「愛犬元気パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り」はユニ・チャームが販売する、半生タイプで柔らかいドッグフードです。
お肉の旨みと栄養バランスを大切にしており嗜好性も考えられています。全成長段階に対応している国産総合栄養食で、幅広いわんちゃんに与えられるのもポイントです。
この記事では「愛犬元気パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
目次
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愛犬元気 パックン(全成長段階用)の基本情報は?
商品名 | 愛犬元気パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 712円(税込) |
内容量 | 2.5kg |
カロリー | 290kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:12ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | ユニ・チャームペット |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | 穀類(小麦粉・パン粉・トウモロコシ) |
穀物 | 小麦粉・パン粉・トウモロコシ |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 保存料(ソルビン酸K)、着色料(二酸化チタン・赤色106号・黄色4号・黄色5号・青色1号) |
粒の大きさ | 10mm×8mm |
愛犬元気パックンは、お肉や野菜、小魚などの素材の旨みをそのままに、しっとりやわらかく調理したドッグフードです。
タンパク質やカルシウムなど、必要な栄養素がバランス良く摂取できる全成長段階に対応している総合栄養食。
グラン・デリやベストバランス、マナーウェアを販売しているユニ・チャームペットが販売している企業としての安心感もあります。
愛犬元気 パックン(全成長段階用)の評判は?Amazonの口コミをチェック
まずは高評価なレビューから!
便利です
注文から到着まで早いですし、ネットで買い物すると近くのペットショップで買うより持ち運びが楽です。
中は小袋に分かれていてたくさん買っても開封はそれぞれの小袋ですので衛生面も安心です。
ジャネット
出典:Amazon「愛犬元気 パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り 2.5kgレビュー」
毎回、嬉しそうにおねだりします
この餌に変えてから、餌は?というと、自分から餌の器のところに行って待っています。これまでは、しょうがなく食べていたのに、、、びっくりです。
Amazon カスタマー
出典:Amazon「愛犬元気 パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り 2.5kgレビュー」
毎回、嬉しそうにおねだりします
ドライフードが嫌いなうちの犬も喜んで食べてくれました。ドライフードより見た目にもおいしそうで、小分けされていて、使い勝手もいいです。
NEO
出典:Amazon「愛犬元気 パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り 2.5kgレビュー」
愛犬元気パックンを高評価するレビューをいくつか引用しました。「見た目がおいしそうで小分けだから使い勝手が良い」「嬉しそうにおねだりしてくる!」との意見が。
1袋500gずつで分けられており、使い切りやすいサイズが特徴的。進んでごはんを食べてくれない子もおねがりしてくれたりと、手ごろな価格でありながら食いつきが良いようです。
ネガティブな口コミは…
お腹こわします
ビーグルの子犬ですが、ロイヤルカナン、サイエンスダイエットを食べてましたが、量をたべるため試しに買って見ました。
食べてすぐお腹の調子が悪くなり、あげるのやめました。サイエンスダイエットに戻しました。
おとうさんキャンパー
出典:Amazon「愛犬元気 パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り 2.5kgレビュー」
リピートは無いです。
いつもはサイエンスダイエットをあげています。たまたま今回フードが無くなったので買ってみました。
前にも書いている方がいましたが、水を飲む量、尿の量が尋常じゃないほど増えます。食い付きを良くするために添加物がたくさん入っているのがとてもよく分かりました。
便もありえないくらい柔らかくなって、下痢の一歩手前くらいです。もう買いません。
びび
出典:Amazon「愛犬元気 パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り 2.5kgレビュー」
あげる度、体調不良になります
うちの犬2匹とも呼吸が荒くなり大量に水を飲み大量をオシッコをします。異常です。
食い付きを良くするため大量の香辛料、添加物が使われているのが犬を見て分かりました。
ほたる
出典:Amazon「愛犬元気 パックン ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り 2.5kgレビュー」
ネガティブなレビューを見てみると「食べてすぐお腹の調子が悪くなった」「添加物がたくさん…便がゆるくなった」「与えるたびに体調不良…」など、体調不良が出たとのレビューが多く見られました。
主原料が穀類のため消化不良でお腹がゆるくなってしまったのか、着色料などの添加物が影響しているのか判断することはできませんが、体に合わなかったようです。
引用していませんが、2.5kgの本商品を700円で購入できることに違和感を覚えている方も。どんな原材料が使われているのか、調査してみました。
愛犬元気 パックン(全成長段階用)の詳しい原材料と成分一覧は?
愛犬元気パックンの原材料
主原料 | 穀類(小麦粉、パン粉、トウモロコシ) |
---|---|
その他原材料 | 肉類(チキンミール、チキンエキス、ササミパウダー、ビーフミール、ポークミール)、豆類(脱脂大豆、大豆粉、おからパウダー)、糖類(ブドウ糖果糖液糖、オリゴ糖)、動物性油脂、ビール酵母、ハーブ、野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、魚介類(乾燥小魚)、プロピレングリコール、グリセリン、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、ナトリウム、リン、亜鉛)、乳化剤、保存料(ソルビン酸K)、pH調整剤(リンゴ酸、クエン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス) |
愛犬元気の商品パッケージには「ビーフとチキンWのうまみ」と表記されていますが、主原料は穀類(パン粉、小麦粉、トウモロコシ)です。肉類はすべてミールが使われており、豆類や野菜パウダーが使われています。
コスパは抜群な愛犬元気ですが、価格が抑えられているのは穀類が主原料だからでしょう。穀類は低コストでありながら、炭水化物源として活躍しタンパク質を補ってくれます。
犬の祖先のハイイロオオカミは肉食寄りの雑食だったことが分かっており、穀類の消化ができないというのは間違いですが、動物性タンパク質メインのドッグフードのほうが本来の食事に近くなります。
また、必須アミノ酸など体を作るのに必要な栄養素を含んでおり、穀物メインのフードよりも好ましいです。
添加物が気になる
合成保存料や合成着色料が使われているのも気になる点です。保存料は天然のものもしくは不使用、着色料はわんちゃんにとって必要ではありません。
これらはアレルギーを引き起こす要因にもなりうるため、使われていないドッグフードが好ましいです。
原材料の産地や品質が不透明
パッケージには国産と表記されていますが、都道府県などの詳細や品質について表記がありません。
原材料名だけでは穀物やミールについて評価することができず、ただ「コスパが良いドッグフード」という印象しか残らないのが残念です。
大切な愛犬の主食になりうるドッグフードだからこそ、産地や品質について詳細をHPやパッケージに記載しアピールしてほしいと感じました。
ドッグフード「愛犬元気パックン」の成分分析値
成分名 | 成分含有率 |
---|---|
タンパク質 | 20.0%以上 |
脂肪分 | 7.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 30.0%以下 |
粗脂肪量が10.0%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
愛犬元気 パックン(全成長段階用)の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に植物性タンパク質源である「穀類(小麦粉、トウモロコシ、パン粉)」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「ソルビン酸K」「二酸化チタン」「赤色106号」「黄色4号」「黄色5号」「青色1号」を使用しています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ミックストコフェロール」「ハーブエキス」が使われているため、安心して与えることができます。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、着色料である「赤色106号」「黄色4号」「黄色5号」「青色1号」が使用されています。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合、「20.0%以上」と、成犬のみ各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合、「7.0%以上」と、成犬のみ各基準を満たしています。
愛犬元気 パックン(全成長段階用)の賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:12ヶ月
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
愛犬元気 パックン(全成長段階用)の保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
愛犬元気 パックン(全成長段階用)の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 39g | 23円 |
2kg | 65g | 39円 |
3kg | 88g | 53円 |
4kg | 109g | 65円 |
5kg | 129g | 77円 |
6kg | 148g | 88円 |
7kg | 166g | 99円 |
8kg | 184g | 110円 |
9kg | 201g | 120円 |
10kg | 217g | 130円 |
15kg | 294g | 175円 |
20kg | 365g | 217円 |
30kg | 495g | 295円 |
40kg | 614g | 365円 |
50kg | 726g | 432円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
愛犬元気パックンは品質を判断できない原材料や着色料を使用しており、積極的におすすめすることはできないドッグフードです。
また、穀物メインのドッグフードのためアレルギーを持つ愛犬はもちろん、ごはんの消化吸収の良さを気にする飼い主さんは避けるべきでしょう。
穀物アレルギーを持つ愛犬には、グレインフリーかつ合成添加物不使用のドッグフードをこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。