インドコブラは、インドと周辺の国に生息している毒ヘビです。
四大毒蛇(よんだいどくじゃ)の一つですが、インドでは神聖なヘビとして大切にされていますよ。
この記事ではインドコブラの種類、野生下での餌や天敵についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でまとめたこと
インドコブラの体色の種類は?
体色の種類
- 褐色
- アルビノ
褐色
インドコブラの体色は褐色が多いです。
ただ、体色には個体差があり、淡褐色(ベージュ)~黒褐色(黒みがかった茶色)までの幅広い体色をもつ個体がいますよ。体の模様も淡褐色~黒褐色と様々で、目は黒色をしています。あごから腹部にかけては濁った白色~淡褐色で、腹部には褐色のまだら模様が入る個体もいますよ。
また、敵を威嚇するときに横に薄く広げる「フード」にも模様が入ります。眼鏡に似た模様ですが、個体によっては模様が二重になっていることもありますよ。
アルビノ
アルビノとは、色素欠乏のために白色または著しい淡色となった動物個体のことをいいます。
インドコブラにもまれに「アルビノ」が生まれますよ。体色は白色や淡いオレンジ色で、模様と目はオレンジ色になります。
インドコブラの餌、野生化では何を食べている?
野生化での餌
- ネズミ
- トカゲ
- カエル
野生のインドコブラは「ネズミ」「トカゲ」「カエル」を好んで食べます。
小型の哺乳類や爬虫類・両生類といった口に入る大きさの動物を捕食しますが、鳥や鳥の卵を食べることもありますよ。
獲物の体にかみついて牙から毒を入れ、獲物が麻痺するか亡くなるのを待ちます。動かなくなると大きな口を開けて丸のみしますよ。
インドコブラの天敵はいる?
天敵
- マングース
- クジャク
マングース
インドコブラの天敵としては、マングースが知られています。
マングースにはコブラの毒に対する耐性があるので、コブラの毒が効きません。ただ、戦っても必ずマングースが勝てるわけではないですし、コブラを主食としているわけでもないので滅多なことでは食べませんよ。
クジャク
クジャクはコブラの神経毒に対する耐性があるので、好んで毒ヘビを食べます。
このことから邪気を払う象徴として、仏教では孔雀明王の名で信仰の対象になっていますよ。
猛禽類
上記2つ以外にも、猛禽類は天敵といえるかもしれません。
ただ、かまれると毒に侵されてしまうので、かまれる前にインドコブラの頭を「わしづかみ」にします。コブラの息の根を止めてから食べますよ。
コブラの威嚇
インドコブラは威嚇をする時、体の前方1/3を持ち上げて「フード(長いろっ骨が張り出している首の部分)」を広げます。
威嚇をしても敵が去らない場合は、牙から水鉄砲のように毒を出しますよ。
繁殖期以外で人間を襲うことはないとされていますが、ペットとして輸入して飼う時には気をつけるようにしてくださいね。