやすいので、尿路結石になる前にしっかり対策してあげる事が大切です。
pHコントロールと書かれているフードであっても穀物や合成添加物が使用されていると他の病気を発症する原因にもなります。原材料表記をしっかり確認するようにしてくださいね。
適切な食事を与えるのはもちろん、尿路結石を防止するために水を飲ませる工夫をするのも重要ですよ。