「オーブンベイクド」はカナダ産のペットフードブランドで、一般的な製法よりも10倍もの時間をかけて作るオーブンベークド製法を採用しています。
食材が持つ風味や栄養素を大きく損なうことなく、フード一粒一粒に凝縮することができる製法です。
そんな製法で作られているオーブンベイクドの特徴やこだわり、原材料や栄養素についてまとめました。
目次
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オーブンベイクド アダルトチキンの基本情報は?

商品名 | オーブンベイクド アダルト・チキン |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 3,825円(税込) |
内容量 | 1.13kg |
カロリー | 350kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:1年間 開封後:1ヶ月以内 |
生産国 | カナダ |
販売元 | オーブンベイクドトラディション |
対応年齢 | 1~7才 |
メイン食材 | 骨抜きフレッシュチキン |
穀物 | 大麦・玄米・オート麦 |
酸化防止剤 | クエン酸b |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 8×7mm |
オーブンベイクドのこだわりは製法にあり?

新鮮で上質な食材がメイン!
オーブンベイクドに使われている食材はどれも新鮮で、上質なものを使用しています。
新鮮な骨抜きフレッシュチキンを主原料に使用し、良質な必須アミノ酸を供給してくれる動物性タンパク質源です。必須アミノ酸の含有量は牛肉や豚肉よりも多く、理想的な栄養バランスを持っています。
メインで使われているチキンはホルモン剤や抗生物質は使われておらず、自然派なチキンとなっています。
おいしさや栄養を閉じ込める独自の製法
オーブンベイクドでは、一般的な製法と比べて10倍の時間をかけた「オーブンベークド製法」 を採用しています。
商品によっては、ドライフードは製造コストを抑えるために高温・高圧で加工することが多いですが、加工する段階で栄養成分が大きく損なわれてしまうリスクがあります。
反対にオーブンベイクドで採用している製法では、低温でじっくりと時間をかけることで、香り・風味・栄養分を損なうことなく閉じ込めてくれるんです。粒が適度な硬さになり、簡単に噛み砕けるようになる+消化吸収に優れたフードに仕上がります。
アレルギーの原因になる食材や添加物など不使用!
ねこちゃんによりますが、小麦やとうもろこし、人工的な添加物などが体に合わず、アレルギー症状や消化不良によるうんちの変化などが起きることがあります。
そのため「無添加」「グレイン(グルテン)フリー」など、悪影響が起きるのを避けるために、飼い主さんに分かりやすいように表記されている商品も。
オーブンベイクドでは強く推されているわけではありませんが、小麦・とうもろこし・大豆・人工着色料・人工調味料・防腐剤・抗生物質…など不使用です。
特定の添加物や食材に関して「使っていない」と明言されていれば、購入する側からしても安心できるのではないでしょうか。
オーブンベイクド アダルトチキンの詳しい原材料と成分一覧は?

オーブンベイクドの原材料
主原料 | 骨抜きフレッシュチキン |
---|---|
その他原材料 | チキンミール、大麦、玄米、オート麦、フレッシュチキンレバー、ドライビートパルプ、ナチュラルフレーバー、鶏脂(トコフェロールとクエン酸の混合物で保存)、カボチャ、フレッシュミール、フレッシュフィッシュ、ビール 酵母、サーモンオイル、亜麻仁、硫酸カルシウム、ユッカシデゲラエキス、イヌリン(プレバイオティクス)、DL-メチオニン、クランベリー、塩化カリウム、塩化コリン、パイナップル、タウリン、ホウレンソウ、緑茶エキス、リンゴ、バナナ、ブルーベリー、ブロッコリー 、ドライケルプ、サツマイモ、硫酸鉄、硫酸亜鉛、ビタミンE、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、パセリ、ナイアシン、硫酸銅、ビタミンA酢酸塩、硫酸マンガン、チアミン一硝酸塩、D-パントテン酸カルシウム、塩酸ピリドキシン、ビオチン 、リボフラビン、ビタミンB12、ビタミンD3、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム、葉酸、ローズマリーエキス |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
オーブンベイクド アダルトチキンの原材料は上記の通りです。
肉食であるねこちゃんにとって高タンパクと十分な脂質を含んでいる食事が必要になります。そんなねこちゃんのために、オーブンベイクドではじっくり焼き上げる製法を取り入れ、タンパク質などの栄養素を大きく損なわないような対策がとられています。
タンパク質はもちろん、ビタミンやミネラル、タウリンなどねこちゃんにとって必要かつ体内で生成できない栄養素を確実に摂取できるレシピになっています。
オーブンベイクドの成分分析値
成分名 | 成分含有率 |
---|---|
粗タンパク質 | 28.0%以上 |
粗脂肪 | 14.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
粗灰分 | 7.0%以下 |
水分 | 10% |
カルシウム | 0.9%以上 |
リン | 0.8%以上 |
マグネシウム | 0.1%以下 |
カリウム | 0.6%以上 |
ナトリウム | 0.2%以上 |
オメガ-6脂肪酸 | 2.8%以上 |
オメガ-3脂肪酸 | 0.6%以上 |
グルコサミン | 100mg/kg |
コンドロイチン | 100mg/kg |
オーブンベイクド アダルトチキンの評価の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「骨抜きフレッシュチキン」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を1つも使用していないかどうかを評価しています。
本フードの場合、ねこちゃんにとって合わない場合がある「大麦」「玄米」を使用しています。
苦手な愛猫には与えないよう注意してください。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「混合トコフェロール自然保存料」「ローズマリーエキス」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「31.1%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「15.6%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしています。
オーブンベイクド アダルトチキンの賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:1年間
- 開封後:1ヶ月以内
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
オーブンベイクド アダルトチキンの保管方法は?

キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
オーブンベイクド アダルトチキンの体重ごとの目安給餌量は?

体重 | 目安給餌量 |
---|---|
1.8kg~3.2kg | 約32g~63g |
3.3kg~4.5kg | 約63g |
4.6kg~6.8kg | 約63g~95g |
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
オーブンベイクド アダルトチキンの評価まとめ

本フードは名前の通り、10時間もの時間をかけて風味や栄養を逃さず製造する「オーブンベイクド製法」でじっくりとつくられています。品質・栄養価・成分バランスともに高評価できるおすすめのキャットフードです。
チキンやニシンなどの肉類をメインに使用し、猫に最も重要な動物性タンパク質を十分に補給できる栄養バランスです。人工添加物が使用されていない「無添加」という点も高評価。
「チキンミール」「ニシンミール」などのミール系が使用されていますが、フード自体の価格が安すぎないことから、副産物などの粗悪な原材料は混ぜられていないと推測できます。
こちらのページでは当サイトおすすめのキャットフードを紹介していますので、あわせて確認してみてくださいね。