「ファーストチョイス」はカナダ生まれのドッグフードで、日本に上陸後、現在はアース・ペット株式会社が販売しています。
日本の小型犬は海外のわんちゃんに比べて室内飼いされているケースが多く、運動量が少なくなっています。そんな日本のわんちゃんに適した栄養バランスで作られており、低脂肪なのがポイントです。
この記事では「ファーストチョイス 成犬小粒チキン」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。Amazonのレビューも併せて見ていきましょう。
目次
ドッグフード選びで悩んだらこれで間違いなし!
おすすめ10選をご紹介
132種類のドッグフードを徹底分析!その中でもpepy編集部がおすすめする安全で安心なドッグフード10選を詳しく紹介しています。
他にもドッグフードの選び方や与え方などの情報も公開中!
ファーストチョイス 成犬1歳以上 小粒チキンの基本情報は?
商品名 | ファーストチョイス 成犬小粒チキン |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1,580円(税込) |
内容量 | 1.2kg |
カロリー | 333kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から1年半 開封後:4週間 |
生産国 | カナダ |
販売元 | アース・バイオケミカル |
対応年齢 | 1歳から7歳 |
メイン食材 | |
穀物 | 米、コーングルテンミール、コーン |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 8mm |
日本の生活環境に合わせて、成犬の体に必要なだけの脂肪を配合し、余分な脂肪をカットした低脂肪フードです。
獣医師が最新の栄養学に基づいて、栄養バランスを調整。主原料にはコーンそして鶏肉を使用しており、ヘルシーなドッグフードに仕上がっています。
ファーストチョイスの3つのこだわり
健康的な体型を維持するための低脂肪設計
毎日の食事で健康的な体型を維持するため、ファーストチョイスのドッグフードは低脂肪設計で作られています。
カナダ生まれのファーストチョイスですが、日本の小型犬は海外のわんちゃんに比べて室内飼いされているケースが多く、運動量が少なくなっています。
その分消費するカロリーが減っていることを考え、必要な脂肪分のみを適切に配合しています。
日本のわんちゃんのための独自のレシピ
動物性タンパク質には、低脂肪設計で作られていることにも繋がる鶏肉を使用。おいしさや消化の良さを考え、副産物は使わず良い部分のみを配合しています。
必須脂肪酸の含有率が高い鶏脂、腸活をサポートする酵母、ビートパルプ、マンナンオリゴ糖、エネルギー源になるコーンなど、獣医師が栄養学に基づいて栄養バランスを調整。
コーンのでんぷんは体内で消化・吸収できるようにα化されたものを使用しているので、「消化できない」なんてことはありません。
安心・安全への取り組み
安心安全のペットフードを届けるためにペットフード安全法を順守し、製造・販売しています。
ペットフードの栄養においてはAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たし、アース・ペット独自の基準を設定し、自然派保存料使用、合成着色料または合成香料無添加、鶏肉副産物不使用…など、厳しい基準を設けています。
添加物の基準値などもペットフード安全法で定められているので、危険な量添加されていることはありません。
ファーストチョイス 成犬1歳以上 小粒チキンの評判は?Amazonのレビューをチェック
まずは高評価なレビューから!
コスパ最高!!
いろいろなフードを試していますが、うちの子には合っているようで、毎食、完食してくれます。ドッグフード特有の匂いも少ないですので、あげるときに息を止めずに済みますww
フードローテーションに加えることにします!
Amazon カスタマー
出典:Amazon「ファーストチョイス ドッグフード 成犬 1歳以上 小粒 チキン 1.2キログラム (x 1)レビュー」★
添加物少なめ
小分けにされて、鮮度を良くする様になった。美味しいかどうかはわからないが、添加物が少なめである事と、鶏肉が無駄な混ぜもの少ないのでこちらを与えています。
ロイヤル〇〇からこちらにしたら緩かったウンチが普通になってくれたので、目に見えて餌による合う合わないが分かる。
葉隠ライダー
出典:Amazon「ファーストチョイス ドッグフード 成犬 1歳以上 小粒 チキン 1.2キログラム (x 1)レビュー」★
小型犬用に
ホームセンターになかなか置いてないのでこちらで購入出来助かります。このフードだと毛艶は良くなります。
うちの子は食いつきにムラが出るので10袋は勇気がいります。せめて5袋なら有り難いです。しかし小袋なので酸化しない点ではとても良かったです。
ジャッキー
出典:Amazon「ファーストチョイス ドッグフード 成犬 1歳以上 小粒 チキン 1.2キログラム (x 1)レビュー」★
高評価なレビューをいくつか引用しました。食いつきの良さ、毛艶の変化、うんちの状態が良くなった…など、フードをファーストチョイスに変えてから目に見える良い変化があった意見が目立ちました。
添加物少なめのドッグフードを試している飼い主さんに、ファーストチョイスを候補の一つに入れても良いのではないでしょうか。
ネガティブな意見は…
アレルギー
このフードにして一週間…カイカイで靴下生活。外耳炎…多分アレルギーですね。アレルギー体質の子は避けた方が無難ですね。(シーズー)
はるぽむ
出典:Amazon「ファーストチョイス ドッグフード 成犬 1歳以上 小粒 チキン 1.2キログラム (x 1)レビュー」★
体臭が酷くなる
銀の小袋に入っているので使い勝手は良いのですが、これを与えると犬の体臭がとてつもなく臭くなります。午前中にお風呂入れて夕方にはうん〇の臭いが身体中から漂います。
この子の体質も関係あるんでしょうが、ビックリするぐらいの臭さで困っています。別のご飯だと一週間経ってもちょっと臭ってきたね〜程度なので合わないんだと思います。
大きい箱の方を買わなくて良かった…。お値段も手頃なので残念です。
Amazon カスタマー
出典:Amazon「ファーストチョイス ドッグフード 成犬 1歳以上 小粒 チキン 1.2キログラム (x 1)レビュー」★
気になるネガティブなレビューを引用しました。ファーストチョイスは公式サイトにて鶏肉を主原料としていますが、原材料の並び順はコーンが先であり、穀物が最も多く使われているドッグフードだということになります。
決して「穀物が悪」というわけではありませんが、苦手なわんちゃんがいるのは事実です。消化の負担になりアレルギー症状を起こす可能性があるため、穀物が苦手な愛犬には与えないようにしてください。
また、体臭に関しても穀物が関わっている可能性があります。消化の負担になりうまく吸収できず腸内環境に影響が出ているのかもしれません。
ファーストチョイス 成犬1歳以上 小粒チキンの詳しい原材料と成分一覧は?
ファーストチョイスの原材料
主原料 | コーン |
---|---|
その他原材料 | 鶏肉、米、コーングルテンミール、鶏脂、ビートパルプ、チキンエキス、レシチン、魚油(DHA源)、乾燥トマト(リコピン源)、酵母、全粒亜麻仁、マンナンオリゴ糖、乾燥チコリ(イヌリン源)、ユッカ抽出エキス、L-カルニチン、ビタミン類(A、D3、E、C、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(リン、ナトリウム、クロライド、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素)、酸化防止剤(ビタミンE) |
ファーストチョイス 小粒チキンの商品ページの原材料に表記されているように、コーンがメインで使われていることが分かります。
穀物をメインで使用しているのが悪いわけではありませんが、やはり動物性タンパク質源が多く使われているフードのほうが高評価です。
コーン、鶏肉、米の順番で表記されているので鶏肉が配合されているとはいえ、穀物の割合が多いのが気になります。穀物が苦手な愛犬には与えないよう注意してください。
ファーストチョイスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 24以上 | 26.7%以上 |
粗脂肪分 | 9%以上 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4%以下 | 4.4%以下 |
粗灰分 | 8%以下 | 8.9%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量が10.0%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ファーストチョイス 成犬1歳以上 小粒チキンの評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「コーン」を使用しています。
その他原料の評価
わんちゃんによっては合わない場合がある原材料を使用していないかどうかを評価しています。
本フードの場合、「コーン」「米」「コーングルテンミール」を使用しています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合、「26.7%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。本フードの場合、「10.0%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ファーストチョイス 成犬1歳以上 小粒チキンの賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造から1年半
- 開封後:4週間
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ファーストチョイス 成犬1歳以上 小粒チキンの保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ファーストチョイス 成犬1歳以上 小粒チキンの体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 34g | 29円 |
2kg | 57g | 48円 |
3kg | 77g | 64円 |
4kg | 95g | 80円 |
5kg | 112g | 94円 |
6kg | 129g | 108円 |
7kg | 145g | 121円 |
8kg | 160g | 134円 |
9kg | 175g | 146円 |
10kg | 189g | 158円 |
15kg | 256g | 214円 |
20kg | 318g | 266円 |
30kg | 431g | 360円 |
40kg | 535g | 446円 |
50kg | 632g | 528円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
合成酸化物を使用していない「無添加」という点は評価できますが、主原料にコーンが使われておりあまりおすすめできないドッグフードです。
犬の発育に重要な成分である「動物性タンパク質」をメインに使用しているわけではなく、コーンのあとに鶏肉となっています。
「コーン」や「コーングルテンミール」はどちらも犬の苦手な「グルテン」を含む穀類のため、愛犬の主食に検討する際は注意してください。
グラムあたりの価格は上がりますが、愛犬の健康を考えたら原材料と栄養バランスが完璧なドッグフードを選んであげるべきです。中でも人気のドッグフードはこちらで紹介しています。