「ダイヤモンド」はグレードで分けた「グレインフリーシリーズ」「ナチュラルシリーズ」「プレミアムシリーズ」の3種類を展開しているドッグフードです。
本記事では「ダイヤモンド グレインフリーシリーズ ビーフ&スイートポテト 全年齢犬用」に含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
目次
ドッグフード「ダイヤモンド」の商品概要
商品名 | ダイヤモンド グレインフリーシリーズ ビーフ&スイートポテト 全年齢犬用 |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 13200円(税込) |
内容量 | 6.35kg |
カロリー | 358kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から1年 |
生産国 | アメリカ合衆国 |
販売元 | 不明 |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | 牛肉 |
穀物 | 不使用 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 1cm~ |
ドッグフード「ダイヤモンド」とは?
自社生産のためリーズナブルな商品価格が特徴的なアメリカのペットフード会社です。
北米を中心に自社工場を持っており、品質管理を徹底するためにも、製造過程において様々なテストを行っています。
製造施設は5つですべてアメリカにあり、施設の州まで詳細に記載されていました。
ドッグフード「ダイヤモンド」の口コミは?
Amazonでの口コミを確認したところ、海外の方のレビューが多くありました。
総合的に良い口コミが多く、「食いつきがいい」「ちょうど良い価格」などの声が多くありました。
悪い口コミはほとんどありませんでしたが、「合わなかった」という声はありました。
ドッグフード「ダイヤモンド」の詳しい原材料と成分一覧は?
ダイヤモンドの原材料
主原料 | 牛肉 |
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その他原材料 | ラムミール、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、エンドウ豆粉、キャノーラ油(混合トコフェロールで保存)、トマト滓、亜麻仁、フィッシュミール、ナチュラルフレーバー、サーモンオイル(DHA源)、食塩、DLメチオニン、塩化コリン、タウリン、乾燥チコリ根、ユッカシゲラエキス、トマト、ブルーベリー、ラズベリー、乾燥ラクトバチルス・プランタラム、乾燥バチルス・サブティリス、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス、乾燥エンテロコッカス・フェシウム、乾燥ビフィドバクテリウム・アニマリス、ビタミンEサプリメント、鉄タンパク化合物、亜鉛タンパク化合物、銅タンパク化合物、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ化カリウム、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、マンガンタンパク化合物、酸化マンガン、アスコルビン酸、ビタミンAサプリメント、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、硫酸マンガン、セレン酸ナトリウム、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンB12サプリメント、リボフラビン(ビタミンB2)、ビタミンDサプリメント、葉酸 |
おすすめの犬や注意する点は?
主原料である「牛肉」は栄養の吸収率がよく、ヘム鉄が豊富で貧血対策をしたい犬におすすめです。
おすすめの犬
- 貧血体質な犬
- 肉アレルギーのない犬
- 免疫力を上げたい犬
一方でこの商品はグレインフリーのドッグフードではありますが、「製造過程にて微量の穀物が混ざる可能性がある」と公式に記載がありました。
穀物アレルギー持ちで不安な方は、使用を控えてみてもいいかもしれません。
ダイヤモンドの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 24.0%以上 | 26.7%以上 |
粗脂肪分 | 14.0%以上 | 15.6%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 5.6%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量が15.6%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「ダイヤモンド」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「牛肉」を使用しているます。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「ラムミール」「フィッシュミール」「食塩」を使用しています。
ダイヤモンドに使用されているすべての原材料と成分表は「ダイヤモンドの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「混合トコフェロール」が使われているため、安心して与えることができます。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「26.7%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「15.6%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ドッグフード「ダイヤモンド」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造から1年
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ドッグフード「ダイヤモンド」の保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「ダイヤモンド」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 31g | 75円 |
2kg | 53g | 127円 |
3kg | 71g | 170円 |
4kg | 88g | 212円 |
5kg | 105g | 252円 |
6kg | 120g | 289円 |
7kg | 135g | 322円 |
8kg | 149g | 358円 |
9kg | 163g | 391円 |
10kg | 176g | 422円 |
15kg | 238g | 572円 |
20kg | 296g | 711円 |
30kg | 401g | 962円 |
40kg | 498g | 1195円 |
50kg | 588g | 1411円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
リーズナブルな価格なうえ、犬の生育に必要な栄養価を十分に含んでいるので、おすすめできるドッグフードです。
1日あたり100円台の安い価格帯のドッグフードのほとんどは主原料に「穀物」を使用していますが、本フードは主原料に動物性タンパク質を含む「牛肉」を使用しているため高評価です。
さらにダイヤモンドは合成添加物を全く使用していない「無添加」の商品です。
タンパク質・脂質ともにAAFCOの定める最低基準を十分に満たしているので、成長期の愛犬にも問題なく与えることができます。
高コスパでおすすめできるドッグフードですが、ダイヤモンド社は過去にペットフードのサルモネラ菌汚染による大規模なリコールを起こしています。
同社商品に少しでも不安を感じるのであれば、こちらの記事で紹介している高品質なドッグフードもぜひ参考にしてみてくださいね。