象まとめ!大きさや特徴、生態は?

ゾウは、陸上動物のなかで最も大きく体重が重い動物です。野生下に敵はおらず、百獣の王として知られるライオンですら真っ向から闘う事はしませんよ。

この記事では、ゾウの大きさや特徴、生態についてまとめました。

 

象ってどんな動物?

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現生のゾウの直接の祖先は、絶滅したプリムエレファス属だと考えられています。

中新世末期(約700~600万年前)のアフリカにおいて、アフリカゾウ属とアジアゾウ属の2種に分かれました。

 

人間との関わり

人間とゾウの関わりは、先史時代まで遡ることが出来ます。

太古の昔は食用として狩猟の対象となっていました。また、戦象・移動手段・重いものを運ぶ使役動物として利用されるなど、人間にとっては馴染み深い動物といえますね。

現在では動物園などで飼育されているほか、サーカスなどで芸を披露したりと我々を楽しませてくれています。

 

象が日本に初めて来たのは?

ゾウが初めて日本に来たのは応永15年(1408年)、孔雀やオウムと一緒に南蛮船に乗せられ小浜市に上陸しました。その後1ヶ月ほどかけて京都に運ばれ、足利義持へ献上されたという記録が残っていますよ。

 

象の大きさや特徴は?

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ゾウの大きさ アジアゾウ: 体長5.5~6.4m、体重4~5t
アフリカゾウ: 体長6~7.5m、体重5.8~7.5t
ゾウの特徴 大きな耳
長い鼻

アジアゾウは体長5.5~6.4m・体高2.5~3m・体重が4~5tほど、アフリカゾウは体長6~7.5m・体高3~3.8m・体重5.8~7.5tほどです。

 

象の特徴

象といえば「大きな耳」「長い鼻」が特徴的ですね。

ゾウの大きな耳はアンテナの役割をするだけでなく、うちわのように動かす事で上昇した体温を下げることもできます。また、威嚇の意味もありますよ。アフリカゾウの耳は広げると3m近い大きさになるため、ライオンであっても恐れをなして逃げることが多いです。

立ち上がった時に地面につくほど長い鼻は、上唇と鼻が一緒に伸びたものです。たくさんの筋肉で構成されているので、自由に動かすことはもちろん重いものも持ち上げることが出来ますよ。

 

象の生態は?

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生態

  • 聴力

象の生態は大きく分けて「聴力」「鼻」の2つです。

 

聴力

象の聴力は優れており、20Hz以下(人間は聞くことが出来ない)の低周波を聞くことができます。

30~40km離れた場所でも雨や雷を感知でき、地震の際に津波が出す低周波を感じとれますよ。

 

象の長い鼻には骨が無く、10万以上の異なる筋肉で出来ています。

鼻の先には2つの指状の突起があり、その突起を器用に使うことでピーナッツのような小さな物でも掴む事が出来ますよ。また、力も強く、1トンを超える重さのものを持ち上げることも出来ますよ。

 

個体数の減少に歯止めを!

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ゾウに限った話ではありませんが、野生動物の密猟が後を絶ちません。

ここ10年でも、約11万頭のアフリカゾウが象牙を目的とした密猟によって命を奪われています。

人間本位の身勝手な理由が、罪のない動物を絶滅に追い込んでいるという現実としっかり向き合う必要がありますよ。