牛は、哺乳綱鯨偶蹄目ウシ科ウシ亜科の動物です。食肉や牛乳として我々人間の生活には欠かせない、とても身近な存在でもあります。
この記事では、牛の大きさや特徴、生態についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でまとめたこと
牛ってどんな動物?
人間と牛の関わりは、新石器時代(紀元前6000~5000年頃)にまで遡ることが出来ます。
当時の西アジアに生息していた「オーロックス(体高2m・体重1tほどで巨大な角を持つ動物)」を、とあるイラン人農家が家畜化したことで我々の生活に身近な「牛」が誕生しましたよ。
牛の大きさや特徴は?
牛の大きさ | 肩高: 150cm |
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体重: 1000kg | |
牛の特徴 | 黒地に白模様(ホルスタイン) |
牛の寿命 | 野生下: 20年前後、飼育下:2~5年前後 |
牛の大きさは種類によっても変わってきますが、ホルスタイン(乳牛)であれば肩高150cm・体重1000kgほどです。
白と黒の模様が特徴的ですね。白地に黒模様が入っているように見えますが、実際は黒地に白い模様が入っていますよ。
寿命は野生下であれば20年前後、肉用牛は約2年半、乳牛は約5~6年ほどです。
牛の生態は?
生態
- 集団生活
- 食事
- 繊細な心の持ち主
牛の生態は大きく分けて「集団生活」「食事」「繊細な心の持ち主」の3つです。
集団生活
牛は群れを作って集団生活をしています。
集団の中からリーダーが生まれ、仲間同士で順位付け(ツノを突き合わせて喧嘩)を行いますよ。
リーダーになったウシは、敵が現れると真っ先に群れの前に立って仲間を守ろうとするなど責任感が特に強くなります。
食事
牛の食事量は青草だと50~60kgほどです。
50~60kgほどの草を6時間以上かけて食べ、反芻(はんすう)を繰り返しながら消化しますよ。
繊細な心の持ち主
牛は繊細な動物としても知られています。
野生種だけでなく家畜であっても、急に動くものや見慣れないものに対してとても警戒する繊細な感情を持っていますよ。
神聖な動物
ウシは神聖な動物として、様々な宗教で崇められています。
ヒンズー教では富や力強さ・豊かさ・無私・満ち足りた現生の象徴として登場していますし、古代エジプトではハトホル信仰を通してオスの牛を聖牛と崇めていましたよ。