いつまでも一緒にいたい大切な愛猫の健康を守るためには、キャットフード選びが大切です。
この記事では、リンの役割、リンの配合量が少ないことで愛猫の体に与える影響、リンの配合が少ない「低リン」キャットフードについてまとめした。
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おすすめの「低リン」キャットフードの条件は?

「低リン」キャットフードとは、ミネラルのひとつである「リン」の含有量が少ないキャットフードのことを指します。
ただ、リンが少なければ良いというわけではなく、カルシウムの含有量に注意が必要です。
猫の身体にあるリンの大半はカルシウムと結合することで作用するので、カルシウムの含有量にも注意してください。割合はリン「1」に対して、カルシウム「1.2~1.5」くらいが理想的ですよ。
カルシウムに対してリンは多すぎても少なすぎてもいけないので、バランスがとれているかを確かめてくださいね。
低リンキャットフード、おすすめは?

得点 | 100点(満点) |
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主原料 | 骨抜き生サーモン |
人工添加物 | 不使用 |
内容量 | 1.5kg |
値段 | 3960円(税抜) |
シンプリーはリンの割合「1.32%」に対してカルシウムの割合が「1.89%」と、リンとカルシウムが理想的なバランスで配合されています。
また主原材料のサーモンをはじめ、ニシンやマス、白身魚など複数のタンパク質源がふんだんに使用されています。タンパク質を形成するアミノ酸の種類は素材によって異なるため、体内で生成することのできない必須アミノ酸をより多種摂取することができますよ。
猫の特性に配慮した原材料がバランス良く配合されているため、リンの過剰摂取を避けるための補助食としても、普段与える主食としてもおすすめのキャットフードです。
体重ごとの1日あたりの価格
1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg | 8kg | 9kg | 10kg | 15kg | 20kg | 30kg | 40kg | 50kg | |
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通常購入時(円) | 74 | 124 | 168 | 208 | 246 | 282 | 317 | 350 | 383 | 414 | 561 | 696 | 943 | 1170 | 1383 |
定期購入時(円) | 59 | 99 | 135 | 167 | 197 | 226 | 254 | 280 | 306 | 331 | 449 | 557 | 754 | 936 | 1106 |
リンとは?どんな成分なの?多すぎるとどうなる?

リンは、カルシウムの次に多く猫の体に存在する成分です。
カルシウムと結合することで骨を強化したり、丈夫な骨・頑丈な骨格や虫歯になりにくい健康な歯を作る「リン酸カルシウム」になります。
猫の体内でのリンとカルシウムの割合は「1:1.5程度」が理想的とされており、リンが多くても少なくても悪影響が出てしまいます。生命の維持にも関わってくるので、摂取量にも注意してくださいね。
体内のリンが多すぎると?
血中のリンがカルシウムに比べて多すぎるとリン酸カルシウムになれないリンが血中に増えてしまい「高リン酸血症」になってしまいます。
高リン酸血症になると骨に多く含まれるカルシウムが骨から溶け出してリンと結合しようとするので骨が脆くなったり、この状態が続くことで尿のマグネシウムと結合して「ストルバイト結石」を発症することもあります。
さらに進行すると骨以外の部位でリン酸カルシウムが結合する「異所性石灰化」を引き起こし、最悪の場合死に至ります。
体内のリンが少なすぎると?
リンは血液のpH値を維持する機能があるので、少なすぎても様々な病気を発症する原因になります。
「食欲不振」「体重の減少」「骨軟化症」「発育不全」「歯肉炎・歯槽膿漏」「筋萎縮」「溶血性貧血」「皮膚病」「関節炎」などですよ。
そのほか、体内でシュウ酸と結合してしまい「シュウ酸カルシウム結石」になってしまい、尿路結石を引き起こす危険性があります。
尿路結石の症状や原因に関してはこちらの記事に記載しています。ぜひご覧ください。
リンだけでなく、全体の栄養バランスにも注意が必要

キャットフードを選ぶときは、リンとカルシウムのバランスに注意することが大切です。
しかし、愛猫の健康を考えるのであればリンとカルシウムだけでなく全体の栄養バランスにも気を付けてあげてください。バランスが崩れて様々な病気を発症する原因になってしまいます。
病気の症状がある場合は必ず獣医師に相談して、獣医師の判断の元切り替えを行ってくださいね。