ニジイロクワガタは七色に輝く体をもつクワガタの一種で、オセアニアやニューギニアの南部に生息しています。
成虫を観察することも魅力的ですが、産卵や幼虫から成虫になるまで育ててみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ニジイロクワガタは、初心者の方でも簡単に育てることができる種類ですよ。
この記事では、失敗しないニジイロクワガタの飼い方をまとめました。
ニジイロクワガタ、飼育前に準備するものは?
準備しておくもの
- 飼育箱
- マット
- のぼり木
- 転倒防止材
- 霧吹き
- 昆虫ゼリー
ニジイロクワガタの飼育にあたって準備しておくものは「飼育箱」「マット」「のぼり木」「転倒防止材」「霧吹き」「昆虫ゼリー」です。
「飼育箱」は幅30cm程度のプラケース(1000~2000円程度)で問題ありませんが、コバエに対応しているものがおすすめです。コバエは卵を産み付けて大発生することもあるので、コバエが気になる方は1枚150円程度の防虫シートを飼育箱に貼ってみてください。
「マット」は市販されているクヌギなどを使ったもので十分です。手で握って固まる程度に水を加えてから飼育箱の半分程度の高さまで入れてあげます。10リットル入りのものが500円から600円程度で売られていますよ。
「のぼり木」などのレイアウトにつかうアイテムや皿木は飼い主の好みで選んで問題ありません。100~300円程度で入手できます。
「転倒防止材」として、小枝や樹皮、枯れ葉などを用意します。ニジイロクワガタはひっくり返って起き上がれずいると死んでしまうことがありますので、つかまることが出来る物を一緒に入れてあげます。
最後に餌となる「昆虫ゼリー」を用意すれば、ニジイロクワガタの飼育を始めることができますよ。昆虫ゼリーは50個入りで200円位~種類が豊富にあり、安価での購入も可能です。
注意点
ニジイロクワガタはオスがメスを傷つける可能性が低く、同居も可能です。ただしメスが飼育ケースの中を逃げ回るようなら、別々に飼育してください。
ニジイロクワガタ、温度管理は?
飼育に適した温度
- 23~26度
ニジイロクワガタは23~26度程度の温度を好みます。18度程度でも問題はありませんが激しい温度変化は寿命に影響を与えるので気をつけてあげてくださいね。
サーモスタット付きのパネルヒーターを使うと、冬場でも安定した温度で飼育できるので便利ですよ。1台15000円前後で購入できます。
ニジイロクワガタ、産卵は?
産卵に適した温度
- 23~25℃
産卵に必要なもの
- 発酵マット
- 産卵木
ニジイロクワガタの産卵に適した温度は23~25℃で、必要なのは「発酵マット」「産卵木」です。1年中いつでも産卵させることができますよ。発酵マットは5リットルサイズが500~600円で売られています。
発酵マットは手で握って固まる程度に加水してから、飼育ケースの底から5~10cm程度の高さまで突き固めます。産卵木(クヌギかコナラ)は害虫がついている可能性があります。半日程度加水した後に、日陰で2~3時間陰干しすることで害虫は除去できますよ。
産卵が行われてから3週間程度経過すると卵が孵化します。幼虫を発酵マットを入れたプリンカップに移してから、飼育するようにしてくださいね。
手ごろな値段で入手できる世界一美しいクワガタ!
ニジイロクワガタは冬場の飼育温度にさえ気をつけていれば、初心者の方でも飼育することができます。
7色に輝く体色がとても美しいクワガタなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。