「ナチュラルバランス」は、増加傾向にあるアレルギーへの対策も考慮し、専門家が研究を重ねて開発されたアメリカ生まれのドッグフードです。
この記事では「ナチュラルバランス オリジナルウルトラ ホールボディヘルス 小粒タイプ」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
目次
ナチュラルバランスの商品概要
商品名 | ナチュラルバランス ホールボディヘルス |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 3,762円(税込) |
内容量 | 1.82kg |
カロリー | 361kcal/100g |
賞味期限 | 開封後:1ヶ月 |
生産国 | アメリカ |
販売元 | プロフィット |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | 鶏肉 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
ドッグフード「ナチュラルバランス」の会社とは?
アメリカを拠点としたペットフード会社です。全米最大の動物園「サンディエゴ動物園」にも正式に採用されています。
ペットに必要な栄養や、オールナチュラルな原材料にこだわり、研究・開発を行ってきた会社です。
また、ナチュラルバランスが使用している食肉は、人間も食べることができる原料を使用しています。
アメリカの農務省や米肉の肉類検査サービスに認定・検査されたものなので、品質に関しては安心してもよさそうです。
ドッグフード「ナチュラルバランス」の口コミは?
よく食べてます
我が家のトイプードルに食べさせています。
我が家に来た頃は、とても食が細くてなかなかフードを食べてくれませんでした。
あれやこれやフードを試し、ようやくこのフードが気に入ったようで、以来しっかり食べてくれるようになりました。
Amazon カスタマー
出典:Amazon「ナチュラルバランス ホールボディヘルス 小粒 ドッグフード チキン」
ムラなく食べます
新しいフードにすると、最初のうちは食いつきがいいですが、徐々に食べなくなってくることが多かったですが、このフードに変えてから食べムラもなく残すことがなくなりました。
またフードによって、毛質が脂っぽくなったり、パサついたりすることがありますが、これは毛質にも影響がなく安定しています。
ゆっき
出典:Amazon「ナチュラルバランス ホールボディヘルス 小粒 ドッグフード チキン」
いつも食べてるものを
いつも、このドッグフードをあげています。鶏肉の少ないものでないと涙ヤケがひどくて・・・
このフードにしてからは涙ヤケも少なくなり、うちの犬には合ってます。ただ、その辺には売ってないので、アマゾンさんで頼みました。
小粒で小型犬でも食べやすいみたいです。でも、そろそろ高齢犬用のにしないといけないみたいです。
たれこ
出典:Amazon「ナチュラルバランス ホールボディヘルス 小粒 ドッグフード チキン」
ナチュラルバランスを高評価している口コミには、「よく食べてくれる」「ムラなく食べてくれる」など食いつきの良さを評価しているものが目立ちました。
嗜好性の高い原材料を厳選して使用しており、消化吸収に優れ、高い可消化エネルギー率を実現しているフードです。そのため、比較的食いつきが良いという意見が目立ったのかもしれません。
また、消化吸収に優れた食材を使用していることもあって、涙やけが良くなった子もいるのでしょう。
愛犬の涙やけに悩んでいる飼い主さんは、獣医師と相談の上ナチュラルバランスを試してみてください。
批判的な口コミは?
酸化が早い
白ペキニーズ/メス/2.5歳を飼ってます。硬くて食べにくそうだったので、ふやかしてから上げてました。
かなり膨張&穀物臭が強かったです。
開封後、匂いが変わるのが早かったので、次回機会があれば小袋で買おうと思います。
Amazon カスタマー
出典:Amazon「ナチュラルバランス ホールボディヘルス 小粒 ドッグフード チキン」
ナチュラルバランスの批判的な口コミには「酸化が早い」という意見がありました。
開封したドッグフードは徐々に酸化していくため、小袋を購入するか、フードストッカーなどに移し替えておくのがおすすめです。
また、ふやかしているので当然かもしれませんが、穀物臭が強くでるそう。穀物アレルギーを持つ愛犬、もしくはなるべくグレインフリーを与えたいと思っている飼い主さんにはおすすめできません。
ドッグフード「ナチュラルバランス」の詳しい原材料と成分一覧は?
ナチュラルバランスの原材料
主原料 | 鶏肉 |
---|---|
その他原材料 | 鶏肉、玄米、オート麦、チキンミール、ポテト、ブリュワーズライス、鶏脂肪(天然混合トコフェロールで酸化防止)、乾燥ニンジン、ダックミール、サーモンミール、豆ファイバー、オートファイバー、自然風味、トマト、亜麻仁、ブリュワーズドライイースト、ニシン油、塩、塩化カリウム、DL-メチオニン、塩化コリン、第二リン酸カルシウム、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、硫酸銅、銅アミノ酸キレート、亜セレン酸ナトリウム、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム、Lアスコルビン2ポリフォスフェイト(ビタミンC)、L-トリプトファン、ビタミンE、ナイアシン、Dカルシウムパントテン酸塩、ビタミンA、リボフラビン、一硝酸チアミン、ビオチン、ビタミンB12、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンD3、葉酸(ビタミンB)、天然混合トコフェロール、クエン酸、タウリン、乾燥クランベリー、乾燥ブルーベリー、乾燥ほうれん草、L-リジン、乾燥ケルプ、乾燥ユッカシジゲラエキス、ローズマリーエキス |
ビタミンCは尿路結石になりたくない愛犬におすすめな成分です。尿路結石におすすめなドッグフードについてはこちらの記事で解説しています。
ナチュラルバランスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 23.0%以上 | 25.6%以上 |
粗脂肪分 | 13.0%以上 | 14.4%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 | 3.3%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量が14.4%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「ナチュラルバランス」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「鶏肉」を使用しています。
鶏肉は高タンパクで食いつきが良く、リンやセレンなどの免疫力をサポートする栄養素が多く含まれています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪だといえる原材料は含まれていません。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「混合トコフェロール」「ローズマリーエキス」が使われています。
人口添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合、「25.6%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合、「14.4%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ペットフードの粒の大きさについて
サイズは直径1㎝ほどのものと、0.5㎝ほどの大きさが混ざっているようです。
通常サイズと混ざっているのでは?と思ってしまいますが、通常タイプと小粒タイプでは、成分や原材料などが全く異なるドッグフードです。
そのため、混ざっているということは無さそうです。
どんな犬におすすめ?
このドッグフードはグルテンフリーとなっています。また、食物アレルギーの原因となりやすい大豆、卵、乳製品、ひまわり油、小麦、トウモロコシは一切使用していないことが確認できました。
食物アレルギー持ちの犬には安心しておすすめできます。
ドッグフード「ナチュラルバランス」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
与えるときの注意点
ナチュラルバランスは全年齢に対応したドッグフードですが、1日に与える回数を注意しておく必要があります。
生後6ヶ月以上経過していれば1日2回で大丈夫ですが、生後6ヶ月未満の場合は消化器官が弱く、低血糖症になることもあるため空腹の時間を作らないように1日3~4回に分けて与えましょう。
また、フードをふやかす時は水かぬるま湯でふやかすようにしてください。お湯を使用すると栄養素が壊れてしまいます。
シニア犬になると消化機能が低下してくるので、普段の給餌量より少なめに与えるようにします。普段通り与えていると肥満の原因になることもあります。
いつもの量を食べきれない場合は、食事の回数を増やすなどして調整してみてくださいね。
ドッグフード「ナチュラルバランス」の保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「ナチュラルバランス」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 31g | 56円 |
2kg | 52g | 93円 |
3kg | 71g | 126円 |
4kg | 88g | 157円 |
5kg | 104g | 185円 |
6kg | 119g | 212円 |
7kg | 134g | 238円 |
8kg | 148g | 263円 |
9kg | 161g | 287円 |
10kg | 174g | 311円 |
15kg | 236g | 421円 |
20kg | 293g | 523円 |
30kg | 398g | 708円 |
40kg | 493g | 879円 |
50kg | 583g | 1039円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
「ナチュラルバランス」という名前の通り栄養バランスのとれたドッグフードです。
鶏肉をはじめとした原材料にアレルギーを持っていないのであれば、自然派のドッグフードを探している方におすすめ。
穀物不使用、人工香料不使用とドッグフードによっておこる消化不良、そして涙やけなどの症状に悩む愛犬の主食として検討してみてはいかがでしょうか。