「カークランド」は、コストコの自社ブランドであるKIRKLAND(カークランド)から販売されているビッグサイズのキャットフードです。
この記事では「カークランドシグネチャー キャットフード ドライメンテナンス」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。
口コミ評価やメリット・デメリットも載せていますので、キャットフード選びの参考にしてみてください。
目次
- 1 キャットフード「カークランド」の基本情報は?
- 2 キャットフード「カークランド」の良い口コミは?
- 3 キャットフード「カークランド」の悪い口コミは?
- 4 キャットフード「カークランド」の特徴こだわり
- 5 キャットフード「カークランド」の詳しい原材料と成分一覧は?
- 6 キャットフード「カークランド」の評価の内訳は?
- 7 キャットフード「カークランド」のメリットとデメリットは?
- 8 キャットフード「カークランド」はどんな猫と飼い主におすすめ?
- 9 キャットフード「カークランド」の賞味期限は?
- 10 キャットフード「カークランド」の保管方法は?
- 11 キャットフード「カークランド」の体重ごとの目安給餌量は?
- 12 キャットフード「カークランド」の最安値はどこ?公式サイト・Amazon・楽天市場で比較
- 13 編集部まとめ
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キャットフード「カークランド」の基本情報は?
赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | カークランドシグネチャー キャットフード ドライメンテナンス |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
価格 (税込) |
3,588円 |
内容量 | 11kg |
カロリー | 400kcal/100g |
生産国 | アメリカ |
販売元 | コストコホールセール・ジャパン |
メイン食材 | 鶏肉 |
穀物 | 玄米、白米 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 香料 |
キャットフード「カークランド」の良い口コミは?
キャットフード「カークランド」を使用している方の口コミを見ていきましょう。ここでは良い口コミを集めてみましたので、参考にしてみてくださいね。
この商品なら全員が嫌がらず食べてくれて助かってます!
11匹の猫ちゃん全員が気にいるのはなかなかなく、早く出会えて良かったです!
濱本宏美
出典:Amazon「カークランド シグネチャー ドライ チキン 11.34kg メンテナンスフォーミュラ」
8頭いますが、珍しく皆食いつきが良かったです。
便の調子も良く、リピ買いしてます(^^)
量が多いので、ジップロックに乾燥剤を入れて小分け保存しています(^^)
ka-chan
出典:Amazon「カークランド シグネチャー ドライ チキン 11.34kg メンテナンスフォーミュラ」
大容量でとてもコスパがよくいい商品だと思います。食いつきも特に問題ないようで安心しました。また買わせていただきます。
@SHUU@
出典:Amazon「カークランド シグネチャー ドライ チキン 11.34kg メンテナンスフォーミュラ」
うちには、2頭居ますが両猫とも食いつきが良いです。片方は少食でよく吐き戻しもありましたがこのエサに変えてから吐き戻しもなく、体重も少し増えてくれたので安心しています。また、排泄物の匂いも他の餌に比べたら断然減っています。もう少しで無くなりそうなので買い足そうと思います。このフードに出会って良かったです!
華雪
出典:Amazon「カークランド シグネチャー ドライ チキン 11.34kg メンテナンスフォーミュラ」
シェルターに寄付するために買いました。
シェルターは一回当たりの消費量が多いため、この大袋さ加減が逆に便利かも。
ひるねぇ
出典:Amazon「カークランド シグネチャー ドライ チキン 11.34kg メンテナンスフォーミュラ」
良い口コミのまとめ
カークランドを高評価する口コミをいくつか引用しました。大容量であることから、多頭飼育の方や保護猫活動をされている方への寄付のために購入している方が多いようです。
食い付きに関しても「食べてくれて助かる」「問題なく食べる」といった口コミも見られます。多頭飼育の環境では、全ての猫が食べてくれることに喜ぶ様子が見られます。好みがバラバラで、別にフードを用意しなくてすむのはありがたいですよね。
「コスパが良い」といった価格に対しての良い評価もみられましたが、大容量でコスパが良いほうに評価が引っ張られているのか、健康を目的にしているような意見は少なく感じました。
経済的に魅力あるフードではありますが、与える際は体調の変化に変わりがないか確認するようにしましょう。
キャットフード「カークランド」の悪い口コミは?
良い口コミがある一方で、悪い口コミ内容も見られました。多くはありませんがその一部を紹介するとともに、見直しポイントを解説します。
食べの悪さ・食べない
評判の良さをみて購入してみましたが、、、かなりの食べの悪さ。日本製のカリカリを飽きないように何種類もあげてきて、好き嫌いは無いと思っていた家の子が、、、こんなに食べないとは。ニオイがイマイチなのかなんなのか。日本製のものと8対2くらい混ぜるとなんとか食べます。単品では見向きもせず、痩せてしまい可哀想。悩ましい、、、
ズィー
出典:Amazon「カークランド シグネチャー ドライ チキン 11.34kg メンテナンスフォーミュラ」
評価の低い口コミでは「食べが悪い」「食べてくれない」といった声が見られました。猫にも好みの味というものがありますので、食べる食べないといった問題はどんなキャットフードにも発生します。そのため、この商品が悪いというわけではありません。
単体で食いつきが悪い場合は、好きなトッピングの追加や他フードを混ぜて味を変えてみましょう。ぬるま湯でふやかして、香りを立たせる方法もオススメ。食欲を刺激することができますよ。
急に全てのフードを新しいものに変えたことで、警戒心からまったく食べてくれない場合もあります。切り替え時はゆっくり時間をかけることが大切です。
- 他のフードに混ぜて与える
- 好きなトッピングを追加する
- ぬるま湯でふやかして香りをたたせる
キャットフード「カークランド」の特徴こだわり
カークランドは、コストコの商品らしく11.34kgと大容量なのが特徴です。子猫から成猫まで対応している総合栄養食で、幅広いねこちゃんに与えられます。
主原料はチキン。複数の乳酸菌が配合されており、プロバイオティクスとプレバイオティクスが腸内の健康を維持することで、本来持っているねこちゃんの免疫力をキープする働きに期待できますね。
価格はコストコで購入すれば3,000円台と、11kgの大容量を考えると非常にコスパが良いです。多頭飼いや口コミにあるような保護猫活動をされている方に適しています。
多頭飼いではない場合、開封後11kgもの量を小分けに保存して…と手間になりそうです。
キャットフード「カークランド」の詳しい原材料と成分一覧は?
カークランドシグネチャー キャットフード ドライメンテナンスの原材料
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
主原料 | 鶏肉 |
---|---|
その他 原材料 |
チキンミール、玄米、白米、鶏脂、香料、フラックシード、サーモンオイル、塩化カリウム、DL-メチオニン、塩化コリン、タウリン、乾燥チコリールート、乾燥ラクトバチルス プランタルム※ 乾燥バチルス サブチルス※ 乾燥ラクトバチルス アシドフィルス※ 乾燥エンテロコッカス フェシウム※ 乾燥ビフィドバクテリウム アニマリス※ 亜鉛たんぱく化合物、ビタミンEサプリメント、ナイアシン、マンガンたんぱく化合物、銅たんぱく化合物、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、ビタミンB1、ビタミンAサプリメント、ビオチン、ヨウ化カリウム、パントテン酸カルシウム、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12サプリメント、亜セレン酸ナトリウム、ビタミンDサプリメント、葉酸、酸化防止剤(ミックストコフェロール) ※乳酸菌 |
「カークランドシグネチャー キャットフード ドライメンテナンス」の原材料は上記の通りです。動物性タンパク質の「鶏肉」をメインに、食物繊維が豊富な「玄米」や「白米」といった穀物も含まれています。
猫は穀物の消化が苦手と言われていますが、米に関しては消化しやすく低アレルギーな食材です。とはいえ穀物全般にアレルギーがある場合は注意するようにしてくださいね。
気になる原材料も…
ただ「チキンミール」と「香料」について気になります。原材料について「チキンミールに副産物は使用していません」などHPなどで記載されていれば安心ですが、カークランドのミールは詳細が不明です。
一般的にチキンから水分を抜いて乾燥させ、粉末状に加工されたものがチキンミールとして使われており、タンパク質が凝縮された良いタンパク質源になります。が、カークランドは品質や副産物について不明で、安心できる材料がないのが不安です。
香料についても添加する必要はないもので、あえて使用しているということは原材料のニオイをごまかしているのかもしれません。
カークランドシグネチャー キャットフード ドライメンテナンスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 30.0%以上 | 33.3%以上 |
粗脂肪分 | 20.0%以上 | 22.2%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 | 3.3%以下 |
粗灰分 | 8.0%以下 | 8.9%以下 |
水分 | 10.0%以下 | ‐ |
キャットフード「カークランド」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「鶏肉」を使用しています。
その他原料の評価
気になる原材料を使用していないかどうかを評価しています。
本フードの場合、ねこちゃんによっては合わない場合がある「玄米」「白米」を使用しています。
穀物にアレルギーがある子や、過去にこれらを含んだフードで体調が悪くなったことがある場合は、注意したほうがいいでしょう。
その他、「チキンミール」「香料」が気になります。「チキンミール」は品質についての説明がないのでやや不安な印象です。「香料」も、何を使っているのかわかりません。食いつきを良くするためだけに使用している可能性が考えられます。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
人工着色料(着色料、着香料、発色剤など)
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、「香料」が使用されています。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合、「33.3%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「22.2%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしています。比較的高めなので、成猫の場合与えすぎないよう注意してください。
キャットフード「カークランド」のメリットとデメリットは?
- 大容量でコスパが良い
- 多頭飼育に利用しやすい
- 複数の乳酸菌配合
- 原材料の品質が不安
- 製造工場についての情報がない
- 保管管理が大変
- グレインフリーではない
メリットとデメリットを比較した結果
キャットフード「カークランドシグネチャー」の最大のメリットは、大容量でありながら低価格であるということです。コスパや容量重視の方であれば利用しやすいフードだな感じました。
「玄米」「白米」が使用されていますが、小麦・とうもろこし・大豆といったアレルギーになりやすい穀物と比べれば、低アレルギーな食材で消化吸収がしやすい穀物になります。小麦やとうもろこしをを主原料とするキャットフードに比べれば、「カークランドシグネチャー」のキャットフードはアレルギーに配慮されている印象を感じます。
デメリットとしては、原材料の品質や安全性に不安を感じること。原材料には曖昧な表記のものや品質に不安を感じるものが使用されています。産地や工場についても詳しい説明がないので、全体的にもう少し掘り下げた情報を開示してほしいなと感じました。
メリットでもある大容量については、保管管理の面からみるとデメリットにもなります。開封した時から劣化が始まるため、きちんと保管しなければあっという間に品質が悪くなります。管理が苦手な方にはやや面倒なフードとなるかもしれません。
メリットとデメリットを参考に購入を検討してみてください。
キャットフード「カークランド」はどんな猫と飼い主におすすめ?
おすすめの猫は?
おすすめの猫
- 穀物を与えても問題ない猫
- お腹の調子を整えたい猫
- 毛並みや毛艶が気になる猫
- 食いつきが悪い猫
原材料には「玄米」「白米」といった穀物が含まれているので、穀物を苦手とする場合は注意してください。
本フードには複数の乳酸菌が配合されているので、腸内環境の健康維持に期待できます。お腹が不調になりやすい子には相性がいいかもしれません。
「鶏脂」「サーモンオイル」にはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸が含まれているので、毛並みや毛艶が気になる子にもオススメです。
それぞれ当てはまる方は利用を検討してみてください。
おすすめの飼い主は?
おすすめの飼い主
- コスパの良いフードを探している人
- 多頭飼育の人
- コストコで買い物をする人
- Amazonや楽天市場で購入したい人
カークランドは大容量とコスパの良さが魅力のキャットフードです。フードへの出費を抑えたい方や、多頭飼育の方で多くの量が必要な方にオススメできますね。
コストコのお店やオンラインストアで購入できますが、Amazonや楽天市場でも取り扱いが見られます。お店まで足を運ばなくても購入できるので、通販サイトでフードを購入したい方にオススメできます。
11kgと大容量ながらコスパの良いフードなので、品質はあまり良いものを使っているとは言い難いでしょう。愛猫の体調を確認しながら与えるようにしてくださいね。
キャットフード「カークランド」の賞味期限は?
賞味期限
賞味期限
- 開封後:およそ1ヶ月
賞味期限は袋に記載されているので、期日が来るまでに消費しましょう。ただ、一般的なキャットフードは開封後1ヶ月以内に食べきるのが理想と言われています。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、なるべく早めに使い切るようにしてください。
1ヶ月以内で使い切るとなると、1匹~2匹のねこちゃんを飼育している家庭では難しいかもしれません。5匹以上の多頭飼いの環境に向いていると言えます。
小分けして管理している方もいると思いますが、開封して空気に触れた時から劣化が始まっています。風味や品質が落ちている可能性があるので、小分けにした状態でも早めに消費するよう心掛けてくださいね。
キャットフード「カークランド」の保管方法は?
キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「カークランド」の体重ごとの目安給餌量は?
成猫の場合
体重 | 目安給餌量 |
---|---|
2.5kg | 40g |
4.5kg | 60g |
7kg | 75g |
9kg | 115g |
カークランドの1日あたりの目安給与量(成猫)は上記の通りです。ただあくまで目安給与量なので、愛猫の生活環境や運動量、理想体重などを考慮して調整してください。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
フードをうまく切り替える方法は?
現在食べさせているフードから切り替える場合、いきなり全てを新しいフードに変えてはいけません。急に新しいフードになると、腸内環境が慣れずに下痢や嘔吐してしまう場合があるからです。
また、愛猫が新しいフードに警戒してまったく食べてくれないということもあります。せっかく健康を考えて購入したのに食べてくれないのは悲しいですよね。
方法としては、従来のフードに少しずつ混ぜて増やしていく方法になります。1週間程の時間をかけて、初日には約1割程度、2日目には約2割程度…といった具合に混ぜて与えましょう。
お腹やニオイに慣らしてあげる期間を作ることが大切です。
キャットフード「カークランド」の最安値はどこ?公式サイト・Amazon・楽天市場で比較
キャットフード「カークランド」はどこのサイトで買うのが一番安いのか、気になっている方もいるのではないでしょうか?
そこで、各サイトでの販売と価格を調査しました。
コストコのオンラインストア | amazon | 楽天市場 |
---|---|---|
3,588円(11kg) | 5,844円(11.34kg) | 4,780円(11kg) |
もっとも安いのはコストコのオンラインストア!
今回は公式サイト・amazon・楽天市場の3サイトで比較を行いました。その結果、キャットフード「カークランド」はコストコのオンラインストアが最も安いということがわかりました。
コストコオンラインショップで購入するには、コストコ会員であることが条件になります。オンラインでも会員登録できます。
確実に購入するならAmazonや楽天市場!
「カークランド」のキャットフードは人気があるのか、オンラインでは「在庫切れ」なることも(2023年7月現在)。
確実に購入したい方は、Amazonや楽天市場を利用した方がいいかもしれませんね。
編集部まとめ
内容量が11kgと多いため保存管理が大変なキャットフードです。主原料には動物性タンパク質源であるチキンですが、詳細が不明なチキンミールや香料を添加していることを考えると積極的におすすめはできません。
およその価格ですが「5kgの猫で1日あたり約26円」という低価格は魅力的ですが、原材料の品質は「値段相応」だといえます。
愛猫の健康は毎日の食事が大きく関係しているため、キャットフード選びは慎重に行ってくださいね。