細長い胴体と、丸い顔がかわいいフェレット。フェレットを家族に迎え入れ、ペットとして飼うためには、しつけが重要です。この記事では、フェレットの問題行動を少なくするためのしつけのポイントをまとめました。
フェレットに必要なしつけは?

フェレットに必要なしつけ
- トイレ
- 噛み癖
1つ目はトイレのしつけです。フェレットは肉食なので、排泄物のにおいが残りやすいです。また、1日に複数回トイレに行くので、毎回同じ場所で用を足すようにしないと、後始末が大変になってしまうのです。
2つ目は噛み癖のしつけです。フェレットの歯は鋭く、強く噛まれると血が出ることもあります。女性や小さい子供がいる家庭の場合は特に、噛み癖に注意をしてくださいね。
これらのしつけはフェレットが小さいうちからコツコツ教えていくことが必要です。
フェレットのトイレのしつけ、方法は?

フェレットのトイレのしつけは、フェレットの習性を利用すれば簡単です。フェレットはウサギと同じで、部屋の隅やケージの隅などに用を足すのを好む習性があります。ケージの隅にトイレを設置し、糞を集めて何個かトイレの中に置いておきます。
広すぎるスペースだと、フェレットが動き回ることを楽しんでしまい、トイレの場所がどうでもよくなってしまいます。トイレを初めて覚えさせるときは、部屋の中ではなくケージの中で覚えさせるようにするのがオススメです。
しつけをしている期間は、ケージ内でトイレを済ませたのを確認した後にケージから出してあげるようにすると、トイレの失敗を減らすことができます。
トイレの間隔は体調によって異なることがあります。下痢などによる体調不良の時は、トイレの間隔が短くなる傾向にあります。トイレの間隔からも健康状態を把握できるので、普段から観察しておいてくださいね。
フェレットのトイレのしつけ、注意点は?

トイレのしつけで注意するポイントは、してはいけない場所で用を足したときに、すぐに注意することです。トイレを失敗してから時間が経過してから注意しても、フェレットは何を怒られているのかを理解できません。
ストレスを感じてしまうこともあります。注意するときは、大きな声で叱るようにしてください。
ポイントはフェレットの名前以外で大きな声を出すことです。フェレットの名前を大声で叫んでしまうと、「名前を呼ばれると叱られる」という条件付けがされてしまって、名前を呼んでも寄って来なくなってしまうからです。
トイレの掃除はこまめに

可愛いからといってトイレのしつけをしなかった場合、清潔な環境を保てなくなります。不潔な環境だと、フェレットも飼い主も気分が悪いですよね。長い期間かわいがるためにも、愛情をもってトイレのしつけをしてあげてくださいね。
フェレットが排泄をする間隔は短く、1日に何度もトイレに行きます。そのままにしておくと臭いも残りますので、清掃をする時間を決めておくのもオススメです。トイレのケア以外にもフェレットの飼育に関して知りたい方はこちらです。
フェレットの噛み癖のしつけ、方法は?

噛み癖を直すしつけは、トイレのしつけと同じく重要です。フェレットは肉食で歯が鋭く、噛まれると痛いです。小さいうちからしつけをしておかないと、人の手やケージなどを噛む癖がついてしまって問題になります。少しずつ、時間をかけて周りのものを噛んではいけないと覚えさせていく必要があります。
フェレットに噛み癖がある理由は以下とされています。
・体のどこかが痛い
・歯が生え変わる
・甘えているつもりでいる
・新しい環境に慣れていない
・ストレスが溜まっている
人間と同じように、フェレットも新しい環境に慣れるまでに時間が掛かるのです。噛み癖を直すしつけは、トイレのしつけと同様に噛まれた瞬間に注意を促すようにしてくださいね。
フェレットの噛み癖のしつけ、注意点は?

甘えているつもりで噛んできても、甘やかすのはやめてください。まだ幼いからという理由で怒るのをやめたり、大きくなってから噛み癖を直せばいいと考えたりするのはのちのちの問題になることもあります。
一貫した態度をとらないとフェレットも混乱しますので、問題行動がエスカレートしたり、なつかなくなったりする可能性があるのです。
小さいうちから、やって良いことと、いけないことに一貫した態度でしつけを行なっていくことが大切なのです。
フェレットのしつけは小さなうちに終わらせよう
問題行動がみられたらすばやく注意することが大切ですが、フェレットは素早い動きで家具と壁の間などに隠れることがあります。怒られると反射的に逃げてしまうこともありますので、しつけをしている間はなるべく部屋に隙間を作らない工夫をするのがオススメです。
トイレを定位置で済ませ、噛み癖の少ないフェレットであれば、小さい子供や来客がいても安心ですよね。根気強くしつけを続けて、小さなうちに終わらせるようにしてあげてくださいね。