カパーヘッドの特徴や毒性、生息地は?飼育例はある?

カパーヘッドは、別名「アメリカマムシ」とも呼ばれている毒ヘビです。

5種類の亜種が確認されているヘビで、過去には単為生殖をしたという記録も残っていますよ。

この記事では、カパーヘッドの特徴や毒性、生息地、飼育例はあるのかについてまとめました。

 

カパーヘッドの特徴は?

カパーヘッド8
大きさ 70~130cm
体色 赤褐色(赤っぽい茶色)
外見の特徴 三角形の頭
後頭部にある濃い斑紋
体全体を覆う綺麗な鱗

カパーヘッドの大きさは全長70~130㎝です。

日本のマムシと同じように三角形をしている頭部は「Copperhead」という名前の通り赤褐色(赤っぽい茶色)をしています。頭には胴体部分のような模様はありませんが、後頭部に濃い色をしたまだら模様が入っていますよ。

胴体は全体的に赤みがかっており、淡い褐色の下地に濃い暗赤褐色で縁取られた模様が入っています。模様の周りには細く白っぽい淡色のラインがあり、この暗褐色の模様を際立たせていますよ。模様は内側に向かってグラデーションのように少し薄くなっています。

体全体は綺麗な鱗で覆われており、赤色の舌は先が二又に分かれていますよ。

 

カパーヘッドの毒性は?

カパーヘッド2

毒性

  • 出血毒

別名のアメリカマムシという名前からもわかるように、カパーヘッドは出血毒を持っています。

主な生息地であるアメリカでは、カパーヘッドによる咬傷も多く発生していますよ。噛まれても死に至ることは滅多にありませんが、毒性はマムシの40倍ほどあり牙も長いため致命傷を負うことも少なくないです。

ただ、カパーヘッドが噛みつくのは最終手段であり、基本的には危険を感じると脅威が過ぎ去るまでじっとしていることが多いです。

我々が不用意に彼らのテリトリーに足を踏み込まない限り、滅多に咬まれることはありませんよ。

 

カパーヘッドの生息地は?

カパーヘッド4

主な生息地

  • アメリカ南東部~メキシコ北西部

カパーヘッドはアメリカ南東部からメキシコ北西部にかけて生息しています。

主に山地の斜面などにいることが多いですが、人家の近くや庭などにも現れることがありますよ。

 

カパーヘッドはペットとして飼育できる?

カパーヘッド3

カパーヘッドは毒ヘビなので、ペットとしての飼育は国内外において一般的ではありません。

飼育する場合は自治体に申請をして、飼育許可をとる必要がありますよ。

 

カパーヘッドの飼育には豊富な知識が欠かせない!

カパーヘッド10

カパーヘッドは赤褐色の体色がとても美しいヘビですが、毒を持っているので簡単に飼育できる生き物ではありません。

飼育を考えているのであれば、ヘビに関する豊富な知識や咬まれた時の対処法など知っておかなければならない事も多いですよ。また、過去には毒ヘビの無許可飼育による逮捕者も出ています。

飼育は難しいですが、ヘビをたくさん展示している動物園などの施設ではカパーヘッドを見ることが出来るところもあるのでぜひ訪れてみてくださいね。