海外でも人気が高まっているデグーは見た目がネズミに似ていますが、後ろ足だけで立ち上がり、手でエサを持って食べる姿はリスに近いともいわれています。
1匹ごとに顔に違いがあるといわれているのもテグーの特徴ですよ。
この記事では、ペットとしてデグーの特徴や寿命についてまとめました。
デグーってどんな動物?
デグーは、デグー科デグー属に属する齧歯類。草や樹皮、種子、果物などを食べており完全草食です。
体長は12~20cm。体重は350g以下で、ハムスターやリスと同じサイズ感です。
デグーは知能が高い?
デグーは知能が高い動物で、ハムスターやリスに比べて飼い主に懐く動物です。
名前を呼んで飼い主の側に来るのは当然。自分のケージの場所や食べ物の場所を把握するともいわれています。戸棚にオヤツがあることを学習すると、戸棚の開き方も覚えることも。
ケージの開き方も見ているので、自分でロックを外すこともあるようです。飼い主の隙をついて脱走することもあるので、デグーが入ってしまうような隙間は埋めておくのが良いかもしれません。
デグーはスキンシップが好き?
テグーは飼い主の顔を覚えるのが得意なので、毎日接していると顔を覚えます。
鳴き声を多く発し、飼い主の呼びかけにも反応してくれるので、友達とおしゃべりしているような感覚になります。
ケージから出すと腕や肩に乗り、安心するのかそのまま眠ってしまうこともあり、その姿がとってもかわいいです。飼い主を自分の親や仲間と思っているのかもしれません。
自然にいるときは集団で過ごす習性がありますが、ペットとして飼う際は1匹で飼うと懐きやすいのでオススメです。ペットとスキンシップを求めている人にはぴったりだといえます。
デグーの寿命はどれくらい?
同じ小動物で見ると、デグーの仲間のハムスターやリスは3~5年の寿命ですが、デグーは8年~10年生きるといわれています。
小動物としてはとっても長生きですね。人間と同じでデグーの寿命には、エサや環境の他に精神的な部分も大きく影響します。
エサのバランスが悪かったり、飼育環境が不衛生だったりという物理的な理由で寿命を早めるペットが多いですが、テグーは飼い主に構ってもらえなかったり、愛情を注いでもらえていないと感じたりするとストレスを感じ、寿命に大きく関わってきます。
デグーを長く飼うためには、エサや環境の他に、愛情を持って接することを心掛けてくださいね。
気を付けたい「不正咬合」
デグーの歯は一生伸び続けるため、硬いものをかじったりすり潰すことで削られていきますが、牧草やチモシーが不足して歯が伸びて嚙み合わせが悪くなった状態を不正咬合といいます。
上手くごはんを食べられなくなるので、食欲がないように見えたりうんちの量が減ったり、お気に入りのおやつさえ食べなくなることがあります。
毎日十分な牧草やチモシーを与えて歯が伸びすぎないように対策してください。
デグーと一緒に暮らすためのコツと注意点
暑さに弱く温度管理が重要
デグーの生活に適した温度は20℃前後です。特に暑さに弱く、室温が35℃を超えると死んでしまうことも。夏場はエアコン必須です。
寒さに耐性があるわけではありませんが、温度が10℃以下になってしまう場合にはペット用ヒーターを活用してケージ内の温度を一定に保ちましょう。
きれい好きなデグーが砂浴びできる環境を
デグーは砂浴びをすることで体をキレイにします。
砂は必ずペット用のものを用意しておき、1日1回を目安に砂浴びさせてあげてください。
デグーに回し車は必須!
デグーは活発な生き物なのでケージには回し車を用意して、ストレスを発散できるようにしてあげましょう。
テグーと一緒にユニークな経験を
まだまだ謎が多いデグーですが、飼育している人は段々と増えています。
知能が高いため飼い主からの愛情に敏感なので、毎日コミュニケーションをとってあげることが理想的です。寂しいときには鳴き声で飼い主を呼ぶので、構ってあげると喜びます。
デグーは人の気持ちとリンクする、繊細で飼い主の愛情が必要な動物です。飼うことに興味がある方は近くのペットショップにデグーがいるか確認してみてくださいね。
日本での飼育頭数は少ないですが、飼い主の方はブログなどで情報公開をしているので、あわせて確認することをオススメします。