「アイムス」は最新の栄養学に基づくドッグフードです。
この記事では「アイムス(IAMS)成犬用 健康維持用チキン 小粒」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。
目次
アイムス成犬用チキンの商品概要
商品名 | アイムス 成犬用 健康維持用チキン 小粒 |
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分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1,116円(税込)※Amazon価格 |
内容量 | 2.6kg |
カロリー | 377kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から16ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | オランダ |
販売元 | マースジャパン |
対応年齢 | 成犬用1歳~ |
メイン食材 | 肉類(チキン、家禽ミール) |
穀物 | 小麦、とうもろこし、大麦 |
酸化防止剤 | BHA、BHT |
人工添加物 | 不使用 |
アイムスシリーズを開発・販売しているのは、「シーザー」や「シーバ」などを取り扱うマース。
2016年の秋ごろに商品がリニューアルされ、原材料が大きく変更されています。より愛犬の健康をサポートしてくれるドッグフードに改良されました。
アイムス成犬用チキンの評判は?Amazonの口コミまとめ
良い口コミ
老犬がこれしか食べなくて粒の大きさとひらたさ?がちょうど良くたまに粒の大きさが違うものが入っていることがありますがとにかく食べてくれる!
清水勝彦
出典:Amazon「アイムス(IAMS)ドッグフード アイムス 成犬用 健康維持 小粒 チキン 1個(×1)レビュー」
うちのワンちゃんはこのフードのおかげか、これまで9年病気ひとつせず健康です。
tenndonn
出典:Amazon「アイムス(IAMS)ドッグフード アイムス 成犬用 健康維持 小粒 チキン 1個(×1)レビュー」
悪い口コミ
小粒とかいてあったので購入しましたが まったく小さくないです
Amazonカスタマー
出典:Amazon「アイムス(IAMS)ドッグフード アイムス 成犬用 健康維持 小粒 チキン 1個(×1)レビュー」
アマゾンですごく宣伝しているから目についてこの価格で愛犬が満足してくれればいいなーと思ったのですが
食いつきはまあまあ。うんちは便秘気味でした。リピートはしません。。
だにえる
出典:Amazon「アイムス(IAMS)ドッグフード アイムス 成犬用 健康維持 小粒 チキン 1個(×1)レビュー」
品質も価格も手頃でずっとアイムスでしたが価格が安く、パッケージが変わったと思ったら品質が悪くなったのが気になります。
ウンチも黄色になり下痢をしたりします。
愛犬長生きの為定期便はやめようと思います。
Amazonカスタマー
出典:Amazon「アイムス(IAMS)ドッグフード アイムス 成犬用 健康維持 小粒 チキン 1個(×1)レビュー」
口コミのまとめ
総合的に良い口コミが多く、価格の安さから長年愛用している方が見られます。
ただ、「食いつきがいい」「価格が安い」「小分けになっている」などの高評価な一方で、「便が臭くなった」「小粒ではない」「品質が悪くなった」などの声が目立ちます。
リニューアル後の原材料から、体質に合わなくなったわんちゃんもいることが分かりました。
アイムスは1.2kgがおよそ1,200円と比較的安く購入できるドッグフードですが、ミールや穀物がメインで原材料については不透明な点が多いのが気になります。
アイムス成犬用チキンがおすすめなわんちゃんと飼い主さんは?
リニューアル内容
リニューアル前 | リニューアル後 |
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肉類(チキン、ターキー) | 肉類(チキンミール、家禽ミール) |
トウモロコシ粉 | とうもろこし |
チキンエキス | 家禽エキス |
酸化防止剤(ローズマリー抽出物) | BHA、BHT、クエン酸 |
本フードは2016年の秋ごろにリニューアルされています。変更した部分を表にしてみました。
主原料の肉類にミールが使われるようになりました。
原料には品質の良いものしか使わないと記載がありますが、ならばもう少し明確に情報がほしいところです。
また、合成酸化防止剤のBHA、BHTが使われるようになった点は気になる方も多いのではないでしょうか。
以前は天然の酸化防止剤を使用していたので、不安視されるものを使うようになった点は残念です。以上からおすすめな犬や飼い主をまとめました。
- ✓鶏にアレルギーのない犬
- ✓穀物にアレルギーのない犬
- ✓安いドッグフードを探している人
商品の品質や安全性が見えにくいため、使用する際は愛犬の健康状態(便の状態など)をしっかり確認しながら与えるのをおすすめします。
価格の安さよりも、品質や安全面を考慮するのであればもう少し価格が高くなるピュリナシリーズなどが適しています。安心を買うという意味でも、ある程度の出費は必要かもしれません。
アイムス成犬用チキンの詳しい原材料と成分一覧は?
アイムスの原材料
主原料 | 肉類(チキン、家禽ミール) |
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その他 原材料 |
小麦、とうもろこし、大麦、チキンオイル、植物性タンパク、家禽エキス、乾燥ビートパルプ、乾燥酵母、フィッシュオイル、STPP (トリポリリン酸塩)、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、K3、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸) |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
アイムスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 25%以上 | 28.4%以上 |
粗脂肪分 | 14%以上 | 15.9%以上 |
粗繊維 | 4%以下 | 4.5%以下 |
粗灰分 | 8%以下 | 9.1%以下 |
水分 | 12%以下 | – |
粗脂肪量が15.9%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
アイムス成犬用チキンの評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「肉類(チキンミール、家禽ミール)」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「小麦」「とうもろこし」「大麦」「乾燥ビートパルプ」を使用しています。
アイムスに使用されているすべての原材料と成分表は「アイムスの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、「BHA」「BHT」を使用しています。これらには発がん性があるといわれていますが、ペットフード安全法で添加できる値が定められており、長期的に摂取しても健康被害は起きないとされているので問題ありません。
酸化防止剤は、天然である「クエン酸」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「28.4%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「15.9%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
アイムス成犬用チキンの賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造から16ヶ月
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
アイムス成犬用チキンの保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
アイムス成犬用チキンの体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 30g | 16円 |
2kg | 50g | 26円 |
3kg | 68g | 35円 |
4kg | 84g | 43円 |
5kg | 99g | 51円 |
6kg | 114g | 59円 |
7kg | 128g | 66円 |
8kg | 141g | 73円 |
9kg | 154g | 80円 |
10kg | 167g | 86円 |
15kg | 226g | 117円 |
20kg | 281g | 145円 |
30kg | 381g | 197円 |
40kg | 473g | 245円 |
50kg | 559g | 289円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
「アイムス」は低価格でラインナップが豊富な点は評価できますが、リニューアル後の原材料が変わったことにより、おすすめしにくいと言えます。
価格を抑えたフードを探している方や、品質にこだわらない飼い主さんにはおすすめできる商品ではあります。
アイムス以外のおすすめドッグフードはこちらの記事からご確認いただけます。
ただ、犬が消化を苦手としている原材料が使用されていることから、「ビートパルプ」「大麦」でカサ増しをしている可能性が考えられます。また、「小麦」や「トウモロコシ」はアレルギー性の高い穀物としても知られています。
上記の理由から、愛犬の健康状態に変化が出たらフードの変更をおすすめします。
穀物にアレルギーをもつ愛犬であれば別のフードを選択してあげてください。
完璧な栄養バランスと最高クオリティの原材料のみを使用した「プレミアムドッグフード」を与えることがおすすめですよ。詳しくはこちらにまとめています。