中南米原産の熱帯魚で近年、非常に注目を集めている熱帯魚エンドラーズ。多様な色彩は多くのアクアリストから評価され、飼育だけでなくブリードも活発におこなわれている品種です。
卵胎生メダカの一種であることから繁殖も簡単に行なえます。この記事ではエンドラーズの飼育に関して混泳や餌、寿命や、成長後の大きさ、水槽の飼育環境をまとめました。
エンドラーズは混泳できる?
エンドラーズは温和な性格の熱帯魚なので、ほとんどの熱帯魚と混泳させることができます。水草水槽などでもその鮮やかな体色は非常に綺麗で特に群栄している姿は見事なものです。
混泳の注意点
「大型魚」や「古代魚の仲間」、「肉食性の熱帯魚」や「性格がきつい熱帯魚」との混泳は避けてください。「エンゼルフィッシュ」や「ディスカス」など小型の熱帯魚に対して魚食性のある熱帯魚との混泳にも注意が必要です。
エンドラーズに攻撃を仕掛ける可能性がある熱帯魚は混泳を避けてくださいね。
エンドラーズの近縁種である「グッピー」との混泳も交配の観点からオススメできません。エンドラーズとグッピーを混泳させると互いに交配して、せっかくの血統が崩れてしまいます。
体色があまりキレイではない雑種で水槽がいっぱいになってしまいますので、混泳は避けてください。
エンドラーズの餌は?
おすすめの餌
- 人工飼料
- 冷凍赤虫
エンドラーズの餌にこだわりは特にいりませんが、栄養バランスの取れた人工飼料がオススメです。一般的な小型の熱帯魚用の餌で十分健康に育てることができますよ。
健康に育ててあげれば繁殖も自然に行うようになります。追加で「冷凍赤虫」などを与えても構いません。
エンドラーズの寿命や大きさは?
寿命
- 2~3年
大きさ
- 3cm
エンドラーズの寿命は2~3年程度です。基本的には水質の悪化にも強い種類ですが水替えを怠ったり病気を放置していたりすればもっと短命で終わってしまうこともありますよ。
「白点病」や「尾ぐされ病」「エロモナス症」にかかりやすいので病気を見逃さないように注意して飼育してあげます。
エンドラーズの飼育、水槽は?
水槽環境
- 水質:pH6.0~7.5
- 水温:23~27℃
pHや水温に関しては他の一般的な熱帯魚と変わらない範囲で飼育することができます。水質はpH6.0~7.5、水温は23~27℃程度なので、特別に調整する必要はありませんよ。
夏場の高水温や冬場の低水温には注意して冷却用のファンやヒーターを準備してあげる必要はあります。
初心者にも飼いやすいエンドラーズ
エンドラーズは性格も温厚で水質の悪化にも強く初心者におすすめな熱帯魚です。また繁殖も簡単なので挑戦してみても良いですね。
混泳のペアにだけ注意してください。グッピーとの混泳は水槽が彩られてキレイですが、雑種交配が起こってしまうため避けてくださいね。