レッドチェリーシュリンプは小さくて真っ赤な体が可愛らしい台湾出身の淡水エビです。幅広い環境に適応できるため、アクアリウム初心者でも飼育できますよ。
この記事では、レッドチェリーシュリンプの繁殖方法から、産卵、稚エビの育て方についてまとめました。
レッドチェリーシュリンプの繁殖方法は?
繁殖方法
- オスとメスを同居
レッドチェリーシュリンプはオスとメスを水槽内に同居させておくことで、自然と繁殖を行います。
オスとメスは見た目で見分けることができ、メスは体色が真っ赤で後頭部にある卵巣が黄色くみえます。一方オスはメスに比べて色が薄く体も小さめ。
繁殖も見据えてレッドチェリーシュリンプを購入する場合は、真っ赤できれいな個体だけでなく色の薄い個体も選んでおくと、オスメス両方を選ぶことができますね。
レッドチェリーシュリンプの繁殖時に気を付けたいこと
繁殖方法
- 自然交配
水温
- 22~26度
注意点
- 水質
レッドチェリーシュリンプは飼育環境を整えておけば自然と交配をします。水温は22~26度程度に保ってオスとメスを飼育してください。
雌が抱卵を開始してから20日から1ヶ月程度で卵が孵化し、稚エビが生まれます。
繁殖時に気を付けたいこと
急激な水質の変化などに弱いので、繁殖期間中はphを一定に保つように注意してくださいね。
また、レッドチェリーシュリンプが抱卵している間は「水換えなどを行わない」「ソイルをあまりいじらない」ようにするのがポイント。ストレスを与えず見守りましょう。
レッドチェリーシュリンプの稚魚、育て方は?
餌
- バクテリア
- 苔
レッドチェリーシュリンプの稚エビは水草に生えたバクテリアや苔を食べて成長するので、特別に餌を与えなくても餓死することは滅多にありません。
ただ、水槽内のバクテリアや苔が少ない場合は、餌となる原生生物を供給する必要があります。「インフゾリアの素」を使って培養した原生生物をスポイトを使って水草に付着させることで、水槽内に原生生物が定着します。
インフゾリアの素は10g入りのものが500円程度で市販されているので、購入しておくと安心です。
人工飼料も候補に?
大人のエビが稚エビを食べてしまうことがあるので、稚エビが小さいうちは親エビに人工飼料を与えることをおすすめしますよ。
繁殖は計画性が大切!
レッドチェリーシュリンプは環境さえ整っていれば初心者の方でも容易に繁殖させられます。ただ、一気に稚エビが増えて水槽が一杯になる可能性もあります。
繁殖は飼育できる範囲を想定して、計画的に行うことがポイントですよ。