飼育しやすい蛇の1つであるコーンスネークの繁殖はどうように行われ、交尾はいつでしょうか。この記事ではコーンスネークの繁殖について、産卵や交尾の時期について紹介しています。
この記事でまとめたこと
コーンスネークの繁殖時期は?

繁殖時期
- 5~6月
自然界に存在するコーンスネークの繁殖時期は5~6月の春から夏にかけてです。冬眠から覚めると交尾をする習性が蛇にはありますよ。
コーンスネークの繁殖は?卵を産む?

繁殖方法
- 自然交配
- ウインタークーリング
卵の数
- 12~25個
飼育下におけるコーンスネークの繁殖は簡単です。若い健康なコーンスネークのオスとメスを一緒に飼育していれば、誰でも繁殖させることは可能といえます。
自然に繁殖が行われる時期は春から夏です。冬場コーンスネークは冬眠するので、春に目覚めて繁殖期に入るのです。
飼育下で繁殖させるのであれば、自然に繁殖が起きる5・6月を待つことがおすすめですよ。他にもケージ内の温度変化によって春の到来を体感させる「ウインタークーリング」といわれる繁殖法も存在しますが、ヘビの飼育に慣れている方向けの方法ですよ。
産卵
爬虫類であるコーンスネークは卵を生むことで子孫を増やします。繁殖期である5・6月にメスとオスが交尾をするとメスのコーンスネークは産卵しますよ。一度に産卵する卵の数は12~25個程度で、50日程度で孵化します。
コーンスネークの繁殖、準備は?

事前準備
- 水容器の撤去
- 産卵床の用意
コーンスネークのメスは、交尾後1ヶ月ほど経過すると、急に拒食になって脱皮を始めます。メスがオスを追い出してシェルターを独占するようになったら、産卵の合図です。
脱皮をした後1週間(交尾後40日ほど)で産卵するので、水入れを撤去して代わりに産卵床を用意してください。水入れに産卵してしまうと小蛇が溺れてしまうからです。
産卵床には20cm程度)の大きさのタッパーが最適です。コーンスネークがとぐろを巻いても余裕がある程度の大きさに、十分に湿らせた「ミズゴケ」や「バキュームライト」を床材として設置してあげると完璧ですよ。
なるべく自然繁殖を心がける!

コーンスネークは、寒さに強く温和な性格をしているのでペット向きのヘビです。繁殖のハードルも低いので、「生ませ過ぎ」に注意が必要です。
大人になると体長が120~150cmほどに成長するので、繁殖はケージの大きさを計算して計画的に行ってくださいね。
「ウインタークーリング」とを行えば繁殖期をコントロールすることもできますが、繁殖失敗やコーンスネークの体に負荷をかける恐れもあります。繁殖は5・6月に訪れますので、基本は自然交配のみさせることをおすすめしますよ。