犬猫に続き、ペットとして日本で大人気のフェレット。
穏やかな性格の子が多い中、ときには手を付けられないほどやんちゃになる子もいます。
この記事では飼い主さんにぴったりの性格のフェレットを選ぶための5つのポイントと、選ぶ際の注意点をまとめています。
この記事でまとめたこと
フェレットを選ぶ、良いお店の選び方は?
フェレット選びにかかわらず、ペット選びはまず、販売している場所から探すことになります。
フェレットは飼いやすい性格の子が多く、人気のペットなので一般的なペットショップにも販売されていることが多いです。
里親募集も広く行われていますよ。
フェレットの里親募集まとめ
Googleの検索エンジンで「フェレット 里親」と検索すると、たくさんの里親募集サイトがヒットします。「ペットのおうち」「いたちなあたち」「ジモティー」などが規模が大きくおすすめですよ。
ただ、現在里親募集中のフェレットはあまり多くありません。「ぺっとのおうち」では415件のフェレット里親募集がされていますが、内里親募集中の案件は1件しかありません(2016年11月28日現在)。
フェレットの里親制度は大変人気な販売先であるといえます。里親募集掲示板は他にもいくつかありますので、日々更新される内容をチェックしてみてくださいね。
フェレットの里親、無料の場合が多い?
里親制度は無料譲渡が基本システムです。フェレットの場合も無料であることが多く、「ぺっとのおうち」では、かかるお金は受け渡し側の交通費のみです。
受け渡し期限が設定されていることがほとんどなので、かなり倍率は高いです。
フェレットを選ぶポイントは?
フェレットを選ぶポイント
- 年齢
- ファーム(種類)
- 性格
- 毛色
- 直感
年齢
フェレットの寿命は6〜8年です。できるだけ長く一緒に暮らすためには赤ちゃんのフェレットを選んであげてくださいね。ただトイレのしつけや噛みぐせの矯正をする必要があり、少し大変かもしれません。
しつけ等に自信のない飼い主さんの中には、2〜3歳の大人のフェレットを選ぶ方も多いですよ。フェレットは犬と違って、大人から飼い始めても飼い主さんになつきやすいのです。
ファームできちんと育てられていればトイレや噛みぐせのしつけも完璧にされています。
ファーム
ペットとして飼育するにあたって「避妊や去勢手術」「臭腺除去の手術」が済んでいるかは意外と重要な項目です。販売価格が安くても、手術費用にお金を取られてしまうこともあるからです。
有名なファーム出身であれば必要な手術は済んでいるので安心ですね。
性格
購入前には、元気な個体であるかを必ず確認してください。抱きあげて、実際に触ってみるのがオススメです。
爪が伸びていないか、耳垢がついていないか、その他目や口、肛門周辺に汚れがついていないかをくまなくチェックします。店員さんに最近の様子も聞き、総合的に判断してください。
毛色
フェレットの毛色は「セーブル」「チョコレート」「シナモン」「アルビノ」「シャンパン」「パンダ」など多種多様です。
中でも人気な毛色をもつフェレットには高い値段がつく傾向にありますよ。フェレットの毛色について詳しくはこちらを確認くださいね。
直感
性格やファームを考慮せず、「直感で選ぶ」というのもひとつの方法ですよ。
ペットショップにてフェレットの目をみたりケージの中での様子を確認したり、抱きかかえたりして決める方も多いです。フィーリングが合う「気がする」という直感も、ペット選びには大切な要素といえます。
フェレットを選ぶときの注意点は?
元気なフェレットを販売しているペットショップや里親募集がほとんどではありますが、残念ながらそうではない場合もあります。
一般の家庭で飼育するにはやはり、元気で飼いやすい子がおすすめですよ。そのために以下2つのことにはしっかり注意を払ってくださいね。
健康状態
「目やにが溜まっている」「爪が伸びすぎている」「お尻が汚れている」などの状態であれば飼育後にケアしてあげることができますが、「極端にやせている」「皮膚がカサカサ・アザのようなものがある」「ひげが短すぎる」などすぐに治療が必要な重大な症状をもつ子も中にはいます。
去勢・避妊手術
犬や猫と同様に、フェレットにも去勢・避妊手術(不妊手術)が必要です。
ひきとる前に不妊手術がきちんと済んでいるか、店員さんに確認することをおすすめします。
スーパーフェレットとは?
去勢・避妊手術と臭腺除去手術をどちらも終えているフェレットのことを「スーパーフェレット」といいます。
臭腺はマーキングのために強烈なにおいを放つ器官で、飼育向けのフェレットは手術で臭腺を除去することが一般的です。フェレットを初めて飼う方や一般的な日本の家庭で飼育を検討している方は、スーパーフェレットを飼うことをおすすめしますよ。
ノーマルフェレットとは?
去勢・避妊手術か臭腺除去手術のどちらか片方でもまだ終えていないフェレットのことを「ノーマルフェレット」といいます。
ノーマルフェレットを飼育することは大変です。
たとえば生理現象である「おなら」も、臭腺が残っているノーマルフェレットだと強烈なニオイがします。また、去勢・避妊手術をしていないため、第二次成長期が訪れスーパーフェレットよりも大きく育ちますよ。
フェレットにとっても飼い主さんにとっても幸せな選択を
いかがでしたか。
この記事で紹介した選び方にそって、飼い主さんの暮らしやペット像にぴったりのフェレットを選んであげることが、フェレットにとっても幸せとなります。
まだペットを飼育したことがない人でも、スーパーフェレットであれば飼いやすいのでおすすめですよ。