アナコンダは、ボア科アナコンダ属に属するヘビの総称で、有名な種としてオオアナコンダやキイロアナコンダが知られています。陸上でも生活しますが、ヘビとしては珍しく水の中を好んで生息する種類ですよ。
この記事ではアナコンダの交尾や産卵時期、幼蛇についてまとめました。
この記事でまとめたこと
アナコンダの繁殖、交尾の特徴は?
交尾の特徴
- 1匹のメスに数匹のオスが絡みつく
- 水中でも交尾をする
アナコンダの交尾は1匹のメスに2匹以上のオスが絡みつき、2~4週間絡み合ったままメスを奪い合います。今までで一番多いケースでは、12匹のオスが1匹のメスをめぐって争ったと言われています。
最も強いオスがメスと交尾をする事が普通ですが、稀にメスが気に入ったオスと交尾する場合もあります。
アナコンダは水中で生活するヘビなので、交尾も水中で行います。オスは排泄腔の周りにある爪に似た突起をこすりつけてメスを刺激し、メスの交尾の準備ができると交尾が行われます。
アナコンダの産卵時期や場所は?
産卵まとめ
- 時期:4~5月
- 場所:体の中で孵化させる
産卵時期
アナコンダの産卵時期は4~5月で、この頃にオスがメスに集まってきます。この時期にメスからフェロモンが分泌されているため、オスが集まると考えられていますよ。
ヘビは空気中の臭いを舌を使って嗅ぐことができ、オスは頻繁に舌を出してメスのフェロモンを嗅ぎつけます。
産卵場所
アナコンダは自分の体内で卵を孵化させて、体外に出産する「卵胎生」という方法で産卵します。
体内でおよそ6か月保温し、孵化します。メスのアナコンダはこの期間も普段通りに餌を食べますが、一緒にいるオスは餌を食べなくなりますよ。
アナコンダの幼蛇、餌や成長スピードは?
幼蛇の餌
- マウス
- ラット
- ウサギ
- ニワトリ
成長スピード
- 3~4年で性成熟
幼蛇の餌
アナコンダの餌は、体の大きさに合わせた「マウス」「ラット」「ウサギ」「ニワトリ」などで、冷凍のものを解凍したものでも代用ができます。
幼蛇の成長スピード
幼蛇の成長は速く、3~4年で性成熟します。幼蛇は他の動物の獲物になりやすいため、成長スピードが速いと考えられていますよ。
その他、幼蛇の特徴
幼蛇は70㎝ほどの大きさで産まれます。1度に20~40匹の仔ヘビが産まれますよ。
ペットには向かないヘビ
アナコンダはとても大きく、性格も荒いためペット向きとは言えない種類です。その大きさから飼育するには畳6畳分程度のスペース、また水中を好むことからプールが必要とも言われています。
ヘビをペットにしたい場合は他のヘビを検討してくださいね。