マグネシウムは、猫が健康に生活するうえで欠かせない成分の1つです。
欠乏したり過剰に摂取したりすると、愛猫の体に様々な悪影響を与える原因になることをご存知でしょうか。
この記事では、低マグネシウムのおすすめキャットフード、マグネシウムの適切な量、低マグネシウムキャットフードの選び方についてまとめました。
低マグネシウムのおすすめキャットフード!
※2021年7月頃にパッケージリニューアル
点数 | 100点(満点) |
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メイン食材 | 乾燥チキン、骨抜きチキン生肉 |
マグネシウム | 0.09% |
酸化防止剤 | ビタミンE |
人工添加物 | 不使用 |
穀物 | 不使用 |
賞味期限 | 開封後1ヶ月半 |
内容量 | 1.5kg |
価格 | 4,356円(税込) |
マグネシウムは猫にとって欠かすことができないミネラルのひとつですが、過剰摂取しすぎると悪影響を及ぼします。
含有量は0.08~0.09%ほどに抑えられたキャットフードを選ぶようにしてくださいね。
その点を踏まえておすすめしたいのは、カナガンキャットフードチキンです。
猫が消化できない「穀物」を一切使用しないグレインフリーなので、毎日の食事で愛猫の健康維持・サポートをすることができますよ。
気になるマグネシウム含有量は、AAFCO※1が定める基準値に近い「0.09%」。
主食として与えたいと考える飼い主さんも安心のキャットフードといえます。
またカナガンチキンは、その名の通り主原料にチキンをたっぷり使用しているので、食いつきはもちろん、本来の猫が摂るべき動物性タンパク質もしっかり摂取することができます。
子猫からシニアまでおいしく健康に食べさせることができるのも嬉しいですね。
マグネシウムを摂りすぎるのは良くない?

マグネシウムは主要必須ミネラルの一つで、心臓や骨格の健康維持に欠かす事の出来ない成分です。
欠乏したり過剰摂取したりすると愛猫の体に様々な悪影響を与えるので、含有量を「0.08~0.09%」ほどに抑えている低マグネシウムのキャットフードがおすすめですよ。
マグネシウムが欠乏すると
AAFCOが定めるマグネシウムの最低摂取量基準は、幼猫が「0.08%」、成猫が「0.04%」です。
この基準を下回ると「関節の過伸展」「神経障害」「高血圧」「食欲低下」などの症状を発症することもありますよ。
マグネシウムを過剰摂取すると
マグネシウムを過剰摂取した場合も、猫の体に様々な悪影響を及ぼします。
マグネシウムの摂取量が多いと尿中に溶け出したマグネシウムが同じく尿中に含まれるリンと結合して、ストルパイト結石と呼ばれる尿路結石を形成するリスクが高まります。
尿路結石についてはこちらの記事で詳しく記載していますので、ぜひご覧ください。
低マグネシウムのキャットフード、選び方のポイントは?

主原料が肉類
尿路結石の原因になるストルバイトが溶けるのは、酸性の尿だけです。
尿を酸性に傾けるためには肉食動物である猫が最も必要とする動物性タンパク質の摂取を増やすことがおすすめなので、肉や魚を豊富に使用しているフードを選ぶことをおすすめします。
ただ、穀物などに含まれる植物性のタンパク質は尿をアルカリ性に傾けてしまうので、結石の原因になってしまいます。注意してくださいね。
尿のpH値を調整してくれる原材料
pH値とは水素イオン濃度指数のことで、酸性・アルカリ性を表す単位を指します。
0~14までの数値で表され、7が中性になります。7より数値が小さければ酸性、大きければアルカリ性となりますよ。
尿の値をコントロールできる原材料の1つに、キナ酸やポリフェノール・クエン酸を豊富に含む「クランベリー」があります。
「キナ酸」は、体内で消化吸収されて様々な物質に変化する過程で尿を酸性に変えます。酸性化した尿は、尿路内での細菌の付着と増殖を抑える作用がありますよ。
「ポリフェノール」は「プロアントシアニジン」と呼ばれ、尿路感染症の原因となる細菌が尿路内にくっつくのを防いでくれます。
積極的に水分を摂取させてあげることも大切

尿路結石をケアするにはマグネシウムの摂取量を調整することに加えて、十分な量の水分を摂取させてあげることも大切です。
結石の結晶化は尿が濃くなることで進むので、排尿を促してあげれば濃度が薄まり結晶化しににくくなりますよ。
冬場や年齢を重ねた猫は、あまり水分を摂らなくなるので積極的に水を飲ませてあげてくださいね。