セルフィンプレコは、アマゾン川全域に生息するナマズの仲間です。大きな尾びれや背びれが特徴的であり、泳ぐ姿が優雅で格好いいと熱帯魚マニアの間で人気がありますよ。セルフィンプレコは「オレンジスポットセルフィンプレコ」「マーブルセルフィンプレコ」など種類も多様です。
この記事ではセルフィンプレコの混泳や寿命や大きさ、適切な餌、水温、水質についてまとめました。
セルフィンプレコは混泳できる?
混泳できる熱帯魚
- 体の大きさで判断
尾びれや背びれが大きく優雅な容姿をしているセルフィンプレコは同族同士の混泳に向いています。他の熱帯魚であっても大きさが同じくらいだと基本的に混泳OKですよ。
あまりに小型な熱帯魚との混泳は避けた方がいいですが、セルフィンプレコが体長20cm以下の稚魚の頃なら混泳可能です。もともと大人しい性格をしていますが、成長に伴って徐々に気性が荒くなる習性があります。
成魚になると小さな熱帯魚は捕食の対象になりますし、食べずともいじめてしまいますので混泳には向きません。
セルフィンプレコの寿命や大きさは?
寿命
- 10年以上
大きさ
- 30~50cm
セルフィンプレコは長生きな熱帯魚で寿命は10年以上です。30~35年以上生きたセルフィンプレコも報告されていますよ。
成長すると30~50㎝にもなるとされる大きな熱帯魚としても知られています。ショップで売られている際には5~6㎝ほどの大きさですが、平均1年間に2cmのスピードで成長します。水槽の大きさには注意が必要ですね。
セルフィンプレコの餌は?
餌
- 雑食(なんでも食べる)
セルフィンプレコは原産地のアマゾン川流域では「植物」から「生物の死骸」まで、何でも食べる雑食性でした。
飼育下でもコケから流木、ほかの魚の食べ残しなど何でも食べてくれます。「赤虫」や「苔」など様々な餌を好き嫌いなく食べてくれるので飼育しやすいといえます。
ただ栄養の偏りを考え植物性をメインに、食いつきを見て肉食性の餌を与えるようにしてください。
セルフィンプレコ、適切な水温や水質は?
適切な水槽環境
- 水温:26~27℃(20~28℃でも可)
- 水質:pH6~8
セルフィンプレコは水質への順応性が高く、pH6~8と幅広いのであまり気にする必要はありません。混泳している他の熱帯魚に水質を合わせても良いです。
水温に対しても寛容で、20~28℃などアバウトな設定でも飼育可能ですが、一般的には26~27℃ほどが適切といわれています。
成長すると混泳はあまり向かない
セルフィンプレコは小さい時は混泳ができますが、成長に伴って気性が激しくなります。混泳は稚魚の時だけにしたほうがよいですね。
成長スピードが速く10年以上長生きするので、予想以上に成長して困る飼い主さんも。
飼育する前にどれだけ大きくなる種類なのか把握し、10年お世話できるかを十分に検討してみてください。