サハラツノクサリヘビは、クサリヘビ科に属する猛毒を持ったヘビです。
目の上にある2本の角が特徴的(全ての個体にあるわけではない)で、普段は角を後方に倒していますが威嚇の際は角をピンと立てて相手をひるませますよ。
この記事ではサハラツノクサリヘビの種類、野生下での餌や天敵についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
サハラツノクサリヘビの体色の種類は?
体色の種類
- 淡褐色(砂色)
- 黄色
- ピンク
サハラツノクサリヘビは砂漠に住んでいるため、天敵に見つからないようにカムフラージュできる淡褐色(砂色)の体色をしていますよ。
背中には暗色のまだら模様が並び、目を横切るように同色の横ラインが入っています。
大きな体色の違いはないものの、微かに黄色がかった個体やピンクがかった個体も存在しますよ。
黄色やピンクがかっている個体は、砂色の体色をしている個体と比べると色が抜けたような印象があります。日光によく当たっている個体や脱皮前の個体に多いといわれていますよ。
サハラツノクサリヘビの餌、野生化では何を食べている?
野生化での餌
- 爬虫類
- 鳥類
- 小型の哺乳類
サハラツノクサリヘビの食性は肉食性です。
「トカゲ」や「小鳥」などの爬虫類や鳥類を主に捕食しますが、小型の哺乳類の肉も食べますよ。
横滑り運動(サイドワインダー)で移動し、砂中に身を潜めてさまざまな動物を襲ってエサとしています。
サハラツノクサリヘビの天敵はいる?
天敵
- スナネコ
サハラツノクサリヘビの天敵はスナネコです。
砂漠に分布する小型の野生ネコ科動物で、我々が普段よく見る猫と比べて顔の幅が広く耳が大きいですよ。
スナネコはヘビの餌である「ネズミ」「トカゲ」「カエル」「小鳥」を食べるほか、「サハラツノクサリヘビ」や小型のイヌ科動物である「フェネックギツネ」も捕食します。
サハラツノクサリヘビも毒で対抗しスナネコを撃退することもありますが、猫の素早さに毒を出す間もなく餌食にされてしまうことが多いですね。
ジャパンスネークセンターに行ってみよう!
群馬県太田市に日本唯一のヘビ専門テーマパーク「ジャパンスネークセンター」があります。
日本固有種をはじめ、外来種や国内では珍しい品種まで様々なヘビが飼育されており、サハラツノクサリヘビも飼育されていますよ。
本種は毒蛇であり、飼育には都道府県の許可が必要な特定(危険)生物に指定されているので、飼育の際は細心の注意と責任の重大さを自負する必要があります。
サハラツノクサリヘビの飼育をする前に一度訪れてみて本種の生態を知り、正しい飼い方や注意点などを相談するといいかもしれませんね。