カラフルな羽が魅力的なボタンインコは、アフリカ原産のインコです。
パートナーへの愛情が大きいことから、英語では「ラブバード(love bird)」と呼ばれていますよ。
この記事では、ボタンインコの性格や特徴、寿命、鳴き声をまとめました。
この記事でまとめたこと
ボタンインコの性格は?

性格
- 深い愛情
- ヤキモチ焼き
- 強い縄張り意識
- 神経質
深い愛情
ボタンインコは愛情深い性格なので、1羽単体で飼うと飼い主さんにたくさん甘えてくれます。
ヒナの時はまだ臆病な性格が残っていますが、優しく接していると次第に人懐こくなりますよ。
複数飼育する際の注意
ボタンインコをペアで飼うとカップル同士で仲良くなるので、飼い主さんには甘えなくなります。また、繁殖させようとしても気の合わない相手には攻撃してしまうので相性のチェックも忘れないでくださいね。
ヤキモチ焼き
ボタンインコは愛情深くて甘えん坊な一面がある一方で、独占欲が強くてワガママな面も持ち合わせています。
飼い主さんとのコミュニケーションが不足すると拗ねたり、放っておくと「大声で鳴く」「家具や電気コードをかじる」などの問題行動を起こすこともありますよ。
ボタンインコの生死に関わることにもなりかねないので、飼育を考えているのであればしっかりとコミュニケーションをとってあげてくださいね。
強い縄張り意識
ボタンインコは比較的優しい性格をしていますが、突然近づいてきて噛みつく「ダッシュ噛み」と呼ばれる行動をとることがあります。
急にスイッチが入ることが多いですが、縄張り意識が強い個体も多いので不用意にテリトリーに手を入れた場合などは攻撃されることもありますよ。
神経質
ボタンインコは神経質な個体も多いですよ。
ストレスから、自分の羽をむしってしまう「毛引症」を発症することもあります。毛引症は完治がむずかしい病気なので、ストレスを与えない環境作りを心がけてあげてくださいね。
ボタンインコの特徴は?

大きさ | 13.5~17cm |
---|---|
35~50g | |
外見の特徴 | 白いアイリング |
赤いくちばし | |
羽の色 | 多種多様 |
ボタンインコの大きさは13.5~17cm、体重は35~50gほどです。目の周りにある「白いアイリング」と「赤いくちばし」が特徴的ですよ。
ボタンインコは小型種ですが噛む力が強く、噛まれると流血することも少なくないです。賢いのでしつければ止めさせることも出来ますが、動物病院でくちばしの先端をカットしてもうらうことも出来ますよ。くちばしには血が通っているので、獣医さんにお願いしてくださいね。
ボタンインコの種類
ボタンインコには「ルリコシボタンインコ」「キエリクロボタンインコ」「ブルーボタンインコ」などの種類がいますよ。
ルリコシボタンインコ
ルリコシボタンインコはとてもカラフルです。正面から見た顔は「オレンジ」で、首まわりは「イエロー」です。腹部は「ライムグリーン」で翼は「グリーン」ですよ。
ルリコシボタンインコという名前は、体色(腰)が美しい瑠璃色をしていることに由来しています。
キエリクロボタンインコ
キエリクロボタンインコは、頭部が「ブラック」で体が「グリーン」、首まわりと胸部が「イエロー」です。
配色が名前の由来になっていますよ。
ブルーボタンインコ
「ブルーボタンインコ」は、頭部が「ブラック」で首まわりと胸部は「ホワイト」です。翼は「ブルー」ですよ。
その他
他にも、オレンジとライムグリーンの「ヤマブキボタンインコ」、黒褐色の「モーブボタンインコ」、青みがかったホワイトの「シロボタンインコ」などがいますよ。
ボタンインコの寿命は?

寿命
- 10年
ボタンインコの平均寿命は10年ほどです。
ストレスを与えないように飼育環境に気を付けながら育てれば15年生きることも珍しくなく、なかには20~25年生きた個体もいるそうですよ。
ボタンインコの鳴き声は?

ボタンインコは「ピリリリ」と鳴きます。飼い主さんを探したり、呼んだりする時にも鳴きますね。
機嫌が良い時は「ブゥ」「グゥ」、悪い時は「ギャギャ」「ギュル」「グエッ」などと鳴きますよ。
室温に気をつけて飼育しよう!

ボタンインコはアフリカ原産の鳥なので、寒さに弱いです。飼育をする際には「ペットヒーター」の準備を忘れないでくださいね。
ヒナは成鳥よりも寒さに弱いので、特に注意が必要ですよ。