デグーまとめ!大きさや特徴、生態は?

デグーは、ネズミ目デグー科に分類される齧歯類(げっしるい)です。

キュートな見た目と知能の高さから、欧米だけでなく日本でもペットとしての人気が高まっていますよ。

この記事は、デグーの大きさや特徴、生態についてまとめました。

 

デグーってどんな動物?

デグー1
デグーは、チリのアンデス地方にある山岳・高原地帯に生息しています。標高1200mあたりの岩石地帯や険しい断崖などですね。

仲間とコミュニケーションを取る際に数種類の鳴き声を使い分けることから、「アンデスの歌うネズミ」ともいわれていますよ。

ちなみに、デグーには「チリデグー」「ペルーデグー」「フサオデグー」「ブルーデグー」の4種類が存在しています。

 

人間との関わり

デグーが発見されたのは18世紀後半ですが、学会で発表されたのは1960年代と遅めです。

デグーはもともとヨーロッパなどでペットとして人気がある動物でしたが、近年日本でも人気が高まっていますよ。

 

デグーの大きさや特徴は?

デグー3
デグーの大きさ 体長: 12~20cm(しっぽを除く)
体重:350g以下
デグーの特徴 アグーチ色の体色
齧歯類(げっしるい)特有の出っ歯
デグーの寿命 5~8年

デグーの大きさは体長12~20cm(しっぽを除く)・体重350g以下です。

ハムスターやリスくらいの大きさですね。

 

デグーの特徴

デグーの体色はアグーチ色(茶色)が基本です。

ただ、カラーは豊富で、「グレー」「パッチドアグーチ(アグーチに白いまだら模様)」「ホワイトパッチドアグーチ」「パッチドブルー」「ホワイトパッチドブルー」などに加え、日本では珍しい「ブラック」「ホワイト」「サンド」などがありますよ。

ちなみにデグーは歯の色で健康状態を知ることが出来ます。一般的には白い歯が健康と思われていますが、デグーの歯は黄色が正常です。白いと病気の可能性があるので注意してくださいね。

寿命は5~8年で、ハムスターの1~2年に比べると長寿といえますね。

 

デグーの生態は?

デグー4

生態

  • ずば抜けた感覚
  • 知能が高い
  • 草食

デグーの生態は大きく分けて「ずば抜けた感覚」「知能が高い」「草食」の3つです。

 

ずば抜けた感覚

デグーは齧歯類の中でも、「脚力」「聴力」「視力」の感覚がずば抜けています。

山脈での暮らしに適した高い脚力、非常に優れた聴力を持っているほか、ラットやハムスターに比べて視力も高いことがわかっています。

 

知能が高い

デグーは、知能がとても高いことでも知られています。

集中力・学習力が優れているので、餌付けすれば簡単な芸を覚えさせることも可能ですよ。

知能の高さは野生下でも垣間見ることが出来ます。排泄は巣の入り口周辺などの決まった場所にする、様々な鳴き声を使い分けてコミュニケーションを取るなどの知能の高さを感じさせる行動をとりますよ。

 

草食

デグーの食性は草食です。

チモシーなどの牧草と水だけで一生を過ごす粗食動物ですが、これは山岳地帯という過酷な環境に生息しているためだといわれていますよ。

 

ペットとして飼うのであれば、餌に気をつけて!

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デグーはペットとしての人気も高く、ハムスターなどと比べても密接な関係を築きやすい動物です。

ただ、草食動物なので糖分を代謝しにくい体質であることは知っておく必要がありますよ。可愛いからといって牧草以外のもの(野菜や果物)を与えていると糖尿病になってしまいます。

愛情と責任を持って、正しい飼育方法で最期まで大切に育ててくださいね。